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人吉市長選に市議の上原氏が出馬表明 讀賣熊本
4月の人吉市長選に、同市議の新人・上原義武氏(72)(無)が7日、国土交通省の川辺川ダム計画反対を訴え、立候補する意向を表明した。同市長選で名乗りを挙げたのは5人目。
上原氏は市内で記者会見し、「(ダム反対の)多くの団体から推薦をいただいた。ダム反対が最大の政策。ダムは環境重視の時代に逆行し、球磨川を生かした観光にもマイナス」と説明。ほかに、「ガラス張りの政治を実現し、少子高齢化対策を実施したい。あらゆる産業が観光に結びつく施策を実現する」と述べた。
(2007年2月8日 読売新聞)
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田中氏が出馬表明 人吉市長選
4月の人吉市長選に、新人の冠婚葬祭会社社長田中信孝氏(59)=無所属=が5日、立候補を表明した。同市長選への立候補表明は4人目。
田中氏は同市長選に前回(2003年)と前々回(1999年)も立候補し、いずれも次点で敗れた。
田中氏は、人吉球磨広域行政組合をめぐる競売入札妨害事件摘発を受け、「市政刷新」を最重要課題と位置付けて、電子入札の導入、識者ら外部による監視委員会の設立などで「公正な市政を実現する」とした。
川辺川ダム問題は「市民間や国、県、近隣市町村との対立を避けたい」として「中立」を主張。国の治水対策論議の経過や結果を市民に伝える一方、市民の声を国に伝える役割に徹し「市として是非の判断はしない」と明言した。住民投票は「選択肢の1つだが、公約としては掲げない」という。川辺川利水事業は推進する考え。
人吉球磨地方一体で農業特区や焼酎特区に申請し、若手起業家を育成して「『走るビジネスマン』として特産品を全国や、成長著しい中国に展開したい」と話した。
=2007年02月06日付 西日本新聞朝刊=
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選挙:人吉市長選 別府市議会議長が立候補を表明 /熊本
任期満了に伴い4月の統一地方選で実施される人吉市長選に、
市議会議長の別府靖彦氏(53)=同市西間上町=が25日、
無所属で立候補する意向を表明した。
同市長選で立候補表明は、
ともに元市議の家城正博氏(58)と高瀬清春氏(60)=立候補表明順=に続き3人目。
別府氏は「周囲の勧めもあり、昨日、最終的に決意した。他の候補予定者よりも私が適任と思った」と動機を語った。
5期20年を務めた福永市政の大部分を継承する意向で
「人吉の出身者が帰ってきたいと思う温かい町にしたい」と意欲を示し、
観光振興などに力を入れたいという。
川辺川ダム計画には賛成の立場で
「防災の手段としてベター。利水については、1日も早く農家に水が届くなら手法にこだわらない」と話した。
会社員などを経て95年、市議に初当選し現在3期目。03年から議長。
毎日新聞 2007年1月26日
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元市議の高瀬氏が出馬表明 人吉市長選
任期満了に伴う4月の人吉市長選に、元市議で新人の会社社長高瀬清春氏(60)=無所属=が4日、立候補する意向を表明した。同市長選への立候補表明は元市議で新人の消火器販売業家城正博氏(58)=無所属=に続き2人目。
高瀬氏は同市出身。民宿やキャンプ場などの運営会社を経営。1999年の同市議選で初当選後、2003年には県議選に立候補、落選した。
高瀬氏は川辺川ダム問題について「財産として清流を残すべきだ。河川改修で洪水防止は可能」と市議時代から反対だったことを強調。川辺川利水事業は「水の必要性は分かるが、財政難の現状では最小限の事業規模にとどめるべきだ」として国営の枠組み見直しを検討するとした。
引退する現職福永浩介氏の5期20年の市政については「ダム問題を除けば評価できる。特に財政管理は見習いたい」と述べ(1)情操教育の拡充(2)宣伝強化や関係者の意識改革による観光振興-などを公約に掲げた。
=2007年01月05日付 西日本新聞朝刊=
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隠れた争点は川辺川? 2007年統一地方選展望
人吉市長選は、5期20年務めた現職の福永浩介(67)が不出馬。新人で元市議の家城正博(58)が立候補を表明している。最大の争点となる川辺川ダム問題は、建設予定地の相良村が反対に転じており、人吉市長選の行方に関心が集まっている。推進派だった福永は後継指名しておらず、反対派も候補を決めていない。
人吉市とともに川辺川利水事業の受益地となる錦町長選には、事業を推進する事務組合の組合長を務める現職の園田耕輔(64)と、新人で元町課長の森本完一(58)が立候補の準備をしている。
=2007/01/01付 西日本新聞朝刊=
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家城氏が出馬表明 4月の人吉市長選
任期満了に伴う来年4月の人吉市長選に、新人で元同市議の消火器販売業家城正博氏(58)が13日、立候補を表明した。同市長選への立候補表明は初めて。
家城氏は1995年の同市議選で初当選し1期務めた後、99年の県議選、2003年の同市長選に立候補した。
家城氏は「素晴らしい市長でも長期にわたれば、なれ合いとマンネリが生じる」と現在5期目の福永浩介市長の多選を批判。「市財政は赤字寸前。中心商店街は活気を失った。衰退する人吉を建て直したい」とし、(1)市長任期を3期に限定(2)歴史や文化、芸術の充実した観光の街づくり(3)中心市街地活性化-などを掲げる。
川辺川ダム問題については「個人的には反対。住民投票で民意を問う」。川辺川利水事業は「ダムを水源としない農水省新案での早急な実現が必要」。市町村合併については「利益不利益を再検討したい」と話した。
=2006年10月14日付 西日本新聞朝刊=