選挙:広島市長選 連合広島が秋葉忠利氏を応援 /広島
連合広島(宮地稔会長)は2日、4月8日投開票の広島市長選で、前回選同様、秋葉忠利・前市長を応援すると発表した。19日の執行委員会で正式決定する。宮地会長は「核兵器廃絶に向けた連合の運動に協力していただいており、今までの取り組みも評価できる」と説明した。
秋葉氏から推薦要請はなく、方法は各組織の判断に委ねる。連合広島地域協議会に参加する同市内の組合員数は約6万人。
毎日新聞 2007年3月3日
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<広島市長選>秋葉氏3選出馬表明
今回から統一地方選に合わせて行われる広島市長選で、秋葉忠利・広島市長(64)は2期目の任期満了を迎えた22日、3選を目指して立候補することを明らかにした。秋葉氏は広島修道大教授などを経て、90年に旧社会党から衆院議員に初当選。99年に同市長に初当選した。
毎日新聞
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広島市長が3選出馬へ 5人の争い
広島市の秋葉忠利市長(64)が、4月の統一地方選で実施される市長選に3選を目指し出馬する意向を固め、関係者に伝えたことが13日、分かった。
秋葉市長は同日、取材に対し「検討している。後ろ向きだったら辞めている。結論が出たら正式に表明する」と述べた。
秋葉市長は大学教授や衆院議員を経て、1999年に初当選した。
市長選には、自民党参院議員の柏村武昭氏(63)と広島市議の大原邦夫氏(57)のほか、会社員前島修氏(33)、不動産業荒木実氏(63)が立候補を表明している。
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2007年02月13日20時48分
自民市議が市長選選対本部
2007年2月6日(火)10:00
広島市長選に向け、自民党籍を持つ広島市議が5日、党推薦候補の参院議員柏村武昭氏(63)を支援する選挙対策本部を発足させた。藤田博之議長が本部長。広島市議を辞職した大原邦夫氏(57)を推す市議の一部は会合を欠席し、足並みの乱れを抱えた始動となった。長期欠席中の2人を除く29人をメンバーとしたが、議会棟で開いた発足会合には29人のうち大原氏支援で動いている市議を含め5人が欠席した。
(中国新聞)
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2007年1月31日
選挙:広島市長選 大原氏出馬表明、保守分裂の様相 自民市議、胸中複雑 /広島
広島市長選に出馬を表明した広島市議の大原邦夫氏は30日会見し、
「現在の事業をすべて見直し整理することで、広島市を根こそぎ改革する。後戻りできないという不退転の気持ちで戦いたい」と抱負を述べた。
大原氏は「(秋葉忠利)現市長の2期8年で解決した問題は非常に少なく、市長は結果責任を取るべき」と主張。
平和行政については「核兵器廃絶を訴えるのは、広島にしかできない最大の仕事」として、
国際NGO「平和市長会議」への国内都市の参加を求めることや、全国の平和NPOのネットワーク作り支援などを掲げる。
新球場建設は「09年4月オープンを厳守しながら、90億円で本当に出来るのかなど、予算の見直しも含めて検討する」と述べた。
大原氏には、自民党系市議の一部が応援する意向を示している。
同党は柏村武昭参院議員を推薦しており、保守分裂の可能性が高まっている。
大原氏は、柏村氏について「経験は豊富だが、地方行政への基本的な考え方や具体的な政策をなかなか出されない。市政を変えなければという同じ立場なので、切磋琢磨(せっさたくま)しながらともに戦いたい」と述べた。
また「議員同士の議論と離れたところで候補者が選ばれたことが、今日の結果を招いたのではないか。もっとオープンな形だったら、こんなことにはならなかったのに残念」と話した。
大原氏は無所属で出馬。
「支援してもらえるなら、政党を問わずお願いしたい」と述べた。
大原氏の出馬表明を受け、自民党系市議の一人は「また情けない状況を繰り返すのか」としながら、
「党は締め付けを強めてくるはず。自身の市議選を目前にして、それでも反発する議員が実際どれだけいるだろうか」と指摘した。
また別の自民党系市議は「柏村さんの知名度がなければ、勝てない。ただ大原さんは市議仲間で広島をよく知っており、難しくなる」と複雑な表情を浮かべた。
(毎日新聞)
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市長選、自民分裂に危機感
2007年1月31日(水)10:00
広島市長選で参院議員の柏村武昭氏(63)を推薦する自民党が、広島市議大原邦夫氏(57)の参戦に神経をとがらせている。党籍を持つ31人の広島市議のうち、6人が支援の構えをみせているからだ。広島県連は、現職の秋葉忠利氏(64)も「必ず出てくる」と判断、一本化して3選を阻止するシナリオを描いていたが、その戦略の練り直しも迫られる情勢となり、「造反分子」に厳罰で臨む方針を強めている。
(中国新聞)
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大原氏が広島市長選出馬表明
2007年1月31日(水)10:00
広島市議の大原邦夫氏(57)=南区選出=は30日、中区の市役所議会棟で記者会見し、4月8日投開票の広島市長選に無所属で立候補することを正式表明した。大原氏は「立候補を促す声や、選挙の選択肢を増やしてほしいという要請が届いている」と決断の理由を説明。そうした声の底流には、財政難を理由に事業を動かさない今の市政に問題があると指摘、「広島を変えたい。根こそぎ改革を進める」と決意を述べた。
(中国新聞)
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広島市長選:市議が出馬表明 4月8日投票
2007年1月30日 20時36分
4月8日投開票の広島市長選に、広島市議の大原邦夫氏(57)=無所属=が30日、立候補することを表明した。大原氏は「市民の間に広がる閉塞(へいそく)感を打破するため、大勢の市民の参画で広島を変えたい」としている。大原氏はNHK記者などを経て、95年同市議に初当選。現在3期目。
(毎日新聞)
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選挙:自民県連選対、立候補予定11人を公認・推薦 /広島
2007年1月25日
自民党県連の選挙対策委員会が24日、中区のホテルであり、今春の県議選や広島・尾道両市議選に立候補予定の計11人の公認と推薦を決めた。
県議選で中区から出馬予定の新人候補1人の扱いは今後協議するという。奥原信也・幹事長は「原則的には現職を公認、新人を推薦とするが、一部の候補者については、選対委員のメンバーから意見があり協議することになった」と話した。また、広島市長選などについて「党公認候補以外の候補を応援した場合は除名や離党勧告も含めて処分する」と述べた。
(毎日新聞)
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10月28日
柏村参院議員が広島市長選出馬へ…週明けにも正式表明
自民党の柏村武昭参院議員(広島選挙区)は27日、来年2月に任期満了となる広島市長選へ出馬する意向を固めた。週明けにも正式表明する。
柏村氏が市長選出馬のため、議員を辞職・失職しても、公職選挙法の規定により来年春の参院広島補選は行われない。
(読売新聞)
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広島市長選まで半年 候補選び過熱
8月22日 (火)
広島市の秋葉忠利市長(63)の二期目の任期が二十二日、残り半年になった。市長は三選への立候補について沈黙を貫いているが、秋葉市政への批判を強める市議らは「意欲は十分」とみて、対立候補を擁立する構えを見せる。市長選の投開票日は来年一月下旬から二月上旬の見込み。日程をにらめば九月が擁立の一つのポイントになるとして、「勝てる人材」選びが熱を帯びてきた。(林仁志)
「アンチ市長」の立場を鮮明にする自民党系市議が、勢いづいている。六日にあった長野知事選。「改革派」「県民党」を掲げた田中康夫氏が、自民党が推す元衆院議員に敗れ、県政の舞台から退場することになったからだ。
「長野の結果は(秋葉市長にとって)衝撃だろう。いつまでも改革では有権者は疲れる。広島でも似たようなことは起きる」とベテラン市議は興奮気味に語る。
田中氏と類似点
無党派層に軸足を置き、旧来型政治との決別を宣言。ダムを無駄な公共事業の象徴と位置づけ、建設を中止した。議会や既成団体との対決を逆に自身への支持に結びつけた。その田中氏と、秋葉市長の選挙・政治手法は似通っており、市長選の勝機も見いだせるとの論法である。
市長に近い人物はそうした見方について、「ある意味、的を射ている」と語る。市長は田中氏の発想、実行力を高く評価していたという。かつて市長の選挙戦に田中氏が来援するなど接点もあった。「しかし、精査すると決定的な違いがある」とも付け加える。
たとえば公共工事の見直し。市長は学識経験者らの委員会を設置したが、最終的に多くの事業が継続になった。徹底を欠くとの批判がある一方、現実的な幕引きと評価する向きもある。
県との亀裂回避
また、「旧来型」とされる政治家とも共鳴する部分があれば協調はいとわない。衆院議員時代に連立政権を経験し、自民党とのパイプも維持。七月、東京であった故橋本龍太郎元首相の告別式にも駆け付けた。かたくなに見えて、政治的には融通無碍(ゆうずうむげ)という。
市議会との対立では強硬姿勢と受け取られがちだが、藤田雄山県知事の度重なる市への批判にも「記者会見や人を介してやり合ってもいいことにならない」との態度を保ち、結果的に県と市の亀裂を回避してきたとの声もある。長野県の結果が広島にそのまま当てはまらないという理由だ。
秋葉市政へのこうした見方が交錯する中で、自民党筋の候補擁立の模索は続く。地元出身の官僚との接触や意向打診は水面下で活発化。過去二回の市長選を反省して対応は県連に一任し、一部の賛成は得られなくても党が推す候補を応援するとの点で一致している。
これまでは市議と自民党の間に市長選の主導権をめぐってきしみもあった。進まない候補者選びに党県連は「市議会は何をしとるんか」。市議サイドは「人ごとでないだろう。党も汗をかけ」と応酬したこともある。
ただ、ここに来て結束して広島市長選に本腰を入れるべきだとの考えが膨らんできた。昨年九月の衆院選で党は大勝したものの、一連の小泉改革で表面化し始めた格差に対する反感が広がりつつある。民主党が自民党との相乗りはしないと旗色を鮮明にしている以上、選挙の結果が党の今後を左右するためだ。
すでに戦術論も
若手市議は「九月の党総裁選で安倍晋三氏が勝てば、県連会長の中川秀直氏も政権中枢にとどまる。勢いを駆って流れを起こそう」と気勢を上げる。候補は決まらないまでも、「市民党の候補として声を上げ、その隊列に自民党や市議、県議が加わる形にしたい」などの戦術論も、はや飛び交う。
一方の秋葉市長。七月の記者会見で市長選への対応を問われ、「その質問は今年いっぱい凍結しませんか」と切り返した。別の場でも「残り任期に全力を尽くす」と言うにとどめている。市長選に名乗りを上げているのは現在、市民団体代表で会社員の前島修氏(32)ただ一人である。
(中国新聞)