選挙ブログ

選挙を中心に政治の話題を取り上げていきます

05甲州市長選

2005-11-21 | 山梨・長野・新潟
 11月20日、甲州市長選挙の投開票が行われた。

 塩山市・勝沼町・大和村が合併、初代市長を決める選挙。


当選  田辺  篤 168 無・新

落選  須山邦昭  48 諸・新

(投票率75%)


  田辺は旧・塩山市長。


05福島市長選

2005-11-13 | 宮城・山形・福島
 11月13日、福島市長選の投開票が行われた。

=構図=

【瀬戸】
 
 現職・瀬戸孝則は、県医師会、福島商議所、JA新ふくしまなど有力支持団体からの支援を受けた。
 地区後援会は65、企業・団体推薦は300を超える。

 前回市長選で自民党県連は、長年にわたり同党県議を務めた瀬戸ではなく、対立候補を擁立・支持。
 民主党、連合福島も対立候補についた。
 瀬戸陣営は共産・社民・旧自由党の推薦を受け、4千票差で逃げ切っていた。

 瀬戸は、自由党と合併した民主党や社民党に対する配慮を見せていた。
 自衛隊福島駐屯地のイラク派遣壮行会に代理を立て、衆院選で自民陣営に顔を出さなかった。
 また、共産党への推薦願を見送った。
 自民の結集より、民主・社民の全面協力と自民の一部を纏めて、市政運営・再選を狙う戦略をとっていた。

【横山】

 反瀬戸派の自民党市議は、公募という形を取って、横山俊邦を担ぎ出した。
 横山は「改革の自民」を旗印に選挙戦を戦った。
 横山事務所には小泉総理のポスターが10枚以上、そして小泉総理、武部幹事長の署名が添えられた「必勝祈願」の文字が並んだ。
 持論の広域合併論と共に行革を前面に打ち出し、「改革なら横山」と“小泉旋風”の後押しを狙った。

 自民党市議6期。
 党福島市総支部長も務め、自らを「ミスター自民党」と称する横山。
 県連推薦も決定した。
 だが、地区後援会の数は瀬戸の半分程度であった。

=開票結果=

 瀬戸 孝則  753 無・現 =民・社

 横山 俊邦  353 無・新 =自

 山田  裕    66 共・新

 法井 太閤   49 無・新

(投票率54%)

 現職・瀬戸孝則が、前福島市会議長・横山俊邦らを破り、再選を果たした。


=見解=

 瀬戸が圧勝。
 「小泉」を掲げていれば、特に都市圏では、どんな候補でも当選した感のある郵政騒動から2ヶ月。
 福島の県都で、その熱は冷めていたようだ。
 幅広い支持を集めた瀬戸が、「小泉」を掲げた横山を大差で破る。
 「他人のふんどしで相撲を取る」という言葉があるが、「小泉ブーム」に限らず、一過性の流行に頼らず、自分を売り込まなければならない。