◇旭川市長選開票結果=選管最終発表
当 65033 西川将人 37 無新
63275 加藤礼一 53 無新
17513 安住太伸 36 無新
7739 荻生和敏 56 無新
7515 神崎実 44 無新
■旭川市長に新人の西川将人氏 4氏を破り当選
【旭川】任期満了に伴う旭川市長選は二十九日投開票され、無所属の新人で前民主党第6区総支部副代表の西川将人氏(37)=民主推薦=が、前自民党道議の加藤礼一氏(53)=自民推薦、公明支持=、前旭川市議の安住太伸氏(36)、共産党旭川地区委員長の荻生和敏氏(56)、道東海大助教授の神崎実氏(44)の四氏を破って当選した。
同市長選には、一九四七年四月に実施された戦後初の選挙と並ぶ史上最多タイの新人五人が立候補。三十歳代が複数立候補したのは、戦後の道内市長選では五十五年ぶり二度目だった。
自民、民主両党は道内第二の都市の市長選を、来年の統一地方選や参院選の前哨戦と位置づけ、推薦候補を挙党態勢で支援。
旭川市は自民、民主の勢力が拮抗し、近年の国政選挙でも激しいつば迫り合いを演じてきた。
民主は、告示日に小沢一郎代表、2日目には鳩山由紀夫幹事長が旭川入りして強力な支援を展開。
党と連合、農連、後援会が一体となり、昨年の衆院選で道議だった佐々木隆博氏を当選させた勢いを維持して、自民の牙城を崩した。
道都・札幌市が民主推薦の市長であるだけに、自民党として旭川市長は死守したいポストだった。
中盤に「劣勢」の情報が入ると、自民党道連は即座に“大物”投入を手配し、町町村信孝前外相、武部勤前幹事長のほか、高橋はるみ知事自民党道連会長の橋本聖子参院議員や菅原功一市長も応援に駆けつけた。公明党の風間昶参院議員も支援の姿勢をアピールした。
保守一本化に反発した旭川市議の安住太伸が党を割って立候補に踏み切った。
同党道連幹部は「最大の敗因は保守分裂」と分析する。
だが、一本化に反発して自民を離れて出馬した安住氏に一部票を奪われ、苦戦を強いられた。
もともと加藤は鈴木宗男・新党大地代表に近いとされてきたが、市長選の告示日に鈴木代表が小沢一郎・民主党代表と統一選と参院選の選挙協力を確認。
西川に流れた大地支持者の票もあったとみられる。
旭川市長選で自民党が推薦した加藤礼一氏が敗れたことは、来年の知事選や参院選にも影響を与えそうだ。
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旭川市長選 世論調査 西川、加藤両氏が先行 追う安住氏、未定も3割 2006/10/24
二十九日投開票の旭川市長選で、北海道新聞社は二十一、二十二の両日、北海道新聞情報研究所に委託して電話による世論調査を行った。立候補した無所属・新人五氏のうち、前民主党第6区総支部副代表の西川将人氏=民主推薦=と、前自民党道議の加藤礼一氏=自民推薦、公明支持=の両氏が先行して激しく競り合い、前旭川市議の安住太伸氏が追う展開となっている。回答者の三割近くがまだ投票者を決めておらず、その動向も勝敗を左右しそうだ。
旧自由党出身の西川氏は民主党支持層の七割をまとめた上、自民党支持層の一部にも食い込んでいる。また、無党派層の支持も五候補中で最も高い。職業別では公務員、商業・サービス業の支持を得ている。
加藤氏は公明党支持層の八割近くを固め、選挙協力の浸透ぶりをうかがわせる一方、自民党支持層の半分しか固め切れておらず、保守分裂の影響がうかがえる。職業別では会社員や専業主婦から高い支持を集めている。
安住氏は自民党支持層でやや苦戦しているものの、無党派層の支持は加藤氏とほぼ互角。また、二、三十代の若年層にも浸透しつつある。
共産党旭川地区委員長の荻生和敏氏は、共産党支持層の四割弱の支持を得ているものの、厳しい戦いを強いられている。
道東海大助教授の神崎実氏は、二十代の一部から支持を得ている。
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旭川市長選 西川将人氏擁立へ--民主・第6区総支部 /北海道
10月29日に投開票が行われる旭川市長選で、民主党第6区総支部(代表・佐々木隆博衆院議員)は、同支部副代表の西川将人(まさひと)氏(37)を擁立する方針を固めた。既に擁立の意向を本人に伝えており、西川氏は受諾する見込み。
3期目の菅原功一市長は7月中に去就を明らかにする意向だが、同支部は支持しない方針を決めている。同市長選を巡っては、元自民党道議の東国幹氏(38)ら数人が出馬に意欲を示している。
西川氏は旭川市出身。北大卒業後、00年衆院選道6区に旧自由党から初出馬。衆院選に3回、参院選は2回立候補し、いずれも落選した。次点となった04年の参院選道選挙区では、旭川市内で7候補者中トップの約5万8000票を獲得している。
7月15日朝刊
(毎日新聞)
当 65033 西川将人 37 無新
63275 加藤礼一 53 無新
17513 安住太伸 36 無新
7739 荻生和敏 56 無新
7515 神崎実 44 無新
■旭川市長に新人の西川将人氏 4氏を破り当選
【旭川】任期満了に伴う旭川市長選は二十九日投開票され、無所属の新人で前民主党第6区総支部副代表の西川将人氏(37)=民主推薦=が、前自民党道議の加藤礼一氏(53)=自民推薦、公明支持=、前旭川市議の安住太伸氏(36)、共産党旭川地区委員長の荻生和敏氏(56)、道東海大助教授の神崎実氏(44)の四氏を破って当選した。
同市長選には、一九四七年四月に実施された戦後初の選挙と並ぶ史上最多タイの新人五人が立候補。三十歳代が複数立候補したのは、戦後の道内市長選では五十五年ぶり二度目だった。
自民、民主両党は道内第二の都市の市長選を、来年の統一地方選や参院選の前哨戦と位置づけ、推薦候補を挙党態勢で支援。
旭川市は自民、民主の勢力が拮抗し、近年の国政選挙でも激しいつば迫り合いを演じてきた。
民主は、告示日に小沢一郎代表、2日目には鳩山由紀夫幹事長が旭川入りして強力な支援を展開。
党と連合、農連、後援会が一体となり、昨年の衆院選で道議だった佐々木隆博氏を当選させた勢いを維持して、自民の牙城を崩した。
道都・札幌市が民主推薦の市長であるだけに、自民党として旭川市長は死守したいポストだった。
中盤に「劣勢」の情報が入ると、自民党道連は即座に“大物”投入を手配し、町町村信孝前外相、武部勤前幹事長のほか、高橋はるみ知事自民党道連会長の橋本聖子参院議員や菅原功一市長も応援に駆けつけた。公明党の風間昶参院議員も支援の姿勢をアピールした。
保守一本化に反発した旭川市議の安住太伸が党を割って立候補に踏み切った。
同党道連幹部は「最大の敗因は保守分裂」と分析する。
だが、一本化に反発して自民を離れて出馬した安住氏に一部票を奪われ、苦戦を強いられた。
もともと加藤は鈴木宗男・新党大地代表に近いとされてきたが、市長選の告示日に鈴木代表が小沢一郎・民主党代表と統一選と参院選の選挙協力を確認。
西川に流れた大地支持者の票もあったとみられる。
旭川市長選で自民党が推薦した加藤礼一氏が敗れたことは、来年の知事選や参院選にも影響を与えそうだ。
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旭川市長選 世論調査 西川、加藤両氏が先行 追う安住氏、未定も3割 2006/10/24
二十九日投開票の旭川市長選で、北海道新聞社は二十一、二十二の両日、北海道新聞情報研究所に委託して電話による世論調査を行った。立候補した無所属・新人五氏のうち、前民主党第6区総支部副代表の西川将人氏=民主推薦=と、前自民党道議の加藤礼一氏=自民推薦、公明支持=の両氏が先行して激しく競り合い、前旭川市議の安住太伸氏が追う展開となっている。回答者の三割近くがまだ投票者を決めておらず、その動向も勝敗を左右しそうだ。
旧自由党出身の西川氏は民主党支持層の七割をまとめた上、自民党支持層の一部にも食い込んでいる。また、無党派層の支持も五候補中で最も高い。職業別では公務員、商業・サービス業の支持を得ている。
加藤氏は公明党支持層の八割近くを固め、選挙協力の浸透ぶりをうかがわせる一方、自民党支持層の半分しか固め切れておらず、保守分裂の影響がうかがえる。職業別では会社員や専業主婦から高い支持を集めている。
安住氏は自民党支持層でやや苦戦しているものの、無党派層の支持は加藤氏とほぼ互角。また、二、三十代の若年層にも浸透しつつある。
共産党旭川地区委員長の荻生和敏氏は、共産党支持層の四割弱の支持を得ているものの、厳しい戦いを強いられている。
道東海大助教授の神崎実氏は、二十代の一部から支持を得ている。
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旭川市長選 西川将人氏擁立へ--民主・第6区総支部 /北海道
10月29日に投開票が行われる旭川市長選で、民主党第6区総支部(代表・佐々木隆博衆院議員)は、同支部副代表の西川将人(まさひと)氏(37)を擁立する方針を固めた。既に擁立の意向を本人に伝えており、西川氏は受諾する見込み。
3期目の菅原功一市長は7月中に去就を明らかにする意向だが、同支部は支持しない方針を決めている。同市長選を巡っては、元自民党道議の東国幹氏(38)ら数人が出馬に意欲を示している。
西川氏は旭川市出身。北大卒業後、00年衆院選道6区に旧自由党から初出馬。衆院選に3回、参院選は2回立候補し、いずれも落選した。次点となった04年の参院選道選挙区では、旭川市内で7候補者中トップの約5万8000票を獲得している。
7月15日朝刊
(毎日新聞)