選挙ブログ

選挙を中心に政治の話題を取り上げていきます

07人吉市長選

2007-02-25 | 熊本・鹿児島・沖縄



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人吉市長選に市議の上原氏が出馬表明 讀賣熊本

 4月の人吉市長選に、同市議の新人・上原義武氏(72)(無)が7日、国土交通省の川辺川ダム計画反対を訴え、立候補する意向を表明した。同市長選で名乗りを挙げたのは5人目。

 上原氏は市内で記者会見し、「(ダム反対の)多くの団体から推薦をいただいた。ダム反対が最大の政策。ダムは環境重視の時代に逆行し、球磨川を生かした観光にもマイナス」と説明。ほかに、「ガラス張りの政治を実現し、少子高齢化対策を実施したい。あらゆる産業が観光に結びつく施策を実現する」と述べた。

(2007年2月8日 読売新聞)

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田中氏が出馬表明 人吉市長選

 4月の人吉市長選に、新人の冠婚葬祭会社社長田中信孝氏(59)=無所属=が5日、立候補を表明した。同市長選への立候補表明は4人目。

 田中氏は同市長選に前回(2003年)と前々回(1999年)も立候補し、いずれも次点で敗れた。

 田中氏は、人吉球磨広域行政組合をめぐる競売入札妨害事件摘発を受け、「市政刷新」を最重要課題と位置付けて、電子入札の導入、識者ら外部による監視委員会の設立などで「公正な市政を実現する」とした。

 川辺川ダム問題は「市民間や国、県、近隣市町村との対立を避けたい」として「中立」を主張。国の治水対策論議の経過や結果を市民に伝える一方、市民の声を国に伝える役割に徹し「市として是非の判断はしない」と明言した。住民投票は「選択肢の1つだが、公約としては掲げない」という。川辺川利水事業は推進する考え。

 人吉球磨地方一体で農業特区や焼酎特区に申請し、若手起業家を育成して「『走るビジネスマン』として特産品を全国や、成長著しい中国に展開したい」と話した。

=2007年02月06日付 西日本新聞朝刊=

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選挙:人吉市長選 別府市議会議長が立候補を表明 /熊本
 
 任期満了に伴い4月の統一地方選で実施される人吉市長選に、
 市議会議長の別府靖彦氏(53)=同市西間上町=が25日、
 無所属で立候補する意向を表明した。
 同市長選で立候補表明は、 
 ともに元市議の家城正博氏(58)と高瀬清春氏(60)=立候補表明順=に続き3人目。

 別府氏は「周囲の勧めもあり、昨日、最終的に決意した。他の候補予定者よりも私が適任と思った」と動機を語った。
 5期20年を務めた福永市政の大部分を継承する意向で
 「人吉の出身者が帰ってきたいと思う温かい町にしたい」と意欲を示し、
 観光振興などに力を入れたいという。

 川辺川ダム計画には賛成の立場で
 「防災の手段としてベター。利水については、1日も早く農家に水が届くなら手法にこだわらない」と話した。
 会社員などを経て95年、市議に初当選し現在3期目。03年から議長。

毎日新聞 2007年1月26日

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元市議の高瀬氏が出馬表明 人吉市長選

 任期満了に伴う4月の人吉市長選に、元市議で新人の会社社長高瀬清春氏(60)=無所属=が4日、立候補する意向を表明した。同市長選への立候補表明は元市議で新人の消火器販売業家城正博氏(58)=無所属=に続き2人目。

 高瀬氏は同市出身。民宿やキャンプ場などの運営会社を経営。1999年の同市議選で初当選後、2003年には県議選に立候補、落選した。

 高瀬氏は川辺川ダム問題について「財産として清流を残すべきだ。河川改修で洪水防止は可能」と市議時代から反対だったことを強調。川辺川利水事業は「水の必要性は分かるが、財政難の現状では最小限の事業規模にとどめるべきだ」として国営の枠組み見直しを検討するとした。

 引退する現職福永浩介氏の5期20年の市政については「ダム問題を除けば評価できる。特に財政管理は見習いたい」と述べ(1)情操教育の拡充(2)宣伝強化や関係者の意識改革による観光振興-などを公約に掲げた。



=2007年01月05日付 西日本新聞朝刊=

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隠れた争点は川辺川? 2007年統一地方選展望

 人吉市長選は、5期20年務めた現職の福永浩介(67)が不出馬。新人で元市議の家城正博(58)が立候補を表明している。最大の争点となる川辺川ダム問題は、建設予定地の相良村が反対に転じており、人吉市長選の行方に関心が集まっている。推進派だった福永は後継指名しておらず、反対派も候補を決めていない。

 人吉市とともに川辺川利水事業の受益地となる錦町長選には、事業を推進する事務組合の組合長を務める現職の園田耕輔(64)と、新人で元町課長の森本完一(58)が立候補の準備をしている。

=2007/01/01付 西日本新聞朝刊=

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家城氏が出馬表明 4月の人吉市長選

 任期満了に伴う来年4月の人吉市長選に、新人で元同市議の消火器販売業家城正博氏(58)が13日、立候補を表明した。同市長選への立候補表明は初めて。

 家城氏は1995年の同市議選で初当選し1期務めた後、99年の県議選、2003年の同市長選に立候補した。

 家城氏は「素晴らしい市長でも長期にわたれば、なれ合いとマンネリが生じる」と現在5期目の福永浩介市長の多選を批判。「市財政は赤字寸前。中心商店街は活気を失った。衰退する人吉を建て直したい」とし、(1)市長任期を3期に限定(2)歴史や文化、芸術の充実した観光の街づくり(3)中心市街地活性化-などを掲げる。

 川辺川ダム問題については「個人的には反対。住民投票で民意を問う」。川辺川利水事業は「ダムを水源としない農水省新案での早急な実現が必要」。市町村合併については「利益不利益を再検討したい」と話した。

=2006年10月14日付 西日本新聞朝刊=


07参院選~沖縄補選 動向

2007-02-25 | 熊本・鹿児島・沖縄

参院補選 そうぞう、自主投票

安保反対政策に反発

 四月二十二日投開票の参院沖縄選挙区補欠選に向け、政党「そうぞう」(下地幹郎代表)は二十四日、那覇市内の事務所で総会を開き、補選には自主投票で臨むことを決めた。
 「そうぞう」は、野党の無所属候補で連合沖縄前会長、狩俣吉正氏(56)の後援会から選挙協力の要請を受けていた。

 総会では、狩俣氏を支持する声があったものの、共産党県委の政策協定で「日米安保条約の反対」が明記されたことに多くの市町村議員らが反発。「保革にとらわれない政治を掲げながら、イデオロギーに偏った勢力との共闘はできない」という意見が大勢を占め、自主投票が決まった。

 下地代表は「候補者としては狩俣氏の支持で一致した。しかし、共産などとの政策合意に批判があった。『そうぞう』との政策の覚書を結ぶことが困難と判断し、自主投票に決まった」と説明した。

 宜野湾市長選については、宜野湾市選出の県議の呉屋宏代表代行や同市議の前川朝平幹事長らに一任することを決めた。週明けにも「そうぞう」としての態度を決める。

 狩俣氏後援会の島田力事務総長と川上満事務局長は二十三日、「そうぞう」事務所を訪ね、選挙協力を要請していた。

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参院沖縄補選2氏出馬表明 公認なき与野党決戦へ 内部に不協和音も

 4月22日投開票の参院沖縄補選に向け、与党が推す那覇市議の島尻安伊子氏(41)と、野党統一候補で前連合沖縄会長の狩俣吉正氏(56)が17日、立候補を正式表明した。同日選の参院福島補選とともに、今年最大の政治決戦となる夏の参院選の前哨戦。選挙戦略上の理由から、両氏とも無所属出馬の意向だが、ともに内部に不協和音を抱えた事実上の一騎打ちになりそうだ。 (那覇支局・中島邦之)

 「母として、働く女性としてやってきた。子育て世代の代弁者として力を尽くします」。島尻氏は那覇市内の記者会見でそう強調した。

 自民党県連と経済界でつくる選考委員会は1月末、島尻氏擁立を決定。島尻氏は公明党の推薦も得る予定だが、自民党が国政選挙で公認候補を立てないのは異例だ。

 背景には「今選挙は、自民党色を薄めた方が得策」(地元選挙通)との思惑がある。昨秋の知事選に続き、補選で“公認候補”が連勝すれば、与野党の支持が拮抗(きっこう)する沖縄県民のバランス感覚が働き、県連会長の西銘順志郎氏が必勝を期す夏の参院選に悪影響が出かねないとの判断だ。

 だが、一時、補選出馬を目指した自民県議もおり、元民主党員の島尻氏擁立には自民県議団が猛反発。選考委が擁立を決めた日に、新垣哲司県連幹事長らが記者会見で「納得していない」と表明。亀裂の深さをうかがわせた。

 17日の出馬会見に同席した西銘会長は「安倍政権を支える重要選挙。県議団にも協力してもらえると思う」と語ったが、会場に選挙を担うはずの新垣幹事長の姿はなく県議の姿もまばらだった。


 一方、狩俣氏は民主県連、社民県連合、地域政党の沖縄社会大衆の3党幹部と出馬会見。その後、場所を変えて共産党県委員会幹部らと別に会見を開いた。

 「これまでの選挙で、『共闘は勝利、団結は敗北』という教訓を学んできた。全野党の共闘が望ましい」と説明。保守系の地域政党「そうぞう」にも支援を求める。

 昨秋の知事選と同じ共闘態勢を目指すが、国政選挙である今回は3党と共産党とで、別の政策協定を結んだ。憲法問題はともに「九条を堅持」。一方、日米安保は、共産党合意では「反対」を明記したが、3党合意では賛否を避けた。

 共産党県委員会の赤嶺政賢委員長は「政策が矛盾しなければブリッジ共闘に問題はない」。民主党県連の喜納昌吉代表も「(共産との共闘に)抵抗感がないと言えば無理があるが、それ以上に自公政権を打ち砕く大方針がある」と語る。

 ただ、集票を担う労組は一枚岩ではない。狩俣氏が直前まで「非共産」を掲げる連合沖縄会長だったことに共産系の県労連内に反発があるほか、県友愛連絡会は自主投票の方向だ。

=2007/02/18付 西日本新聞朝刊=


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狩俣氏が出馬受諾 参院補選

2月13日9時49分配信 琉球新報

 4月22日の参院選沖縄選挙区・補欠選挙(欠員1)で、社民党県連(照屋寛徳委員長)、社大党(喜納昌春委員長)、民主党県連(喜納昌吉代表)は12日午後、出馬を要請している連合沖縄会長の狩俣吉正氏(56)と県議会で面談した。狩俣氏は連合沖縄などが擁立を機関決定したことで、野党3党の要請を受諾する環境が整ったことを報告。「3党がそろって要請したことの重みを組織的にも感じ、このような結論を出すことができたことを、私自身も大変喜んでいる」と出馬の意思を伝え、要請に対し事実上の受諾を表明した。
 狩俣氏は17日に那覇市内で出馬表明し、3党との間で政策協定に調印する予定。これまで無所属の立場で出馬することに合意。面談の席では連合沖縄の会長職を辞任して選挙に臨む考えを示した。
 一方で、狩俣氏は「(3党で)共闘の枠を広げるという努力がされているので、環境をもう少し見極めた上で正式な受諾をした方が好ましい」と述べた。17日の出馬表明までに、共産党県委や政党そうぞうとの共闘態勢構築に支援を求めた。
 与党陣営では、自民党県連と経済界などでつくる候補者選考委員会が、那覇市議の島尻安伊子氏(41)の擁立を決め、島尻氏は11日に選考委からの出馬要請を受諾した。
 
 狩俣 吉正氏(かりまた・よしまさ)1950年生まれ、琉球大短大部卒。72年平良市役所入り、労働組合活動を通じて宮古地区労協事務局長。96年自治労県本部委員長、99年に連合沖縄事務局長を歴任。2001年10月から連合沖縄会長。旧平良市(宮古島市)出身。

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2月12日10時4分配信

琉球新報

 4月22日の参院選沖縄選挙区・補欠選挙(欠員1)で、自民党県連、経済界などでつくる候補者選考委員会は11日午前、自民党県連で那覇市議の島尻安伊子氏(41)に対し正式に出馬要請した。島尻氏は「受諾した。私のような者が選ばれた意義をきちんと踏まえ、選挙戦を戦いたい。妻・母・働く女性の視点を大切にし、沖縄の諸問題を見据えていきたい」と受諾を表明した。 一方、社民党県連、社大党、民主党県連が出馬を要請している連合沖縄会長の狩俣吉正氏(56)も12日に3党の代表者に受諾の意向を伝える見通しで、事実上の与野党一騎打ちの構図で補選の選挙戦が本格化する。
 島尻氏は17日にも会見を開き、正式に出馬表明する。
 選挙母体を発足させた上で22日にも事務所を開く見通しだ。
 選考委員長の西銘順志郎参院議員は「(島尻氏を)最適任の候補者として全会一致で推薦する」との要請書を読み上げ、島尻氏と握手した。
 島尻氏は「政策はこれから練り上げるが、仲井真(弘多知事の)県政をしっかり支えるスタンス(立場)はきちんと持つ。難産で生んでもらった私としては(選考委の)希望にきちんと応えたい」と述べた。
 島尻 安伊子氏(しまじり・あいこ)1965年生まれ、上智大卒。日本語学校副理事長などを経て2004年に民主党公認で那覇市議補選初当選。現在2期目。05年8月に民主を離党、同年9月から市議会与党会派の自民・無所属連合入りし、現在無所属。仙台市出身。

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与党陣営、島尻氏で一本化 
 2月7日10時49分

 4月22日の参院選沖縄選挙区・補欠選挙(欠員1)で、県選出・出身自民党国会議員でつくる五ノ日の会(会長・仲村正治衆院議員)と自民党県議団は6日、県議会内で会議を開き、那覇市議の島尻安伊子氏(41)の擁立を決めた選考委員会の結論を尊重し、県連として島尻氏を支持すると確認した。これで与党陣営は島尻氏で一本化。同県連は経済界や公明党県本とも調整しながら早期に出馬要請する。
 野党陣営は、社民党県連、社大党、民主党県連が連合沖縄会長の狩俣吉正氏(56)に出馬要請しており、参院補選は島尻、狩俣両氏による事実上の一騎打ちとなる公算だ。
 自民党県議の間にはこれまで「党公認でない候補では戦えない」「地域への説明ができない」などの不満が噴出していた。この日は県議団の疑問に対し、五ノ日の会から「無所属で自民推薦の方が戦いやすい」などと、選考結果を踏まえた説明があった。これを受けて県議団も了承した格好だ。
 会議後、会見した西銘順志郎県連会長(参院議員)は「全力を挙げて島尻氏を支持していくことを確認した。しっかり戦って勝利し、政権安定につなげたい」と述べた。

(琉球新報)

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選考委が決定 県議反発 与党分裂状態
2007/01/29

参院補選 島尻氏擁立
 四月の参院補選に向けて、自民党県連や経済界の候補者選考委員会(委員長・西銘順志郎県連会長)は二十八日、那覇市議・島尻安伊子氏(41)で候補者一本化を決めた幹事会の意向を尊重する方針を多数が支持、擁立を決めたと発表した。選考委代表は近く島尻氏に出馬を正式要請する。しかし、参加した県連執行部の県議は「県議団のほとんどが反対した。議論が必要。決定は拙速だ」と反発。その後開かれた記者会見で、「選考委の決定に加わっていない」とし、選考委決定は容認できないと主張した。与党の候補者人選は分裂状態に追い込まれた。
 選考委では、幹事会座長の仲村正治衆院議員が選考過程を説明、島尻氏一本化を報告した。一方、同委に先立って議員総会を開いた自民党県議からは「議員総会で『島尻氏は知名度が低く、自民党とともに選挙を戦った機会がほとんどない』『市町村議員の支持が得られない』などの意見が出た」と反発。島尻氏の擁立に難色を示し、検討に時間が必要と主張した。

 結局、「幹事会で全会一致で決定し、議論は出尽くした」との意見が出て、選考委幹部が「幹事会決定を尊重する」ことで採決を取り、賛成十五人、反対二人の多数決で島尻氏擁立を決定した。

 選考委員長の西銘会長は「反対の意見はあったが、感情的なしこりを解消し、勝てる態勢の構築を目指したい」とした。

 一方、採決に反対した外間盛善会長代行や新垣哲司幹事長らは「県議では反対が強く、説得の時間が必要だった。選考委の決定は容認できない。議員総会で今後の方針を討議する」とした。

(沖縄タイムス)

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参院補選 島尻・狩俣氏一騎打ちへ
2007/01/28

 四月二十二日投開票の参院補選に向けて候補者の人選作業を進めていた与野党は二十七日、那覇市議の島尻安伊子氏(41)、連合沖縄会長の狩俣吉正氏(56)の擁立をそれぞれ決めた。二十八日の選考委員会や代表者会議で正式に決定、選挙態勢の構築に動きだす。両氏とも無所属で出馬する見通し。同補選は、国政の天王山となる七月の参院選の前哨戦として注目を集めており、島尻氏と狩俣氏の与野党一騎打ちの公算が大きくなっている。

 自民党県連や経済界などでつくる候補者選考委員会幹事会(座長・仲村正治衆院議員)は二十七日午前、島尻氏の擁立を全会一致で決めた。選考委(委員長・西銘順志郎県連会長)を二十八日午後六時から開き、正式決定する。島尻氏は「全会一致で決まり、光栄。出馬要請をお受けする」と出馬の意向を表明した。

 正式決定後、公明党県本(糸洲朝則代表)に選挙協力を求める。

 幹事会は、出馬に前向きな姿勢を示した五人の候補者から絞り込みを協議。「女性票の獲得が期待できる」「無党派層の支持が得られやすい」などの意見が強く、全会一致で決まった。ただ、自民党県連の執行部内には反発があり、二十八日の議員総会で対応を協議する。

 一方、社民党県連(照屋寛徳委員長)、社大党(喜納昌春委員長)、民主党県連(喜納昌吉代表)の野党三党も二十七日、狩俣氏の擁立を決めた。二十八日の三党の代表者会議で正式決定する。狩俣氏は出馬に前向きで、沖縄タイムス社の取材に「要請を受けた段階で意向を表明する」と述べた。

 今後、共産党県委(赤嶺政賢委員長)や政党「そうぞう」(下地幹郎代表)に選挙協力を呼び掛ける。共産党は憲法、日米安保、消費税問題などでの政策一致や当選後、無所属とすることを条件にブリッジ共闘も検討する。「そうぞう」も二月の総会で対応を決める。

 狩俣氏は、連合沖縄会長として労働界をリードしてきた指導力などが評価された。

 島尻氏は一九六五年生まれ。仙台市出身。上智大卒。専門学校副理事長などを経て、二〇〇四年十一月、民主党公認で那覇市議補選に初当選。〇五年七月の市議選で再選、二期目。その後、民主党を離党。現在、市議会の自民・無所属連合に所属。

 狩俣氏は一九五〇年生まれ。平良市(現・宮古島市)出身。琉球大短大部法政学科卒。七二年平良市役所採用。七七年同市職労委員長、九二年市役所退職。九六年自治労県本部委員長、九九年連合沖縄事務局長を経て、二〇〇一年十月から現職。

(沖縄タイムス)

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01/28

狩俣氏擁立決定へ/参院補選
01/28

 四月の参院補選に向けて、社民党県連(照屋寛徳委員長)と社大党(喜納昌春委員長)は二十七日、執行委員会を開き、連合沖縄会長の狩俣吉正氏(56)擁立を協議し、決定する。民主党県連(喜納昌吉代表)も二十六日までに党本部の小沢一郎代表に狩俣氏擁立の方針を報告、了解を得た。二十八日にも三党の代表者が会談し、正式に擁立を決定、狩俣氏に出馬を要請する運びになる。

 三党での統一候補決定後、共産党県委(赤嶺政賢委員長)や政党「そうぞう」(下地幹郎代表)らに選挙協力を呼び掛ける。共産党は正式な要請後、対応を協議する。「そうぞう」も二月に開かれる総会で対応を決める。

 狩俣氏には、これまで連合沖縄会長として労働界をリードしてきた行動力や、県知事選の野党陣営で政策立案を担当するなど豊富な経験が評価されている。二十三日に開かれた三党の幹事長・書記長会議で狩俣氏擁立で基本合意し、各党での機関決定へ進められていた。

 三党は候補者擁立の条件として(1)無所属候補(2)三党が合意した基本政策協定の合意(3)四月の宜野湾市長選で現職の伊波洋一氏の支持―を確認。

 狩俣氏は三条件に同意する姿勢。狩俣氏は「三党が正式決定し、出馬要請を受けた段階で検討し、意思を表明する」と述べた。

 野党の人選ではこれまで狩俣氏のほか、元那覇市議の高里鈴代氏(66)や県議の赤嶺昇氏(39)が挙がっていた。社大党など野党の一部に高里氏を推す声も強かったが、同氏は固辞を伝えた。赤嶺氏は民主党公認での出馬もしくは当選後の院内会派入りを主張したため、社民、社大が難色を示した。赤嶺氏を推していた民主も野党共闘を重視、狩俣氏擁立を決めた。

与党 4氏出馬に前向き

 四月の参院補選に向けた自民党県連や経済界など与党の候補者選考委員会幹事会(座長・仲村正治衆院議員)が二十七日開かれる。

 幹事会の意向確認に対し、県議の国場幸之助氏(34)、那覇市収入役の翁長政俊氏(57)、前県議会議長で自民党県連会長代行の外間盛善氏(69)、元県連会長の西田健次郎氏(63)が前向きな姿勢を示した。

 那覇市議の島尻安伊子氏(41)は選考委幹事会の協議に委ねる考えで、結果を受けて対応を判断するとしている。県議の小渡亨氏(54)は二十七日に意向を伝える。

 前衆院議員で公明党副幹事長の白保台一氏(64)や前副知事の嘉数昇明氏(64)、県連女性局長で県議の辻野ヒロ子氏(62)らは選考からの辞退を表明した。

 与党内部には、若手の国場氏を推す声が強い一方で、保守系の有力政治家や経済界の中には女性候補の擁立を目指す動きもある。


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2007/01/27
参院補選 島尻安伊子氏擁立へ 自民選考委
 4月22日投票の参院選沖縄選挙区・補欠選挙で、自民党県連(西銘順志郎会長)の候補者選考委員会幹事会は27日午前、那覇市内で会合を開き、与党陣営の候補者に那覇市議の島尻安伊子氏(41)を擁立することを全会一致で決めた。決定を受け、島尻氏は幹事会に対し電話で「皆さんがまとまるなら、決定をお受けしたい」と答え、出馬に意欲を示した。同県連は28日午後に選考委員会を開き、島尻氏擁立を正式に決定する。
 野党の社民党県連、社大党、民主党県連は連合沖縄会長の狩俣吉正氏(56)を擁立する方向で、27日の社民、社大の執行委員会で結論を得た上で28日にも正式に決定する見通し。
 幹事会ではこれまで、各団体から推薦のあった10人に対し、出馬に際しての意向確認などの作業を行っていた。この日の会合では、4人が出馬の意向を示したことが報告されたが、幹事会の議論の中で「女性、無党派の支持を受けられる」などの意見があり、協議の結果、島尻氏擁立で一本化した。
 会合後、幹事会座長の仲村正治衆院議員は「あらゆる角度から戦略的に検討し、島尻氏に一本化した。自民党本部からも早期に決定すべきだとの強い指示があった」と述べた。島尻氏は現在無所属だが、公認については今後協議していく。
 島尻氏は1965年生まれ、仙台市出身。上智大卒。JSL日本アカデミー副理事長などを経て、04年に民主公認で那覇市議補欠選に初当選。現在2期目。05年8月に民主党を離党、同年9月から那覇市議会与党会派の自民・無所属連合入りし、現在は無所属。
 

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参院補選、狩俣氏擁立へ調整 社民、社大、民主
(琉球新報)
1月25日9時47分
 4月の参院選沖縄選挙区・補欠選挙(欠員1)で、社民党県連、社大党、民主党県連の野党3党は連合沖縄会長の狩俣吉正氏(56)の擁立に向けて調整を始めた。複数の関係者が明らかにした。社民が狩俣氏擁立を提起し、民主が了承。社大は27日の執行委員会で議論するが「前向きな方向になる」(党幹部)としている。3党で一致すれば、共産党県委、政党そうぞうなどにも共闘を呼び掛ける方針だ。
 3党はこれまで、書記長・幹事長クラスで協議を進めてきた。擁立に当たって(1)無所属での立候補(2)同日投開票の宜野湾市長選とのセット(3)「憲法9条を守る」「普天間飛行場の閉鎖、県内移設反対」など8項目の政策事項の順守―の3点を確認している。
 狩俣氏は政策的にも3党の確認事項に合致し、23日の幹事長・書記長レベルの会合で同氏の一本化に向け調整することが確認された。
 取材に対し狩俣氏は「もし3党が結論を出せば真剣に考えなければいけない」と述べた。
 社民は27日の執行委員会であらためて論議する。社民、社大の執行委で結論が出れば、来週にも3党代表で会合を開き、狩俣氏擁立を正式決定する見通し。

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07参院選~熊本 動向

2007-02-13 | 熊本・鹿児島・沖縄
選挙:参院選・熊本選挙区 民主県連、候補を来月中旬めどに決定 /熊本

毎日新聞

 民主党県連の参院選挙・統一地方自治体選挙対策本部(本部長・松野頼久衆院議員)は10日、参院選(7月)の熊本選挙区候補を3月中旬をめどに擁立する方針を明らかにした。
 松野氏は「地元になんらかのかかわりがあり、より勝てる候補を選びたい」と慎重に人選する意向を表明。副本部長の松野信夫元衆院議員も「宮崎知事選や北九州市長選を受け世論の動向も見極めたい」と述べた。

2月11日朝刊


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選挙:参院選・熊本選挙区 社民県連合、候補の擁立断念 /熊本

2月11日16時1分配信
毎日新聞

 社民党県連合(森川生朗代表)は10日の県委員会で、7月の参院選熊本選挙区の独自候補擁立断念を決めた。4月の統一地方選については公認・推薦候補15人を決めた。
 参院選は党勢拡大のため、民主党県連の動きとは別に独自に擁立を模索していた。しかし、この日の県委員会で「擁立は極めて厳しい」と正式断念を決めた。民主党が候補者を擁立すれば連合熊本も含めた3者で選挙協力を協議するが、社民党本部は他党の公認候補の推薦はしない方針で調整が必要となる。
 統一地方選候補者の内訳は県議3人▽市議10人▽町議2人。

2月11日朝刊


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熊本、和歌山で擁立見送り=小沢民主代表氏が示唆-参院選「1人区」

2月8日17時1分配信
時事通信

 民主党の小沢一郎代表は8日、松山市内で記者会見し、夏の参院選の「1人区」について「非常に難しいのは基本的に和歌山と熊本の2つで、その他のいくつかの県では十分擁立できる」と述べ、両選挙区での候補者擁立の見送りを示唆した。民主党は同日発表した愛媛選挙区での推薦も含め、29ある1人区のうち21選挙区で候補者を決めている。 

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共産党:参院選熊本選挙区に橋田芳昭氏擁立

 共産党熊本県委員会は8日、来夏の参院選熊本選挙区に新人の党県国政対策委員長、橋田芳昭氏(50)を擁立すると発表した。

毎日新聞 2006年9月8日 20時59分

07垂水市長選

2007-01-21 | 熊本・鹿児島・沖縄
1月21日、垂水市長選の投開票が行われた。

 単独での市政継続か、隣接市との合併かが主な争点だった。

 
当選 水迫 順一  73 無・現

落選 矢野  繁   59 無・元

(投票率84%)。
 
  現職・水迫順一が、元職・矢野繁を破り、再選を果たした。


06奄美市長選

2006-04-23 | 熊本・鹿児島・沖縄
 4月23日、奄美市長選の投開票が行われた。 
 

 名瀬市長・平田隆義と、瀬戸内町出身で元拓殖大学教授・叶芳和の一騎打ち。
 平田は、旧住用村長、旧笠利町長の支援を得ているほか、自民・公明の推薦を受け、市議を中心に議員連盟を組織している。
 叶は、経済学者として政策提言してきた経歴を前面に出し、農業の一大産業化など「改革」を訴えている。
 民主党、共産党の推薦を受けたほか社民党、自由連合の市議らが超党派で市民グループを支援。集会などで知名度アップを図っている。
 国政与野党の対立のほか、「保徳戦争」の色彩もあった。


当選 14,961 平田 隆義  無・新 =自・公

落選 14,238 叶  芳和  無・新 =民・共・社

(77%)

 旧名瀬市長・平田が、叶を僅差で破り当選。
 平田氏は、旧名瀬市長を3期務め、笠利、住用地区の旧首長の支援を受けたことで、両地区でも手堅く支持を受けた。
 叶は草の根選挙を展開、観光振興策などで支持を呼びかけたが及ばなかった。

=保徳戦争=

 83年から始まった、旧中選挙区制で唯一の1人区であった奄美群島区での保岡興冶と徳田虎雄の争いを「保徳戦争」という。
 衆議院における両者の直接対決だけでなく、奄美群島各市町村の首長選でも両派が激しく対立。
 現金が飛び交い、「死人が出る」と言われるほどの壮絶な戦いで、毎回、大量の逮捕者が出た。
 小選挙区制度導入後は、1区に保岡、2区に徳田と棲み分けができ、衆院選での戦いに一段落は着いたものの、地方選においての両派の対立は続いている。
 とりわけ伊仙町長選は、両陣営が暴徒化し火炎瓶が開票所に投げ込まれるなど、現代の日本であるとは考えられないような壮絶なものとなる。
 00年には、不在者投票用紙がゴミ箱捨てられるという事件が起き、最高裁までもつれ込んだ結果、選挙が無効になっている。
 両陣営が開票所や選挙事務所付近に監視小屋を作り、双眼鏡で投票行動や選挙活動を監視するほどの熱の入れよう。
 選挙のたびに鹿児島本土から機動隊が派遣させる。
 奄美はそ海と島の美しさも日本一だが、選挙の汚さも日本一である。
 

06水俣市長選

2006-02-06 | 熊本・鹿児島・沖縄
 2月6日、産業廃棄物の最終処分場の建設問題を争点に、水俣市長選が行われた。


=産廃処理場問題=

 問題が発覚したのは、おととし2004年3月。
処分場建設に伴う環境影響調査方法書の縦覧がはじまったことによる。
 計画を進めていたのは産業廃棄物処理会社IWD。

 建設予定地は市街地から車で約20分、汚泥・廃油を埋め立てる管理型処分場、浸出水を処理する施設などが計画されていた。

 建設予定地は水俣市の水源の一つで、山のふもとには湧水箇所が21か所もあり、湧き出た水は湯出川に流れ出し、水俣川と合流して水俣市の上水道取水口に至る。
 水源が汚されることは、水俣市民の飲み水が汚されることにつながる。

 水俣市の最終処分場は、熊本県内だけでなく九州一円からの産業廃棄物受け入れを予定されている。

=各陣営の対応=

【現職・江口】

 水俣市には処分場の許認可権がないとして、前市長は「中立」を表明していた。

【新人・宮本】

 前水俣市教育長の宮本勝彬が「建設反対」を掲げて、市長選への立候補を表明。

【民主・吉田】

 市長選出馬を見送った民主・吉田正和水俣市議会議員は、同じく反対派の宮本勝彬を全面支援。

 反対派が一本化され、争点は完全に絞られた。

=開票結果=

当選  宮本勝彬  112 無・新 =民(支援)

落選  江口隆一   77 無・現 =自・公(推薦)
  
落選  斉藤英雄    1 無・新

(投票率79%)


 選挙の結果、宮本が大差をつけて現職・江口に勝った。
 前回江口を押した浮動票が宮本に流れ、組織票もが切り崩される結果となった。

=見解=

 生活に根ざした争点、とりわけ身体の安全に係る争点が設定されれば、ガチガチの自民組織でも、あえなく崩壊してしまう。
 また、住民の政治意識に火をつけ、陳情型ではなく政策型の選挙になり、野党も比較的公平な土俵で戦うことができる。
 重要なのは、抽象論ではなく、具体論である。

05西之表市長選

2005-02-13 | 熊本・鹿児島・沖縄
西之表市長選の投開票が行われた。 

当選 6661 長野 力 無・新 =自・民(推薦) =公(支持)
落選 5612 野口 寛 無・新 =共(推薦)

投票率83.94%