選挙ブログ

選挙を中心に政治の話題を取り上げていきます

参院複数区予想~第2回

2007-01-30 | 参院選予想
朝日新聞
 自民党は、今夏の参院選岐阜選挙区(改選数2)への立候補を表明した藤井孝男元運輸相について、「党本部推薦」を出す方針を固めた。藤井氏は、郵政民営化法案に反対して自民党を離党、05年の衆院選で落選した。党執行部は、安倍内閣の支持率下落を懸念して、参院選前には、藤井氏ら「落選組」の復党を認めない方針を決めているが、推薦を出すことで、実質的に自民党候補となる。

 今夏の岐阜選挙区で、党本部は現職の大野つや子氏を公認する見通し。同党は岐阜のような2人区でも公認候補は原則1人としているが、岐阜県連が藤井氏の推薦を求めていることもあり、党本部も推薦ならば大野氏とすみ分けができる、と判断した。

 藤井氏推薦の方針は、すでに衆参の党幹部が了承し、藤井氏本人に伝えたという。同党幹部は「推薦であって、公認でも復党でもない」と、あくまでも「無所属候補」であることを強調する。ただ、推薦で「お墨付き」を与えることで、事実上の復党といえそうだ。

=修正=
 

岐阜 民主・自民(確実=自1・民1)

 平田40藤井35大野25

参考・参院複数区予想~第1回

参院補選・1人区予想~第3回

2007-01-30 | 参院選予想
沖縄タイムス

選考委が決定 県議反発 与党分裂状態
参院補選 島尻氏擁立


 四月の参院補選に向けて、自民党県連や経済界の候補者選考委員会(委員長・西銘順志郎県連会長)は二十八日、那覇市議・島尻安伊子氏(41)で候補者一本化を決めた幹事会の意向を尊重する方針を多数が支持、擁立を決めたと発表した。選考委代表は近く島尻氏に出馬を正式要請する。しかし、参加した県連執行部の県議は「県議団のほとんどが反対した。議論が必要。決定は拙速だ」と反発。その後開かれた記者会見で、「選考委の決定に加わっていない」とし、選考委決定は容認できないと主張した。与党の候補者人選は分裂状態に追い込まれた。
 選考委では、幹事会座長の仲村正治衆院議員が選考過程を説明、島尻氏一本化を報告した。一方、同委に先立って議員総会を開いた自民党県議からは「議員総会で『島尻氏は知名度が低く、自民党とともに選挙を戦った機会がほとんどない』『市町村議員の支持が得られない』などの意見が出た」と反発。島尻氏の擁立に難色を示し、検討に時間が必要と主張した。

 結局、「幹事会で全会一致で決定し、議論は出尽くした」との意見が出て、選考委幹部が「幹事会決定を尊重する」ことで採決を取り、賛成十五人、反対二人の多数決で島尻氏擁立を決定した。

 選考委員長の西銘会長は「反対の意見はあったが、感情的なしこりを解消し、勝てる態勢の構築を目指したい」とした。

 一方、採決に反対した外間盛善会長代行や新垣哲司幹事長らは「県議では反対が強く、説得の時間が必要だった。選考委の決定は容認できない。議員総会で今後の方針を討議する」とした。

=見解=

 はっきり言って、分裂してまで立てるような候補ではありません。
 分裂無しでも苦しいのに、これでは勝機は福島並みです。

=修正=

 補選・沖縄  民主 有力75

参院補選・1人区予想~第2回参院補選・1人区予想~第1回

07那珂市長選

2007-01-29 | 茨城・栃木・群馬
 1月28日、那珂市長の投開票が行われた。

=開票結果=

 小宅近昭が4選。
 会社員の福田耕四郎、前市議の高畑道英、会社役員の武藤博光を破る。 

当選 10461 小宅 近昭 無・現4

落選  7668 高畑 道英 無・新

落選  5487 福田耕四郎 無・新

落選  2456 武藤 博光 無・新

(投票率 58%)

07厚木市長選

2007-01-29 | 東京・神奈川
 1月28日、厚木市長の投開票が行われた。

 自民系同志の一騎打ちとなった。

=開票結果=

 前県議・小林常良が初当選。現職・山口巖雄を破る。

当選 44307 小林 常良 無・新1

落選 33427 山口 巖雄 無・現3 =自・公

(投票率 45%)

=見解=

 自公組織が推す候補が惨敗。
 有権者が、自公組織に乗った市政より、変革を求めた形だ。

 変革の機運に加え、自民系の分裂。
 衆院16区補選で健闘した民主にとって、候補者を立てられなかったのは悔やまれる。

愛知県 ~ 地域別勢力図

2007-01-28 | 静岡・愛知・岐阜
1区   民主  民主
2区   民主  民主
3区   民主  民主
4区   民主  民主
5区   民主  自民


名古屋市 
清須市
北名古屋市 


6区   民主  民主
 
春日井市  
犬山市   
小牧市


7区   民主  自民
   
瀬戸市   
大府市      
尾張旭市  
豊明市     
日進市  


8区   民主  自民

半田市  
常滑市   
東海市
知多市    


9区   自民  自民

津島市
稲沢市
愛西市
弥富市


10区  自民  自民

一宮市
江南市
岩倉市


11区  民主  民主

豊田市  


12区  自民  自民
岡崎市   
西尾市


13区  自民  自民

碧南市
刈谷市
安城市
知立市  
高浜市 



14区  民主  民主

豊川市
蒲郡市
新城市
   

15区  自民  自民
豊橋市   
田原市
 

07県議選~福島 ~展望

2007-01-28 | 宮城・山形・福島

 県議選の定数は現行と同じ58。

 合併に伴う選挙区変更が見送られ、一部の郡・市では新市の有権者が郡の候補に投票する。
 佐藤知事誕生で与党になった民主党が積極的に候補を擁立する方針で、県政野党に転じた最大会派・自民党と各選挙区でつばぜり合いを繰り広げそうだ。

 自民党は、引退する1人を除く現職31人のほか、元議員1人(郡山市)、新人2人(西白河郡、いわき市)を公認。
 さらに、郡山市で新人が出馬の意向を示す。
 現職が引退する福島市と、本宮市長選のため現職が辞職した安達郡でも後任擁立を図る。
 双葉郡補選で落選した新人の公認について対応を検討中。
 公認候補がいない4選挙区についても、候補を擁立する構えだ。

 民主党は、公認候補を前回の4人から10人以上に増やし、都市部では複数候補を擁立する方針。
 また、同党系無所属を含めた県議会会派「県民連合」としては25人前後の擁立を目指す。
 公認したのは、現職6人と、引退する現職の後継の元議員1人(須賀川市)、新人3人(福島、会津若松市、双葉群)。 
 福島、喜多方、安達でも新人を立てる方向で調整中。

 社民党は現職3人に新人2人を加え、同党単独で代表質問などができる交渉会派(5議席以上)になることを狙う。
 
 公明党は郡山市の現職1人が引退し、代わりに新人1人を擁立。現有3議席を守る戦いとなりそうだ。
 
 共産党は現職2人を含む6人を公認候補とし、交渉会派復帰を目指す。

 県民連合を除く無所属では、現職4人の出馬が見込まれている。
 また、市民団体が福島市から新人1人を擁立する。

07守山市長選

2007-01-28 | 京都・滋賀
 1月28日、守山市長選の投開票が行われる。

 新幹線新駅否定派の山本利男と、肯定派の山田亘宏の一騎打ち。
 前回、相乗り市長を破り、改革派として名を馳せる山田と、元市議会議員5期の
山本の一騎打ち。
 山本は、新幹線などを争点に「市民不在の市政」と訴える。
 山田は、新幹線に一定の理解を見せ、1期4年の実績を訴える。

=前回選挙=

 現職・甲斐と新人・山田の一騎打ち

【甲斐】

 甲斐陣営は、二期八年の現職、自民・民主・公明・連合滋賀・各自治会の推薦を取り付け、市議も共産二人と山田を除く十九人が応援するといった磐石の体制だ。
 市会議員が市政報告会の形で、甲斐のミニ集会を二十~三十カ所で開催。
 また、第二次ローラー作戦を実施し、後援会だよりや後援会入会の勧誘はがきなどを全戸配布した。
 さらに、千人規模の後援会総集会を守山市民ホールで開催、山田陣営の戦意喪失を目論む。
 一方、女性票は、宇野治県議の後援会の女性組織を活用し、掘り起こしに力を注いでいる。

 甲斐市長自らが一軒一軒しらみ潰しに訪問。
 また、市会議員による動員をチェックするため、総集会でも整理券を発行し、参加者の管理を徹底させた。。

【山田】

 どの政党からの推薦も受けず、市会議員や県会議員の応援もない山田陣営が頼りとするのは、60%を占める無党派層だ。
 このため、市内の団地、マンションをくまなく回るとともに、駅前で朝立ちを続けた。
 陣営の運動の担い手は、山田が理事長を務める高齢者のデイサービスを行うNPOの利用者やホームヘルパー講習会の受講生ら。

 守山の草津・栗東両市からの立ち後れ、一部市議の傀儡としての甲斐市政、水道水汚染特定を求めた団体に対する補助金の停止を公言した問題、などを批判の対象とした。

【開票結果】 

当選 山田亘宏 154 無・新

落選 甲斐道清 121 無・現 =自・民・公

(投票率54% 過去最低)

=見解=

 ベットタウンとしての機能が強まったせいか、投票率は過去最低。
 しかしながら、「改革派」新人の山田が勝利した。
 実績を訴えた市長および既存団体のいう「実績」が、一般市民の目には映らなかった。
 他のベットタウンの例外に漏れず、守山でも「変革」が求められているのだ。 

=開票結果=

当選 山田亘宏 189 無・現
   
落選 山本利男  63 無・新

(投票率46% 過去最低)

=見解=

 「改革派」市長といわれる山田が、「市政を市民の手に」と挑まれる構図。
 山田の「改革」に合格点がついた形。
 遥か以前に市議を退いた山本に6000入ったことを反省材料とし、さらなる改革を期待したい。
 山下は孤独な戦いとなったが、「新幹線反対」を掲げるのであれば、余呉町長選のような方式を模索する必要があったのではないだろうか?

07筑紫野市長選

2007-01-28 | 福岡・佐賀・長崎
 1月28日、筑紫野市長選の投開票がおこなわれる。

 候補者は、現職・平原四郎と、新人で元市議会議長・田中允、新人で元大川市長・中村晃生である。
 12年ぶりの三つどもえとなった。

 平原の第一声には、元副知事・林照雄、筑紫地区の首長、筑紫野市議が駆けつけた。
 中村は、地元選出の衆議院議員や県会議員、支援者らを前にあいさつ。

=筑紫野市=

 福岡市のベッドタウンで、久留米市へのアクセスも良い。
 JRや西鉄電車を利用するにも便利がよく、人口増加率は県内屈指。

=平原市政=

 平原は市議会議員を長期勤め、共産・社民など革新系の支援を受け当選。
 公用車廃止など歳出削減により、財政改革を進める。
 革新市長だけに情報公開にも力を入れる。

【平原】

 革新系団体・市民団体が支援

【田中】

 自民系市議が支援

【中村】

 自民衆院議員・原田が支援


 勝負の分かれ目は、無党派層か?

=開票結果=

 平原四郎が再選。
 元大川市長・中村晃生、元市議会議長・田中允を破る。
 確定得票数次の通り。

当選 19399 平原 四郎=無現2

落選  8925 中村 晃生=無新 =自

落選  7262 田中  允=無新 =自

(投票率 47%)

=見解=

 革新市政の継続。
 既に、焦点は保守と革新にはない。
 改革か非改革にある。
 旧来権益をもっていた層を崩壊させ、市民が平等に権限を享受できる。
 その達成の度合いが、信任に繋がる。
 
 分裂した自民党陣営であるが、低投票率の中、両者併せても現職に及ばず。
 得票は、原田衆院議員が推した中村が、市議会議員の田中を上回る。

 ベットタウンでは、「中央とのパイプ」で何かしてもらおうとする機運より、市政が平等になされているか否かに焦点が当たりやすい。
 大物を出陣式にかき集め、その余波でもって当選するという図式にはない。

 http://blog.goo.ne.jp/yaoyorozu_001/e/e482d1f9c931a585970bb9cf0f618692にしろ東大阪にしろ、革新市長はかなりしたたかである。
 国政の空虚な論陣がウソのようである。
 

07北九州市長選  

2007-01-27 | 福岡・佐賀・長崎
 北九州市長選は、2月4日に投開票される。
 候補者は、自公・柴田高博、民主・北橋健治、共産・三輪俊和である。

=経緯と構図=

【労使一体】

 北九州市では民間労使一体の市長選が、40年間続いてきた。
 発端は、66年の、市職員労働組合のストである。
 これを切っ掛けに、民間労組と官公労との間に、亀裂が入った。
 67年市長選で、民間労使統一候補として自民・民社推薦の谷伍平が当選する。
 これが市長選における民間労使共闘の始まりである。
 
 末吉市長初当選の87年まで、自民と社共を軸とした保革の構図は残っていが、2期目の91年以降、共産を除く各党が末吉市制の総与党となる。
 そして現在、北九州市議会は自民・民主・公明で与党を形成している。
 
【労使分裂】

 国政では、自民、民主の2大政党化が定着してきた。
 それでも、市長選での自民・民主対決は、現実味に乏しいと思えた。
 しかし、小沢一郎の「相乗り禁止原則」が状況を一変させる。
 
 末吉市長は『労使一体』は北九州の財産とし、後継の一本化を要請していた。
 しかし、民主は、小沢指令により自民への相乗りができない。
 こうした中で、民主は、自民の北橋支持による一本化を目論む。
 この形での相乗りならば、小沢の理解も得られると踏んだからだ。
 
 しかし、自民にとって北橋での一本化は、乗れない案であった。
 自民には衆議院選で戦ってきた北橋への反発は予想以上に大きかったのだ。
 反北橋の観点から、末吉の6選を支持する向きさえ出てきた。
 そんな中で、自民は、柴田を独自候補として擁立することになる。
 
 こうして、来年の北九州市長選は選は自民・民主対決の構図となった。 
 北橋を支援してきた新日鉄は、関係企業に対し北橋を支援しないよう要請した。
 民間労使一体型選挙の終焉を迎えた。

=見解=
 
 民主は、愛知同様、強固な相乗りを崩してまで「賭け」にでた。
 参議院福岡選挙区が2人区なため、福岡市・北九州市・福岡県の首長選が大一番である。 
 
 労使一体が崩れたのは、民主・北橋にとって不利要素といえる。
 だが、自民・柴田は官僚出身である。
 「北九州市民党」という観点からは、知名度・実績から北橋に分がある。
 
 自公が組織力で民主・北橋を圧倒する有利な展開である。
 しかし、地元のリーダーとして、民主・北橋には知名度・実績がある。
 自公は柴田の官僚色をいかに打ち消すかが課題になる。 

 注目は「小倉の庄ちゃん」こと自見庄三郎元郵政大臣である。
 前回は優勢注目区となってしまい、大逆風の中で落選となったが、北九州における地盤は強固であり、郵政・医療など職域団体からの信頼も厚い。
 
 国民新党本部は民主党との共闘を打ち出しているが、その本音は「有利な条件での自民党復党」である。
 民主党が自民党を追い詰めることは歓迎だが、自分の足元が崩したくはない。
 しかし、民主の北九州市長選勝利をステップにした参議院での躍進がなければ、その復党自体がかなわない。
 当面、国民新党・自見の動きを注視していきたい。


=福岡市長選=

 民主・吉田が自民現職・山崎を破る。 
 
=展開=

社民党福岡県連合は、北九州市長選に立候補を表明している元民主党衆院議員、北橋健治の推薦を決めた。

(1月18日)

 北九州市長選で、自見庄三郎・元郵政相が代表の政治団体「市民連北九州」が、市長選に立候補する前民主党衆院議員の北橋健治の推薦を決めた。
 市民連北九州は超党派での政治活動を目指して設立。
 05衆院選で自見を支援した自民系会派の市議のほか、民主系会派の市議らが参加している。
 北橋は「市民党」を掲げて保守層の支持も取り込む構えで、自見は「市民の目線で地方政治に取り組む北橋氏を応援する」としている。
 国民新党も北橋氏の推薦を検討している。
 
 市議会の自民党系会派は議長選や05年衆院選を巡るしこりから、市民連北九州に加わった会派と、柴田氏の擁立で中心的役割を果たした会派とに分裂している。

=見解=(1月19日)

 組織戦で劣勢に立たされていた北橋にとって、この上ない朗報。
 北橋が組織力で柴田に迫れば、知名度・実績からは、俄然有利だ。
 しかし、実力者自見が、郵政選挙で自・公の落下傘に敗北した土地柄。
 実績・知名度に胡坐をかかず、市民に争点を示すことが、勝利に繋がる。


=久留米市長選=(1月20日)

 民主は独自候補を立てず、自民党との相乗り。
 無投票で、現職が当選の見込み