選挙ブログ

選挙を中心に政治の話題を取り上げていきます

07東京都知事選

2007-03-06 | 東京・神奈川
民主が浅野氏支援を確認=都知事選

 3月5日 時事通信

 民主党は5日、東京都知事選(4月8日投開票)に出馬の意向を示している浅野史郎前宮城県知事(59)を支援する方針を固めた。小沢一郎代表と円より子東京都連会長ら都連幹部が5日夕に党本部で会談し、支援を確認した。
 浅野氏は6日に東京都庁で記者会見し、立候補を正式に表明する予定。自民党は石原慎太郎知事(74)から推薦を辞退されたものの、支援する方針を表明しており、共産党が推薦する吉田万三氏(59)も含め、事実上の与野党対決の構図となることが固まった。
 会談で円氏は、独自候補は擁立せず浅野氏を支援したいとの都連の方針を報告し、小沢氏も了承した。これに関し、円氏は記者団に「浅野氏から『支援してほしい』との電話があった」と説明した。 

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<東国原知事>都知事選、浅野氏に「出馬すべきだ」とエール

 3月5日 毎日新聞

 宮崎県の東国原(ひがしこくばる)英夫知事は5日、毎日新聞のインタビューに応じ、東京都知事選に事実上の出馬表明をした浅野史郎・前宮城県知事(59)について「出馬すべきだと思ってきた。都民に選択肢を増やすことは民主主義の堅持につながる」とエールを送った。

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東京都知事選 意欲の浅野氏に期待感--会見で増田知事 /岩手

3月3日朝刊 毎日新聞

 東京都知事選(4月8日投開票)に出馬意欲を示している前宮城県知事の浅野史郎慶大教授について、増田寛也知事は2日の定例会見で「(出馬するとすれば)勇気ある決断だと思う。東京をどうしたいと考えているのか、聞きたい衝動にかられる」と期待感を示した。
 
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東京知事選:浅野氏めぐり民主党内対立 候補擁立は3月に

 東京都知事選(4月8日投票)の候補擁立が難航する民主党内で27日、浅野史郎前宮城県知事の出馬に期待する菅直人代表代行らに対し、菅氏の出馬を求めていた党東京都連の一部が反発、党内対立が表面化した。
 同党は28日の都連パーティーを候補擁立の期限に位置づけてきたが、浅野氏は27日、毎日新聞の取材に「(状況は)昨日から何も変わらない」と述べ、月内の態度表明は困難との考えを示唆。
 民主党の候補擁立は3月にずれ込む見通しが強まった。
 「現段階は党外の人から党内の人選に移っており、しかるべき時期に決めることができると確信している」円より子都連会長(党副代表)は27日の党常任幹事会で党内候補の擁立作業を引き続き進める考えを示した。
 菅氏が26日に小沢一郎代表に説明した「浅野氏の去就を見守る」との方針に反旗を翻す発言で、菅氏に近い小川敏夫参院幹事長は「真意が分からない」と記者団に不快感を示した。
 都連内では都議団を中心に菅氏への待望論が根強いことに加え、浅野氏が出馬する場合は政党の推薦を受けないとみられることへの不満が円氏の発言につながった。都連内が浅野氏に期待する菅氏支持派と、それに反発する独自候補擁立派に分かれた形で、浅野氏が出馬しても「推薦しなければ党内はまとまらない」との見方も出ている。
 
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浅野史郎氏、東京都知事選出馬へ 週明けにも表明

前宮城県知事の浅野史郎氏(59)が28日、4月の東京都知事選に立候補する意思を固めた。同日、東京で記者団に対し、「真剣に考えなければならない。フリーズ(凍結)は解けた」と述べ、出馬に前向きな考えを示した。週明けにも正式表明するとみられる。

 任期中は、徹底した情報公開によって、食糧費不適正支出・カラ出張問題の解決などに取り組み、改革派知事として、全国区の知名度を得た。現在、宮城県社会福祉協議会会長、慶応大教授、東北大客員教授を務めている。

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<民主党>浅野氏擁立論が再浮上 最終決断に期待

 民主党は26日、小沢一郎代表と菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長が東京都知事選(4月8日投票)の対応を協議し、立候補について態度を保留している浅野史郎前宮城県知事の最終決断を待つことで一致した。同党はいったん浅野氏の擁立を断念し党内からの擁立を模索していたが、待望論の強い菅氏が出馬を全面否定し、人選が迷走。出馬を固辞していた浅野氏が25日に市民団体などの出馬要請集会に出席して態度保留に転じたのを受け、浅野氏擁立に再び期待する状況になった。
 菅氏は小沢氏らとの協議で「期待を持ってこの数日、眺めていきたい」と強調。協議後、鳩山氏は「浅野さんの去就を見守る」と語った。
 同党は東京都連のパーティーが開かれる28日を独自候補擁立の期限としているが、浅野氏が出馬を決断しなければ候補不在のまま28日を迎える可能性が強い。

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<都知事選>浅野前宮城県知事、出馬の可能性に含み

 東京都知事選(3月22日告示、4月8日投票)への立候補を否定していた浅野史郎前宮城県知事が25日夜、東京都内で開かれた浅野氏に出馬を求める集会に出席し、「感激して今日は言葉が出ない。(出馬するかどうかの決断は)お許しいただきたい」と述べ、出馬の可能性に含みを残した。
 
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小宮山、海江田両氏で調整 民主党の都知事選候補  

 4月の東京都知事選で、石原慎太郎知事(74)の対立候補擁立を進めている民主党は23日、小宮山洋子衆院議員(58)=比例東京ブロック=と海江田万里元衆院議員(57)の2氏に絞り、最終調整に入った。28日の東京都連パーティーまでに擁立を目指す方針。ただ両氏は出馬に難色を示している。

2007/02/24

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「金持ち主義を変える」 黒川氏が出馬会見

 4月の東京都知事選に出馬表明した建築家黒川紀章氏(72)が22日、都庁で記者会見し「東京を金持ち主義から経済と文化の共生主義に変える」と公約を説明した。

 黒川氏は、首都機能の移転により「低所得者のための議員宿舎並みの都心住宅群ができる。貧乏人でも住める東京を」とした。2016年五輪招致中止の理由は「湾岸開発で五輪で群がるのは金持ち。泣くのは東京湾の生態系」と語った。

 3選を目指す石原慎太郎知事(74)とは「40年来の親友」としながらも「最近の側近政治問題などが出馬のきっかけ。都民は懐疑的な目を注いでいる。潮時」と述べた。

07/02/22

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黒川氏推薦には慎重論 民主、党内擁立も難航

 民主党は22日、4月の統一地方選で焦点となる東京都知事選の候補者調整を続けた。党内には無所属での出馬を表明した建築家黒川紀章氏(72)を評価する声もあるが、「石原知事に考え方が近く、政治信条など分からない点が多い」(幹部)と推薦には慎重論が強い。

 菅直人代表代行は22日の記者会見で「石原知事と親しい黒川氏が、これ以上知事を続けてほしくないと出馬を決意をした。石原氏の支持層にも不信任の気持ちが広がっている表れだ」と強調した。

(共同)

2007年02月22日

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都知事選 菅氏に出馬再考 民主都連要請へ

 4月の東京都知事選をめぐり難航している民主党の候補者選びで、民主党都連は21日、不出馬を決めた同党の菅直人代表代行に立候補するよう再考を申し入れる。ただ、翻意は難しいとみられる。菅氏が出馬を改めて固辞した場合、同党都連の候補者選びは混迷の度合いを一段と増すとともに、都知事選後、責任問題に発展する可能性もある。

2月21日

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民主党:都知事選候補、議員・前議員で…鳩山幹事長

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は17日、甲府市で記者会見し、浅野史郎前宮城県知事が4月の東京都知事選への出馬を否定したことについて「浅野さんが不出馬の時は党の関係者、基本的には議員・前議員に限られると思う」と述べた。
 ただ、鳩山氏は「浅野さんが出馬するか否かは決着が付いていない」とも述べ、なお浅野氏の出馬に期待する考えを示した。

毎日新聞 2月17日

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<石原都知事>自民党の推薦は受けないと明言 記者団に

 4月8日投開票の東京都知事選に3選を目指して立候補表明している石原慎太郎知事(74)は16日、「もともと無党派でやってきた。その原則はやっぱり踏まえていきたい」と述べ、自民党の推薦を断る考えを明言した。都議会本会議終了後、記者団に語った。

2月16日 毎日新聞

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知事候補来週中に決定 民主、菅氏不出馬を確認

 民主党の小沢代表、菅代表代行、鳩山幹事長は16日夕、党本部で会談し、4月の東京都知事選について、来週中の候補者決定を目指し調整を急ぐ方針で一致した。党内に擁立論があった菅氏の不出馬も確認した。

 2月16日

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<東京知事選>浅野氏が出馬否定 菅氏待望論加速か

 民主党の一部から東京都知事選出馬の働きかけを受けている浅野史郎前宮城県知事は15日、東京都内で毎日新聞の取材に応じ「私が出馬する可能性は限りなくゼロに近い」と改めて否定的な考えを示した。
 同党の菅直人代表代行に近い五十嵐敬喜法政大教授らが呼びかけ人となって「浅野史郎さんを“東京都知事”に出馬させる会」を16日に発足させる予定だが、浅野氏は「菅さんが出ればいい」と菅氏出馬への期待感を表明した。
 
 同党は党外の著名人擁立を目指しジャーナリストの鳥越俊太郎氏に出馬を打診していたが先週末に断念。
 党内で菅氏への待望論が強まる中、出馬を回避したい菅氏の意向を受け五十嵐氏らが浅野氏の擁立に動いた格好で、政党の推薦を受けない「都民党」での出馬を促し、民主党が勝手連的に支援する形を想定していた。
 しかし、浅野氏擁立に失敗すれば、都知事選候補の選定対象は党内の国会議員に移り、菅氏待望論が加速しそうだ。
 
 2月16日 毎日新聞

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都知事選への出馬、民主・菅氏が改めて否定

2月15日

 民主党の菅代表代行は15日の記者会見で、4月の東京都知事選への出馬について改めて否定した。
 浅野史郎・前宮城県知事の出馬が取りざたされていることについては「(民主党外の)いろいろなグループが浅野さんに出てもらいたいという動きを始めていることは聞いている」と指摘。
 そのうえで、浅野史郎・前宮城県知事について「(宮城県知事時代に)情報公開、特に警察の報償費問題で、多くの知事の中で浅野さんが最もしっかりした勇気ある行動をとられた。私は浅野さんを個人として評価している」と述べ、浅野氏の立候補に期待をにじませた。

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慎太郎“天敵”中国に急接近…自民関係者「五輪招致で必死」

 対中強硬派として知られる東京都の石原慎太郎知事が1月、東京滞在中の于再清・中国国家体育総局副局長(中国オリンピック委員会副会長)と極秘に接触していたことが10日、分かった。2016年東京夏季五輪の招致活動の一環とみられるが、石原氏が中国高官と接触するのは極めて異例だ。

 2月14日 時事通信

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浅野氏、都知事選出馬に否定的

 浅野史郎前宮城県知事(59)は14日午前、民主党が東京都知事選(4月8日投開票)への出馬を打診したとする一部報道について、「人事のことは話せない」と述べ確認を避けた。ただ、出馬の可能性については「意欲はありません」と、否定的な考えを明らかにした。
 さらに浅野氏は、民主党関係者と今後接触するかについて、「会うつもりはない」と明言した。

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選挙:東京都知事選 民主・鳩山氏「菅氏待望論が党内に強い」

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は13日夜、CS放送番組で、東京都知事選の候補擁立について「勝てる候補ということが前提条件。菅直人代表代行は、皆さん、この方ではないかと思っている節はある」と述べ、
 菅氏への出馬待望論が党内に強いとの認識を示した。
 
毎日新聞 2月14日 

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民主が浅野・前宮城県知事に立候補打診 東京都知事選

 今春の東京都知事選で、民主党が前宮城県知事で慶応大教授の浅野史郎氏(59)に立候補を打診していたことが分かった。浅野氏は朝日新聞の取材に、立候補するかどうかを明らかにしていないが、同党は浅野氏が決断すれば全面支援する考え。都知事選には、現職の石原慎太郎氏(74)が3選を目指して立候補する考えを表明し、自民党が推薦を決めている。

 民主党関係者によると、浅野氏は党外からの候補者として検討している最後の人物。すでに水面下で立候補を打診したという。

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<東京都知事選>民主の候補選び混迷 鳥越氏が断る

 東京都知事選(3月22日告示、4月8日投開票)で独自候補擁立を目指す民主党がジャーナリストの鳥越俊太郎氏(66)に立候補を打診したが、健康問題などを理由に断られていたことが9日分かった。3選出馬を表明した石原慎太郎知事に対抗できる「本命」として期待していただけに、同党の候補者選考は混迷の度を深めている。告示まで1カ月余りと時間切れが迫る中、党内では「勝ちにいくなら菅直人代表代行しかいない」との声も強まっている。
 菅氏らが出馬を要請し、鳥越氏もいったんは検討する姿勢を見せたが「(任期の)4年間に責任を持てない」との回答があったという。
 03年の前回都知事選で、同党は告示直前に立候補表明した評論家の樋口恵子氏を支持したが、石原氏に300万票以上の大量得票で再選を許した。今回は与野党逆転を目指す参院選を7月に控え、首都決戦で弾みをつけようと党外からの著名人擁立を目指してきた。
 同党は東京都連のパーティーを開く今月28日を候補擁立のタイムリミットに位置づけ、なお党外からの擁立を模索する構え。しかし、鳩山由紀夫幹事長は8日の講演で「政治家以外でどなたも出馬していただけないなら国会議員の中から選択する状況になる」と述べ、選考対象が党内に移る時期が迫っているとの認識を示した。
 ただ、菅氏は8日の記者会見でも「立候補する意思はない。可能性も全くない」と否定。元NHK解説委員の小宮山洋子衆院議員(58)や元フリージャーナリストの円より子参院議員(60)らの名も浮上しているほか、東京都杉並区の山田宏区長(49)を推す声も保守系議員の間にあるが、決め手に欠ける状況だ。

2月10日 毎日新聞

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石原都知事支持53%、過去最低 本社世論調査

 今春の統一地方選の焦点とされる東京都知事選への3選出馬を表明した石原慎太郎知事(74)について、朝日新聞社が3、4日に都民に電話で世論調査をした結果、支持率は53%で、これまでの調査で最も低くなった。3選出馬の理由の一つに挙げる五輪の東京開催については、賛成が54%で、反対の39%を上回った。だが、海外出張費など公金の使い方や、知事の四男が都の文化事業に関与することに6割以上が「適切でない」と答え、こうした点が支持率に影響したとみられる。

 石原知事の支持率は、就任して3年たった02年4月の調査(78%)が最も高く、それ以後は減少傾向。今回は05年6月の前回調査(61%)より下がった。一方、「支持しない」は35%と、これまでで最も高かった。

 3選出馬については、「望ましい」は41%で「望ましくない」(29%)を上回ったが、「どちらとも言えない」との答えも29%あった。自民支持層の70%が「望ましい」としているが、民主支持層や無党派層では3割台にとどまった。

 海外出張費や知事交際費を巡る住民訴訟で、知事側一部敗訴の判決が相次いだ。公金の使い方は「適切だ」の19%に対して「適切でない」は64%。また、四男の都政への関与は「適切だ」が18%、「適切でない」が63%だった。知事を支持する層の中でも、ともに「適切でない」が「適切だ」を上回った。


02月07日

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都に40万円返還請求命令=「2件の支出は違法」-石原知事の交際費・東京地裁

 石原慎太郎東京都知事が支出した総額約1193万円の交際費について、都内に住む市民団体メンバーが都を相手に、知事に対し返還請求するよう求めた訴訟の判決で、東京地裁(鶴岡稔彦裁判長)は30日、2件の支出について「社会通念を逸脱したといわざるを得ない」として、都に対し知事に約40万円の返還を請求するよう命じた。都は控訴する意向。
 違法とされたのは、2003年2月と5月、石原知事がテレビ番組のプロデューサーや、航空関係者と会合を持った際の飲食代。
 鶴岡裁判長は、プロデューサーとの会合について「知事は番組出演者として出席し、都側が接遇する筋合いのものではない」と指摘。航空関係者と利用した料亭の飲食代は計34万1000円で、目的も意見交換より接待といえ、相手の人定もはっきりしないとした。
 
1月30日 時事通信

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選挙:知事選 石原知事、3選に改めて意欲 批判にも強気 /東京

 4月に都知事選を控え、3選出馬を表明している石原慎太郎知事は29日、港区内のホテルで政治資金パーティーを開いた。石原知事はあいさつで都の文化振興事業に四男が関与した問題などについて「わけの分からん誹謗(ひぼう)中傷にさらされておりますが、私は自殺はいたしません」と強気の姿勢を見せたうえで、「頑張ります。よろしくお願いします」と改めて3選に意欲を示した。

毎日新聞 1月30日

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選挙:知事選 自民推薦「結構ですね」 石原知事、受け入れへ /東京

 自民党が4月の知事選で3選を目指す石原慎太郎知事の推薦を内定したことに関し、石原知事は19日の会見で、「まだ正式に聞いていない」としつつも「推薦、結構ですね」と述べ、受け入れる考えを示した。石原知事は、99年と03年の知事選では政党推薦を受けていなかった。

 そのうえで石原知事は「できたら共産党以外、公明党にも民主党にも推薦していただくとありがたい。みなさん政策にずっと賛成してこられ、その成果も出ている」と語った。
 
毎日新聞 1月20日

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選挙:知事選 社民・福島党首、知事選への対応「一本化に全力」 /東京

 4月の知事選について、社民党の福島瑞穂党首は19日、「石原都政打倒のために一本化できるように全力を尽くす」と述べ、独自候補の擁立を目指す民主党などとの連携を目指す考えを明らかにした。

毎日新聞 1月20日

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民主、海江田氏軸に調整へ

 民主党は17日、来年4月の東京都知事選で3選を目指す石原慎太郎知事(74)の対立候補について、元衆院議員で経済評論家の海江田万里氏(57)を軸に調整する方針を固めた。

 来年夏の参院選に政治生命を懸ける小沢一郎代表は、前哨戦となる都知事選を重視。自民党が石原氏を推薦する方向で調整していることを受け、他の野党に選挙協力を呼び掛け、与野党の「首都決戦」を制して参院選に弾みをつけたい考えだ。
 石原氏をめぐり、四男が都の事業に関連し公費で海外出張していた問題などで批判が強まっていることから、執行部は「しっかりした候補を立てれば勝てる」(鳩山由紀夫幹事長)と分析。知名度が高く、社会保障政策に通じ、論戦にも強い海江田氏が浮上した。ただ海江田氏は次期衆院選出馬に意欲を示しており、調整が難航する可能性もある。

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選挙:東京都知事選 石原知事、3選出馬正式表明 四男問題、波乱含み

 「首都東京のかじ取りを引き続き命がけでやっていきたい」。石原慎太郎知事(74)は7日の都議会で来年4月の東京都知事選に正式に出馬表明した。その同じ議会で、共産党と民主党の厳しい追及にさらされることに。高額な海外出張や都事業への四男関与を「都政の私物化」とする批判が渦巻く中での表明。強気一辺倒の知事が守勢に立たされる場面も目立つ。

 04年にスイスで開かれた知事主催のレセプションで、延啓氏が舞台装置を製作し、その旅費を公費負担したことが明らかになっているが、この日は、延啓氏に報酬も支払われていた疑いがあると指摘。都職員の問い合わせに答えた都参与の電子メールを示した。

 また、共産党は、このレセプションの経費は計1747万円にも上ったと指摘、必要性に疑問を投げかけた。

 こうした指摘に対し、石原知事は「都政を預かる者として必要なら身内をも使い、さまざまな課題に取り組む。若い人たちには新しい発想があり、たまたま、その1人が息子だった。四男のスイス渡航に違法性も問題もない」と弁明した。

 過去2回の知事選では、出馬表明は告示まで1カ月を切ってからだった。今回は、統一地方選の態勢づくりを急ぎたい都議会自民党が、早期の出馬表明を強く要請。また、四男問題などで批判が高まる中、知事サイドも早期に足元を固めたい狙いがあるとみられる。

毎日新聞 12月8日 

07福岡県知事選 動向

2007-03-05 | 福岡・佐賀・長崎
<福岡県知事選>自民市議団が麻生氏推薦決める

 3月5日 毎日新聞

 4月8日投開票の福岡県知事選で、福岡市議会の自民党福岡市議団と自民系のみらい福岡の両会派は5日、市内で会合を開き、4選を目指す現職の麻生渡知事(67)を「市政同志クラブ」として推薦することを正式に決定し、麻生知事に推薦状を手渡した。麻生知事は「協力をいただき、大変ありがたい」と話した。

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連合福岡“自主投票”へ 稲富氏の推薦見送り

 福岡県知事選(3月22日告示)で連合福岡(約17万人)は27日、4選を目指す麻生渡氏(67)、民主党県連副代表の稲富修二氏(36)のいずれも推薦せず、加盟労組に判断を委ねる方針を決めた。実質的に自主投票となる。

 連合福岡は、福岡、北九州両市長選で民主党が擁立した候補を推薦して連勝。この日の会合でも民主党と連携して政権交代を目指す本部方針を踏まえ、稲富氏を推す声が上がった。
 これに対し、12年前の福岡県知事選で連合が主導して「多党相乗り」の麻生県政を誕生させた経緯や、現職としての実績を重視する意見も根強く、一本化は断念した。

 この決定を受け、自治労県本部は同日、稲富氏の推薦を決定。県教職員組合などでつくる県地方公務員労働組合共闘会議も、自治労と足並みをそろえる方針を確認した。
 一方、基幹労連と電力総連、JR連合の県内労組は近く麻生氏を推薦する見通し。

=2007/02/28付 西日本新聞朝刊=

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民主擁立・稲富氏が出馬会見 「県内走り生の声聞く」 個別の政策には触れず

 福岡県知事選(3月22日告示)に民主党県連が擁立する同県連副代表の稲富修二氏(36)は23日、記者会見をして「県内を走り回り、これまでの県知事像を変えたい。県民の所に直接行って生の声を聞き、県政運営に反映させたい」と語り、正式に立候補を表明した。
 民主党推薦の無所属で選挙戦に臨む。

 稲富氏は、県政の課題として県内の地域間格差を挙げ「地域に強い閉塞感(へいそくかん)がある。将来への不安を払拭(ふっしょく)し、福岡県を変えたい」と述べた。

 政策面では、県の財政健全化を目指し、知事の退職金廃止や公舎売却、公用車見直しを「三点セット」とする方針を打ち出した。
 ただ、マニフェスト(具体的な公約)がまとまっていないとの理由から、個別の政策には触れなかった。
 新福岡空港の建設は、現空港の利便性や財政的な理由から「反対」と明言した。

 現職の麻生渡氏(67)の県政運営には「産業振興、企業誘致で非常に高い業績を残されたと思う」と評価する一方、「3期12年まではいい。(それ以上は)弊害が出る」と4選出馬を批判した。

 ●社民党県連合 稲富氏推薦へ

 社民党福岡県連合は23日の常任幹事会で、同県知事選(3月22日告示)に立候補する民主党同県連副代表の稲富修二氏(36)を推薦する方針を決めた。

 この日の常任幹事会では、前回知事選で推薦した現職、麻生渡氏(67)の県政運営の評価作業を実施。
 4選を目指す同氏に対して雇用や福祉、環境問題の対応などで厳しい意見が出され、全体として「大きな失政はないものの、高い評価はできない」と結論付けた。

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激突 ’07福岡知事選<下>支援 「県民党」に自公戸惑い
 
 4選を目指す麻生渡氏(67)と、これまでずっと支えてきた自民党県連の間に微妙なすき間風が吹いている。
 4選以上の現職を推薦しない党本部。
 推薦願を県連に出さず「県民党」を掲げて県内の幅広い支援を求めようとする麻生氏。県連内には不満の声も出始めている。
 「(麻生氏は)自民党の手を借りずに知事選を戦えるのか」

 2月中旬、福岡県南部であった自民党県議の事務所開き。来賓の麻生氏が「久留米のバイオ産業振興に力添えいただいている」と、県議の活躍を称賛すると、集まった支持者に、応援県議や国会議員が売り込んだ。
 「知事も選挙があります」
 県議選を控え、週末に開く県政報告会や事務所開きに麻生氏を招く自民党県議は少なくない。全国知事会長を務めるベテラン知事だけに「麻生さんを呼ぶと支持者が喜ぶ。知事にとっても絶好のPRの場だ」と県議の1人。
 こうした県議選と知事選の「2人3脚」が今回も動きだしてはいる。

 ただ、現時点では、自民党は県議会会派レベルでの支援にとどまり、県連として推薦あるいは支持するという本腰の入った支援態勢には至っていない。
 「対立候補が出てくるかもしれませんよ」。民主党県連の候補者擁立が大詰めを迎えた2月中旬、自民党県議団・議員会の蔵内勇夫会長が麻生氏に耳打ちした。
 民主党が候補を立てれば、麻生氏は自民党に軸足を移す‐。選挙を抱える県議たちの間にはそんな読みもあった。
 しかし、民主党県連が候補擁立を決めた後も、麻生氏は自民県連レベルでの推薦要請について「特段、考えていません。勝手連でやってほしい。県民党ですから。どの会派、どの政党の人にも広くお願いするということです」と否定的だ。

 自民党は福岡、北九州の両政令市長選で推薦候補を落とし、内閣支持率の低下や柳沢伯夫厚生労働相の発言問題など全国的にも逆風が吹く。
 「自民党色が出ると、離れていく有権者もいるだろう。しかし、県内全域の知事選は、県連のノウハウや人材を使わないと難しい」。有力県議の1人は麻生氏の戦略を懸念する。

 同じ麻生与党だった公明党県本部の幹部は「民主党には勝たせたくないが、知事から何も話がない」と戸惑い気味だ。
 
=2007/02/22付 西日本新聞朝刊=

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激突 ’07福岡知事選<中>距離 民意の風に揺れる思い

 「事務所が派手な場所にあると『さすが大物知事』と批判を浴びる。細心の注意だよ」。4期目を目指す現職の麻生渡氏(67)の側近が教えてくれた選挙事務所予定地は、JR博多駅まで歩いて10分以上。大通りに面していないマンションが立ち並ぶ裏通りにあった。
 博多区内の大通りに事務所を構えた前回とまったく違う。
 過去3回の選挙に携わった自民党関係者は「不便で目立たず、選挙の鉄則から外れている」と立地を不安視するほどだが、40カ所近い候補地からここを選んだのは、ほかならぬ麻生氏自身だった。
 自民や公明、民主など主要政党が相乗りで分厚い組織を固めて当選した過去3回の選挙から一転し、今回、麻生氏は政党推薦を受けずに戦う。
 4選以上の推薦を禁止する政党のルールを受けての対応で、経済団体や各種組織あるいは県民一人一人など幅広く支援を受けられるよう「県民党」を掲げて戦いに挑む。
 一見、地味に映る事務所も「県民党」のイメージ戦略と重なる。

 「知事はおっしゃいませんでしたが、4月に選挙があります」。
 2月中旬の休日。
 福岡市医師会が開いたパーティー会場で、来賓の麻生氏を前に県医師会トップの言葉が響いた。
 2月上旬には県内にある十九商工会議所による政治団体が発足、麻生氏支援を決めた。
 政党が前に出ない分、こうした組織が選挙を支えようとしている。
 ただ、県議に相乗りし、県議選と連動した支持拡大が3期12年で培った麻生氏の選挙スタイル。
 「よりどころはあくまで自民・公明。最後は従来型に収まるしかない」(県議の1人)との声もあり、推薦しない政党とどう距離を測るのか、麻生氏周辺は腐心する。

 「息子より若いな」。民主党福岡県連が副代表の稲富修二氏(36)の擁立を決めた19日、感想を求められた麻生氏は笑顔で答えた。
 2005年2月から全国知事会長を務め、政策通で知られる麻生氏。会見では産業政策やアジア戦略の持論を展開する。
 だが、知事選情勢に話題が及ぶと「その時の風みたいなものもありますから」と物言いは慎重だ。
 その裏には1月の宮崎県知事選がある。“そのまんま旋風”が吹き荒れ、行政経験のない元タレントの東国原英夫氏が当選。
 麻生氏は「福岡県の部長経験がある対立候補の勝利を疑わず、(東国原氏優勢とする)世論調査も信じようとしなかった」(県幹部)という。
 知事という要職を知り尽くすがゆえに、この民意は苦い記憶に違いない。

 政党との距離に加え、気になる民意との距離。
 「起こそうとして起こるものでもないし、そういうものを頼りにしたんじゃ、どうにもなりませんから」。
 “民意の風”を語る麻生氏の表情に、揺れる思いがにじんだ。

=2007/02/21付 西日本新聞朝刊=

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激突 ’07福岡知事選<上>迷走 思惑絡んだ候補擁立劇

 「入り口ではどんな議論があってもいい。最後は拍手、満場一致で決まりましたから」-。福岡県知事選の候補者選びをめぐる混乱について、民主党県連の松本龍代表は19日、選挙戦での「しこりはない」と強調した。しかし、稲富修二氏(36)の擁立にこぎつけるまでの舞台裏では、関係者の思惑が絡み合う迷走劇が繰り広げられた。
 

 13日午後、北九州市へ向かうタクシーの車内。「連合は反対だ。誰が選挙ポスターを張ってくれるんだ?」。稲富氏は、藤田一枝元衆院議員に近い人物から、知事選出馬を思いとどまるよう説得されていた。
 14日には藤田氏本人とも面会。「私も参院選に担がれたときは、きつかった。本当に自分の意思なの?」と藤田氏。稲富氏は「政治家としての責任感から出馬を決意した」と即答したという。
 稲富氏の名前は今月上旬、党本部や県連関係者の間で急浮上。周囲の反発もあったが、党関係者はこの時期「本人は全然めげていない。党本部も揺れていない」と打ち明けた。固い決意に押され、藤田氏も最後はこう誓ったという。
 「分かった。応援する」

 稲富氏を軸にした候補選びは14日夜、決着したかに見えた。だが、再び流れを引き戻す情報が松本代表に入った。「古賀一成氏(衆院議員)が本気らしい」
 前回の衆院選で、東京18区から福岡6区に選挙区を移した自民党の鳩山邦夫氏に競り負けている古賀氏。比例九州で復活当選したものの「鳩山氏が地元に根付けば次は厳しい」との声もあった。古賀氏は知事選出馬に最後まで悩み続けた。
 迷走を複雑にしたのは、古賀氏が議員バッジを外して知事選に立てば、前回の衆院選福岡3区で次点に泣いた藤田氏が比例九州で繰り上げ当選になる点。古賀氏の古い支持者は「そんな筋書きがあるのに出馬すればピエロだ」と反対した。

 さらに迷走を深めたのが、県議団だった。稲富氏擁立を話し合った14日「経験、知名度を考えるとかなり難しいのではないか」との声明を発表。4選を目指す現職との決別に未練を残すある県議は「自主投票でいいじゃないか」と公言し、党本部幹部の「白紙に戻った」との発言も飛び出した。
 そして、19日の知事選対策委員会。出馬への未練を断ち切った古賀氏は、強い口調で呼び掛けた。「稲富をしっかり支えんとつまらんぞ」。迷走した候補擁立劇に、終止符が打たれた瞬間だった。

=2007/02/20付 西日本新聞朝刊=

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逆風与党と距離? 民主に秋波?

 3月22日告示の福岡県知事選で4選を目指す無所属現職の麻生渡氏(67)が、17日に福岡市内である自民党県連大会への出席を辞退することが波紋を呼んでいる。民主党が対立候補選定の最終段階に入ったこともあり、県連内には「民主党に候補を出さないよう、秋波を送ったのではないか」「柳沢伯夫厚生労働相の発言問題などで逆風が吹く自民党と、距離を取ろうとしているのでは」などと、真意をいぶかる声が出ている。

 麻生氏は自民党県連大会には例年、来賓として出席してきた。
 同党が麻生氏を推薦した2003年の知事選前の県連大会では、県選出国会議員らが「挙党一致」で麻生氏支援を呼び掛けた。

 しかし今回は自民、民主など主要政党が4選以上の現職知事の推薦を禁止。
 自民党は県議会会派レベルでの「支持」を決めたが、麻生氏は政党推薦を受けない「県民党」を掲げて立候補する意向を明らかにしている。

 同党県連内には「選挙直前に1つの党だけにいい顔はできないのだろう」と麻生氏の立場に理解を示す声もあるが、「組織もないはずなのに、自民党の力を借りずに選挙を戦えるのか」などと、不満をもらす県議も少なくない。
 同じ17日には、知事選候補者を選定する民主党県連の知事選対策委員会も予定されており、「民主党に配慮した判断ではないか」との憶測も呼んでいる。

 麻生氏本人は「私は一貫して『県民党』と言っているのに、出席すると軸がぶれていると思われる」と欠席の理由を説明。
 一方で、「県政を応援していただいたお礼をするのが筋なんだが…。あれだけお世話になった自民党だから」とも述べ、悩んだ末の決断だったことをうかがわせた。

西日本新聞

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<福岡知事選>民主党、稲富修二氏を推薦候補として擁立決定

毎日新聞

 4月8日投開票の福岡県知事選で、民主党福岡県連は19日、福岡市のホテルで知事選対策委員会を開き、県連副代表で衆院福岡11区総支部代表の稲富修二氏(36)を党推薦候補として擁立することを決めた。
 稲富氏は会見し「県民のために新しい選択肢を示したい。私なりにやれることがあると思い、挑戦する決意をした」と話した。
 自民党は、4選出馬を表明している麻生渡氏(67)について、多選を理由に推薦はしないが、県議団は麻生氏を支援する方針。

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民主候補19日決定 事務局長「2人の中から1人」

 民主党福岡県連は17日、同県知事選(3月22日告示、4月8日投開票)の対策委員会を開き、19日に候補者を決める方針を確認した。
 県連副代表の稲富修二氏(36)の擁立が有力となっているが、一部から地元選出国会議員を推す声が上がったため、最終決定を先送りした。

 終了後の記者会見で吉村敏男事務局長は「(次回)2人の中から1人を選ぶ」と言明。候補の擁立を見送り、自主投票となる可能性については「そういう議論はない」と否定した。
 この日の協議では、稲富氏擁立について「県民の期待が高まっている」「(現職より若く)違いが際立つ」などの賛成意見が、慎重論を上回ったという。

 19日の候補決定を受け、有力支持組織の連合福岡は20日の三役会議で対応を協議する。
 4選を目指す麻生渡氏(67)の県政運営を評価しており、対立候補の擁立には反発も予想される。

=2007/02/18付 西日本新聞朝刊=

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稲富氏擁立に消極論 福岡知事選 民主県議団

 3月22日に告示が迫った福岡県知事選をめぐり民主党県議団は14日、県連副代表の稲富修二氏(36)の擁立について協議し「人物像、将来性、資質は申し分ないが、経験、知名度を考えるとかなり難しいのではないか」とする消極意見をまとめた。
 擁立問題を協議する17日の知事選対策委員会は、擁立派と消極派に分かれ論議が紛糾することも予想される。

 現職で4選を目指す麻生渡氏(67)の県政運営を評価する県議団の一部には「対立候補を出すだけでは、県民に選択肢を示したとはいえない」と、自主投票を容認する動きもある。
 一方、党本部の幹部は「自主投票はあり得ない」とあらためて候補擁立を強く要求。
 県連内には「組織として擁立すると決めたのに腰砕けになれば、県議選や参院選への打撃となり、党の看板にも傷がつく」と懸念する声が出ている。

 民主党県連は10日の知事選対策委員会で、独自候補の擁立を決定。13日の同委員会では、候補として名前が挙がっていた現職と元職の国会議員が出馬を固辞。
「党の意向であれば従う」との考えを示した稲富氏を軸に選考作業に入っていた。

=2007/02/15付 西日本新聞朝刊

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民主が自主投票の可能性 4月の福岡県知事選

 民主党福岡県連所属の県議団は14日、任期満了に伴う4月の福岡県知事選をめぐり対応を協議し、候補者選定で名前が浮上していた稲富修二氏(36)について、経験や知名度不足などの理由から「候補者とするのは難しい」との認識で一致した。
 ほかに名前が挙がっていた現職や元職の衆院議員は出馬を固辞しており、自主投票となる可能性が出てきた。

 同党は、4日の北九州市長選で民主推薦候補が自民、公明推薦候補を破ったことから独自候補擁立に向けて検討を本格化。
 候補者を稲富氏ら3人に絞ったが、その後の選定が難航している。

2007年02月14日

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福岡県知事選 民主、稲富氏擁立へ

 民主党福岡県連は11日、同県知事選(3月22日告示)に同県連副代表の稲富修二氏(36)を擁立する方針を固めた。13日に開く知事選対策委員会で詰めの協議に入り、20日までに正式決定する。

 稲富氏は11日、西日本新聞の取材に対し「正式な要請がない段階。まだコメントできないが、そういう話があることは光栄」と語った。

 10日の知事選の対策委員会で候補として名前が挙がったある現職国会議員は11日、「(稲富氏は)若いが、伸びる。現職と十分に勝負できる」と、稲富氏擁立の動きを容認する考えを示した。その他の県連幹部にも目立った異論は出ていない。

 ただ、有力支援団体の連合福岡には現職で4選を目指す麻生渡氏(67)を支援する声もあり、流動的な要素も残されている。

=2007/02/12付 西日本新聞朝刊=

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民主知事候補 稲富氏軸に調整 県連副代表 36歳、大野城市出身

 福岡県知事選(3月22日告示)の独自候補擁立に向け人選を進めている民主党県連は10日、同県連副代表の稲富修二氏(36)を軸に検討に入った。
 稲富氏が有力となっているのは(1)全国最年少知事を狙える若さがある(2)民間企業での経験がある(3)松下政経塾出身で政策にも明るい‐などの理由があるとみられる。
 稲富氏は福岡県大野城市出身。東大法学部卒業後、会社勤務を経て、96年から4年間、松下政経塾に入塾。2004年に民主党国会議員候補者公募に合格。
 05年9月の衆院選で、福岡11区から民主党公認で立候補し、落選した。

 同党県連は10日の知事選対策委員会で名前が挙がった地元選出国会議員ら5人について、松本龍代表が意向確認などの作業を始めた。

 有力支持団体の連合福岡には、現職で4選を目指す麻生渡氏(67)の県政運営を評価する声が根強く、民主党と足並みをそろえるかは不透明だ。

=2007/02/11付 西日本新聞朝刊=

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福岡知事選 民主が独自候補 擁立確認 男女5人軸に調整

 民主党福岡県連は10日、福岡県知事選(3月22日告示)への対応を協議する対策委員会を開き、独自候補を擁立することを確認し、具体的な人選作業に入った。
 地元選出の国会議員をはじめ党内外の男女5人の名前が浮上。
 13日の対策委員会で絞り込む方針。
 同県知事選には、現職で4選を目指す麻生渡氏(67)が「県民党」の立場で出馬を表明。
 県議会の自民党会派が「支持」を決めた。
 民主の独自候補擁立が実現すれば、自民、民主両党の推薦候補が激突した昨年11月の福岡市長選、2月の北九州市長選に続き、政権与党と野党の対決構図となる。
 会見した吉村敏男・対策委事務局長(同県議)は名前が挙がった5人について「松本龍県連代表が個別に(知事選出馬への)意思確認をする」と説明。
 麻生氏の支援方針をにじませる連合福岡に対し、20日までに選考結果を報告し、共同歩調を目指す考えを示した。
 民主党県議には麻生氏の行政手腕を評価する声も根強いが、10日の対策委では麻生氏支援や自主投票を求める意見はなかったという。

=2007/02/10付 西日本新聞夕刊=

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 古賀会長が辞表提出 自民福岡県連 政令市長選連敗で引責

 自民党福岡県連会長の古賀誠氏(衆院福岡7区)が、4日の北九州市長選で党推薦候補が敗れたことを受け、会長職の辞職願を同県連に提出していたことが8日分かった。
 県連執行部は慰留しているが、古賀氏の辞意は固く、近く県選出国会議員が後任問題について協議する見通しだ。
 
=2007/02/09付 西日本新聞朝刊=

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 選挙:知事選 麻生知事が連合に推薦願--今月下旬、対応決定 /福岡

 4月の知事選に4選出馬を表明している麻生渡知事は5日、連合福岡(山口正三会長)に推薦願を出した。
 連合福岡は民主党の態度決定を待って、今月下旬までに対応を決める。

 連合福岡は過去3回の知事選でも麻生知事を推薦した。
 今回も麻生知事の政策を「おおむね評価できる」という結論をまとめている。
 ただ、民主党県連が「4選以上の知事は推薦しない」という党本部方針を受けて対応を検討しているため、その結論を注視している。

 麻生事務所は「北九州市長選が終わったので推薦依頼した」と話している。

毎日新聞 2007年2月6日

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 10日までに独自候補 福岡知事選で民主県連方針 決まらなければ自主投票も
 
 民主党福岡県連は5日午前、同県知事選(3月22日告示)の対策委員会を開き、4選を目指す現職の麻生渡氏を推薦や支持せず、独自候補の擁立を目指す方針を決めた。

 昨秋の福岡市長選に続き、4日の北九州市長選でも同党推薦の北橋健治氏が初当選。「知事選でも有権者に選択肢を示すべきだ」とする声が強まった。ただ、10日までに人選ができなければ「自主投票となるのではないか」(吉村敏男・知事選対策委員会事務局長)としている。

 民主党は前回の知事選で麻生氏を推薦したものの、今回は党本部が4選以上の現職推薦を禁止。鳩山由紀夫幹事長は4日夜、麻生氏について「多選であり推薦できない候補であるのは明白」とあらためて強調した。

=2007/02/05付 西日本新聞夕刊=

07参院選~大分 動向

2007-03-03 | 大分・宮崎

自民党:郵政造反組復党問題 衛藤氏復党、県連が一転容認 /大分

3月3日朝刊 毎日新聞

 ◇公明は一定の理解示す--選挙協力に課題

 郵政造反落選組の衛藤晟一前衆院議員(59)の自民党復党問題は2日、同党の谷津義男・選対総局長の来県で、大きく展開した。「衛藤氏を参院選の比例公認候補に『県連の頭越し』で決めようとしている」と党本部に抗議していた自民党県連は、一転して容認。党県連からこの日報告を受けた公明党県本部は一定の理解を示した。しかし、両党で実際にどのような参院選の選挙協力が出来るのか課題も残されている。
 谷津総局長はこの日午前、自民党県連の常任総務会に出席した後、記者会見。谷津総局長は、福祉団体を中心に20を超える団体が衛藤氏の参院選比例代表公認を求めていることを明らかにし、公認に前向きの姿勢を表明した。県連の抗議に対しては「多少の作業をして県連に内々に話をしないといけないと思っていたが、総裁の発言がボーンと出てきた。頭越しの所があったので説明に来た」と釈明した。
 参院選比例代表に衛藤氏が出た場合の公明党への影響について、谷津総局長は「自然体で衛藤(晟一)さんの票が大分から出ることはあると思う」と述べたが、「大分の公明党の理解が得られるかまだ分からない」と語った。
 一方、公明党県本部の竹中万寿夫代表は「県連のスピーディーな対応を評価する」としつつ「衛藤晟一氏からしかるべき説明をいただかないと前に進まない」と、自民党県連の日野立明・会長代行に注文を付けた。
 公明党県本部は4月の県議選で、自民党の公認、推薦候補計24人から推薦を申請されているが、「衛藤氏の問題を見極めるため、現時点では判断を先送りしている」(竹中代表)といい、衛藤氏の復党問題は県議選にも影響を及ぼしている。

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衛藤氏復党は論外 首相を舛添氏が批判

 自民党の舛添要一参院政審会長は24日朝のTBS番組で、郵政造反組の衛藤晟一元厚生労働副大臣の復党を安倍晋三首相が容認する考えを示したことについて「百害あって一利なし。論外だ。首相はぐらついちゃいけない」と強く批判した。

 舛添氏は「参院は衆院で落選した人の姥捨山でも失業対策(の場)でもない。自公協力に影響を与える」と指摘。さらに「(次は)平沼(赳夫元経済産業相)さんはどうか、となる。だから昨年、一気に(落選組も含めて復党を)やっておけばよかった」と苦言を呈した。

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首相が衛藤氏の復党容認 公明反発、選挙協力影響も

 安倍晋三首相は23日、郵政造反組で2005年の衆院選(大分1区)で落選した衛藤晟一元厚生労働副大臣の早期復党に関し「基本的に同じ考え方、方向性を持った(元)議員だ。党紀委員会で議論するが、最終的には私が判断する。国造りを一緒にしたいと思う人を加えるのは当然だ」と述べ、容認する考えを表明した。

 衛藤氏は夏の参院選で自民党の比例代表候補としての出馬を目指しており、公明党は選挙協力の支障になるとして難色を示していた。これに関し首相は「基本的にわが党の候補だから、わが党の判断で決めたい」と強調した。

 公明党との選挙協力に関しては「両党の信頼関係において協力関係をしっかりと組むことが大切だ」と指摘した。ただ、公明党の反発は確実で、選挙協力に影響する可能性が高い。

2007年02月23日

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参院選・民主、社民の決裂不可避か~民主が候補擁立へ

 今夏の参院選大分選挙区で社民党が擁立した病院長・松本文六氏(64)への推薦を断った民主党県連の吉良州司代表は16日、大分市で記者会見し、党公認の独自候補擁立に向けた選考作業を本格化させることを表明した。両党は2000年以降の県内の国政選挙で共闘を組んできたが、今回の表明で分裂は避けられない情勢となってきた。

 これまで、吉良代表を委員長とする選考委員会で選考作業を進め、昨年末までに数人に絞り込んでいたが、社民党県連合から松本氏擁立を打診されて以降、作業を一時中断していた。

 吉良代表は「社民への配慮で作業を進めていなかったが、これから本格的に数人の中から接触していく」と表明。選考条件について「反自民、政権交代期待層の受け皿となり、(利権と一線を画した)健全な保守層、広範な無党派層から支持される人物」と説明し、「3月中には色よい返事がもらえたらいいと思っている」と述べた。

 ただ、社民党県連合との共闘や連合大分を加えた非自民勢力による「3者協力」については、「決して協力関係を捨てた訳ではない」とし、人選後、両党の統一候補擁立に向け、改めて社民党県連合側に歩み寄りを求める考えを示した。

(2月17日 読売新聞)

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社民候補への推薦拒否に理解-民主・小沢代表

2月12日 時事通信

 小沢氏は、夏の参院選大分選挙区で、社民党県連が擁立を決めた新人候補の推薦を民主党県連が事実上拒否したことに関し「その人で間違いなく当選できるなら、わたしも県連も反対する理由はない」と指摘。民主党県連の判断に理解を示した。その上で「全国に大きな影響を及ぼすことではない」と述べ、社民党と統一候補を擁立する秋田、富山両選挙区への影響を否定した。 

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選挙:参院選・大分選挙区 松本氏推薦見送り 社民「他県の共闘にも影響」 /大分

2月11日  毎日新聞

 今夏の参院選大分選挙区で社民党県連合(重野安正代表)が擁立する新人で医師、松本文六氏(64)の「推薦困難」を民主党県連(吉良州司代表)が伝えた10日、両党共闘の枠組み維持が困難になったことに、関係者は当惑や苦渋の表情を見せた。
 社民県連合の久原和弘幹事長は「残念に尽きる。これまで民主が擁立した候補に対し、ああだこうだ言ったことはなかったのに。選挙協力とはそういうものだ。順番から言っても、今回は社民が出すのが当たり前」と納得のいかぬ様子。既定方針通り松本氏で戦う考えを示しつつ「他県での参院選共闘にも影響するのでは」と記者団に問われると、「当然そうなる」ときっぱり。今後の両党の協力態勢については「きっちり考えて対応する」と述べるにとどまった。

 一方、昨年末以来、非公式な折衝で何度も社民側に対し、「推薦困難」の意思を伝えてきた民主県連。連合も含めた3者協力の重要性は認めつつ、吉良代表は「健全な保守層、無党派層を取り込まない限り、3者協力だけでは自公勢力に勝てない」と苦しい胸の内を語った。
 今後については「社民の対応の変化を待ちたい。それを見極めた上で、次の対応を決めたい」と、独自候補擁立にはまだ慎重な姿勢。

 吉良代表は「大分の判断が他県に及ぼす影響は重く受け止める。だが、自公に勝てる大分選挙区で勝ち、与野党逆転を果たすことが重要で、全野党の願いと考える」と述べた。

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民主大分県連が社民支援を拒否 参院選の選挙協力決裂

 民主党大分県連(代表・吉良州司衆院議員)は9日夜、常任幹事会を開き、社民党県連合が参院選候補として擁立した大分市の特定医療法人理事長で医師の松本文6氏(64)を支援しないことを決めた。
 吉良代表が10日、社民に伝える。
 社民が要請した推薦を民主が拒否したことで、統一候補を擁立する選挙協力を協議してきた両党の決裂は必至の情勢になった。

 民主は社民との協議と並行して、自前候補の絞り込み作業を進めており、最終的には独自候補を擁立するとみられる。

 だが、民主は候補一本化の条件として「勝てる候補」を重視、松本氏の集票力に疑問を示していた。
 5日に推薦要請を受けた際、同党の梶原九州男県連幹事長は「期待に沿えるかどうかは現時点で責任を持てない」と消極的な発言をしていた。

=2007/02/10付 西日本新聞朝刊=

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 社民党県連合は5日、7月の参院選大分選挙区(改選数1)の候補者に、大分市の医師、松本文六氏(64)を擁立することを決め、これまで選挙協力をしてきた民主党県連と連合大分に、同氏の推薦を要請した。

 松本氏は大分市出身。県立上野丘高校を卒業後、九州大学医学部に進み、80年に同市に天心堂へつぎ病院を創設、院長に就任した。現在は同病院を運営する医療法人の理事長を務める。

 同日の支部代表者会議で、松本氏は「日本の医療が崩壊しつつある」と立候補を決意した理由を述べた。「全国で病院の赤字化がさらに進めば、すぐれた医療は提供できなくなり、地域の崩壊につながる」と医療現場からの危機感を訴えた。

 連合大分の嶋崎龍生会長は「勝つためには候補者を一本化するしかない」と、民主、社民両党間の調整を改めて要請。同県連の梶原九州男幹事長は「期待に沿えるか、現時点では責任を持てない」と述べ、近く対応を協議すると回答した。

02月06日

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 02/06

 社民党:参院選大分選挙区に、新人を擁立
 社民党大分県連は5日、参院選大分選挙区に新人で医師の松本文六氏(64)を擁立することを決めた。同選挙区では民主党との選挙協力を検討していたが、調整が付かないまま見切り発車した。

 民主、社民両党は今夏の参院選へ向け秋田、富山、沖縄の3選挙区で統一候補の擁立に合意。大分でも協議を続けていた。

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参院選候補 擁立先送り 社民県連合

 7月の参院選大分選挙区について、民主党と統一候補の擁立作業を進めている社民党県連合の重野安正代表(衆院議員、比例九州)は20日、大分市であった旗開きでのあいさつで「候補者をきょう決定すると宣言していたが、まだまだ協議が必要」と述べ、先送りしたことを明らかにした。

 重野代表は「来月初旬までには必ず県民に発表したい」と意欲を見せた。一方、独自候補擁立の意思を示してきた民主党県連代表の吉良州司衆院議員(大分1区)は来賓あいさつで「社民党との協力関係は追求していく。大分でも必ず勝つことを前提に協力していきたい」と述べた。
 
01/21

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 参院選社民、独自候補の方針民主との統一候補困難か

 今夏の参院選大分選挙区について、社民党は18日、全国代表者会議(2月3日、東京)までに独自候補を擁立する方針を示した。一方、民主党県連は独自の候補擁立の姿勢を崩しておらず、両党の統一候補を擁立できるかどうかは不透明な情勢だ。

 県内では、2000年の衆院選以降、連合大分の呼びかけで両党と3者による選挙協力を続けている。社民党は「前回参院選は、民主党の候補者の当選に協力した。今度は社民党の番」とし、民主党に対し、大分市の病院理事長の医師(64)の擁立を非公式に打診している。

 民主党県連は、候補者選考委員会を設置し、独自候補の絞り込み作業を続けており、擁立姿勢を崩していない。同党県連内では「社民党が擁立しようとしている人では、まとまらない」との声が上がっている。

 また、連合大分は18日、執行委員会を開き、「(両党が)割れたら勝てない」として、改めて統一候補の擁立を働きかけることを確認。3月4日に開く参院選の総決起集会で候補者を紹介したい考えで、遅くても2月上旬までに提示するよう両党に求めている。

01/19

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郵政落選組の復党は参院選後に 自民、世論の反発懸念  

 自民党は、郵政民営化法案に反対して離党、05年の衆院選で落選した前衆院議員について、原則として夏の参院選前には復党させない方針を決めた。
 参院選への立候補をめざす人に限って認めることも検討したが、現職を復党させた後に内閣支持率が下落したことを踏まえ、追加の復党容認は参院選への悪影響が大きいと判断した。
 落選組17人のうち、無所属のままで国政復帰をめざしている人は9人いる。
 執行部はこれまで、衛藤晟一、八代英太両氏が参院比例区、藤井孝男氏は同岐阜選挙区から立候補することを念頭に、この3人を中心に復党の是非を検討。
 対象の前衆院議員らを支持するかどうか党の友好団体に聞き取り調査をしたり、自民党の比例票を期待する公明党に理解を求めたりするなど、準備作業を進めてきた。
 しかし、昨年12月に現職組11人を復党させた後に、世論調査で支持率が大幅に下落したことで、執行部は「さらに復党を許せば支持率が落ち込み、選挙を戦えなくなる」(幹部)と判断。
 公明党からの抵抗も強く、復党を強く主張していた参院幹部も最終的に同意した。
 これで衛藤、八代両氏は、今夏の参院選で自民党の比例区候補となる道を閉ざされたことになる。
 ただ、衛藤氏はなお、国政復帰に意欲を示している。
 藤井氏は岐阜選挙区、衛藤氏は地元の大分選挙区から、それぞれ無所属で立候補する可能性がある。
 党執行部は「無所属で出るなら仕方がない」としている。

2007/01/19(朝日新聞)

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来夏の参院選 社民、候補選び大詰め 民主との協力難航

 社民党県連合(代表・重野安正衆院議員)は来年夏に実施される参院選大分選挙区(定数1)の公認候補として、大分市内の病院経営者に白羽の矢を立て最終調整を行っている。ただ、民主党県連が独自候補の擁立方針を強めており、これまで通り協力を得るのは難しい情勢。両党を支持する連合大分は候補一本化を強く求めている。
 社民は前々回の2001年、前回の04年の参院選で、連合大分を仲介にして民主と共闘態勢を組んだ。01年は現職を擁立、民主から推薦を得た。04年には、逆に民主の公認候補を推薦して自民候補を破り、当選に貢献した。両党は衆院選を含め、協力のための紳士協定を結んできたため「今回は民主側が協力する番」(重野代表)という思いが強い。

 しかし「裏表」の議席独占を狙う民主は、当初から公認候補を擁立する方針を表明。まだ、具体的な候補は浮上していないが、社民の譲歩を期待しながら、同党や連合大分と意見交換を続けている。民主党県連の吉良州司代表は「政権交代を狙う党として、候補者を擁立するのは当然」と公言し、協力関係よりも党の方針を優先する姿勢を崩していない。

 関係者によると、民主が公認候補を決定した場合、社民が当てにする候補が出馬を辞退する恐れもあり、候補選びは一段と難しくなりそうだ。

 2006/12/31

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 郵政造反組 参院選転身を公明懸念 自民バーター協力は…

 郵政民営化造反組の復党問題の焦点が落選組の処遇に移った中、来夏参院選への転身を目指す落選組の動きに公明党が懸念を強めている。自民、公明両党は参院選でも水面下で「選挙区は自民、比例は公明」というバーター協力を進めており、落選組の比例代表への出馬により協力が破たんしかねないからだ。小選挙区支部長争いなどに発展しつつある現職組の復党に続き、与党内の新たな火種にもなりかねず、自民党執行部は対応に頭を痛めそうだ。
 落選組のうち、参院比例への転身に意欲を示すのは衛藤晟一氏(衆院大分1区で落選)。
 公明党大分県本部の竹中万寿夫代表らは6日、自民党大分県連会長にあて「信頼関係に亀裂が生じ、参院選大分選挙区などあらゆる選挙に重大な影響が出てくることも懸念される」と異例の申し入れ書を提出した。
 衛藤氏は衆院4期を務めたが、昨年の衆院選で自民党公認の佐藤錬氏と競合。民主党候補が当選し、自民系は共倒れに終わったが、佐藤氏は比例代表九州ブロックで復活当選した。さらに、参院大分選挙区も公募の結果、元キャリア官僚の公認が決まっており、衛藤氏の国政復帰には参院比例の選択肢しか残っていないのが実情。衛藤氏側は「生長の家」などの宗教団体を中心に地元・大分で大量得票できれば、当選圏内に入る可能性があるとみている。
 一方、公明党は来夏参院選で、九州が地盤の木庭健太郎参院幹事長が比例代表で改選を迎える。自公両党は大分も含む参院選挙区でバーター協力を実施してきており、木庭氏の当選に全力を挙げる方針の公明党は、衛藤氏の動きに「選挙協力はどうなるのか」と不快感を隠さない。
 大分では、統一地方選でも自公が競合しない複数の選挙区で、自民党県議が公明党県本部の推薦を依頼しており、自民側も余計な摩擦は起こしたくないのが本音。公明党の申し入れを受け、7日に中川秀直幹事長と会談した大分県連会長の衛藤征士郎元防衛庁長官によると、中川氏は「大分の票をあてにしない態勢をつくらないと公認は難しい」と公明党への配慮を示したという。
 
12月12日 毎日新聞

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年内に参院選候補見直し 復党、落選組は別の条件も

 候補見直しは、安倍晋三首相が党総裁選で「勝つために候補者を見直して決定しなければいけない」と言明している。中川幹事長は「参院選は参加することに意義があるのではない。勝てる態勢になっているのか検証する」と強調した。
 郵政造反組のうち衆院選で落選した元議員の復党に関しては「現職議員と同じ条件では国民の理解は得られない」と指摘。参院選に出馬する場合でも(1)選挙区では県連の公募を勝ち抜くなど民意の確認(2)比例代表では友好団体の支持-が必要との認識を示した。同時に「選挙区なら与党統一候補にふさわしいかどうかの判断も必要だ」として、公明党の理解も必要との考えを示した。
 落選組のうち藤井孝男元運輸相が岐阜選挙区、衛藤晟一氏が比例代表で出馬を検討している。

 12/02

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国民新党、後藤博子氏を比例擁立へ

 国民新党は24日、来年夏の参院選の比例代表候補として自民党を離党した後藤博子参院議員(大分選挙区)を擁立する方向で調整に入った。後藤氏は昨年8月の郵政民営化法案の参院本会議採決で反対票を投じ、今年6月からは参院会派「国民新党・新党日本・無所属の会」に所属している。

07/25

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自民党:公募で新人擁立 参院選大分選挙区

 自民党大分県連は23日、来夏の参院選大分選挙区に、新人で総務省大臣官房参事官、礒崎陽輔氏(48)の擁立を公募で決めた。24日、党本部に公認申請する。

07/23

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132人同時に自民離党届 大分、後藤議員に同調か

7月13日

 自民党員でつくる「大分県の自民党を考える会」メンバーのうち132人が13日、党大分県連に離党届を提出した。参院選への公募制導入をめぐる県連の対応に抗議しており、同党を離党した後藤博子参院議員に同調する動きとみられる。

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郵政造反組と接触 参院選 民主、後藤氏擁立に含み

 民主党が、昨年の郵政民営化関連法案に反対して自民党離党を強いられた「造反組」に対して、来夏の参院選での民主党からの出馬や共闘関係の構築を打診していることが26日、分かった。民主党幹部らが「水面下で激しく働き掛けている」と認めた。

 参院選を「天下分け目の戦い」と位置付ける小沢一郎代表の指示とされ、打診対象は、先の衆院選に非公認で出馬した無所属現職や落選議員が中心。今後は自民党公認を得られるめどが立っていない参院議員にも働き掛ける方針だ。

 自民党内では造反組の復党について賛否両論があり、小沢氏としては「郵政政局のひずみ」(安倍晋三官房長官)に乗じて自民側を揺さぶる狙いもあるとみられる。ただ造反組には復党志向が強く、民主党の戦略が奏功するかは不透明だ。

 関係者によると、民主党はこれまでに複数の落選議員に「選挙資金を支援するので参院選に出馬する意向はないか。落ちても衆院選での公認を検討する」などと打診。無所属現職には、次の衆院選での民主党公認を前提に、参院選での支援協力を求めるケースもあったとされる。

 小沢氏は26日、高松市内で記者会見し、造反組への対応について「自民党のやり方をたださなければならないと考える方とはいくらでも協力できる」と言明。造反組のうち自民党に離党届を出した後藤博子参院議員(大分選挙区)の擁立に関しても「大分県連の考え方を聞いた上で、党本部で判断する」と含みを残した。

 無所属現職の1人は打診を断ったと認めたうえで「反応がいい人には、これから集中的に攻勢を掛けるだろう」と指摘している。

 05/27

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自民の後藤博子参院議員が離党届

 自民党の後藤博子参院議員(大分選挙区)は26日午前、逢沢一郎幹事長代理に離党届を提出した。来年夏の参院選の候補者調整を巡る不満が理由だ。後藤氏は昨年8月の郵政民営化法案の採決の際、反対票を投じた造反組の1人。再選出馬を希望しているが、大分県連は新人擁立に向け、候補公募を始めていた。

 国会内で記者会見した後藤氏は「離党することで自分自身を整理整頓したい」と説明。来年の参院選に関して「出たいと思っている」と強調すると同時に、自民党以外からの立候補について「柔軟にいろんなことが選択できる」と含みを残した。

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明暗分かれる造反組/参院公認でも郵政の余波

 昨夏の郵政民営化関連法案の採決で反対票を投じた自民党参院議員のうち、来年改選を迎える選挙区選出の九人の明暗が分かれている。
 昨秋の衆院選は党主導で公認を決めたが、参院選の候補者選考では県連の意向も重視。
 同じ「造反組」でも、早々と公認申請を取り付けた人の一方、冷淡な扱いを受ける現職もいる。

 大分では現職の後藤博子氏が再選に意欲を示しているのに対し、県連は昨年三月に公募制導入を決定

 郵政法案での造反も「後藤外し」に拍車を掛けた。
 県連では「後藤氏では勝てない。出たければ公募に応じればよい」と突き放す声が大勢だが、後藤氏は公認漏れも覚悟であえて応募する意地を見せている。

2006年3月25日
 

07広島市長選  動向

2007-03-03 | 岡山・広島・山口
選挙:広島市長選 連合広島が秋葉忠利氏を応援 /広島
 連合広島(宮地稔会長)は2日、4月8日投開票の広島市長選で、前回選同様、秋葉忠利・前市長を応援すると発表した。19日の執行委員会で正式決定する。宮地会長は「核兵器廃絶に向けた連合の運動に協力していただいており、今までの取り組みも評価できる」と説明した。

 秋葉氏から推薦要請はなく、方法は各組織の判断に委ねる。連合広島地域協議会に参加する同市内の組合員数は約6万人。

毎日新聞 2007年3月3日

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<広島市長選>秋葉氏3選出馬表明

 今回から統一地方選に合わせて行われる広島市長選で、秋葉忠利・広島市長(64)は2期目の任期満了を迎えた22日、3選を目指して立候補することを明らかにした。秋葉氏は広島修道大教授などを経て、90年に旧社会党から衆院議員に初当選。99年に同市長に初当選した。

毎日新聞

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広島市長が3選出馬へ 5人の争い

 広島市の秋葉忠利市長(64)が、4月の統一地方選で実施される市長選に3選を目指し出馬する意向を固め、関係者に伝えたことが13日、分かった。

 秋葉市長は同日、取材に対し「検討している。後ろ向きだったら辞めている。結論が出たら正式に表明する」と述べた。

 秋葉市長は大学教授や衆院議員を経て、1999年に初当選した。

 市長選には、自民党参院議員の柏村武昭氏(63)と広島市議の大原邦夫氏(57)のほか、会社員前島修氏(33)、不動産業荒木実氏(63)が立候補を表明している。

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2007年02月13日20時48分

自民市議が市長選選対本部
2007年2月6日(火)10:00

 広島市長選に向け、自民党籍を持つ広島市議が5日、党推薦候補の参院議員柏村武昭氏(63)を支援する選挙対策本部を発足させた。藤田博之議長が本部長。広島市議を辞職した大原邦夫氏(57)を推す市議の一部は会合を欠席し、足並みの乱れを抱えた始動となった。長期欠席中の2人を除く29人をメンバーとしたが、議会棟で開いた発足会合には29人のうち大原氏支援で動いている市議を含め5人が欠席した。

(中国新聞)
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2007年1月31日

選挙:広島市長選 大原氏出馬表明、保守分裂の様相 自民市議、胸中複雑 /広島

 広島市長選に出馬を表明した広島市議の大原邦夫氏は30日会見し、
 「現在の事業をすべて見直し整理することで、広島市を根こそぎ改革する。後戻りできないという不退転の気持ちで戦いたい」と抱負を述べた。

 大原氏は「(秋葉忠利)現市長の2期8年で解決した問題は非常に少なく、市長は結果責任を取るべき」と主張。
 平和行政については「核兵器廃絶を訴えるのは、広島にしかできない最大の仕事」として、
 国際NGO「平和市長会議」への国内都市の参加を求めることや、全国の平和NPOのネットワーク作り支援などを掲げる。

 新球場建設は「09年4月オープンを厳守しながら、90億円で本当に出来るのかなど、予算の見直しも含めて検討する」と述べた。

 大原氏には、自民党系市議の一部が応援する意向を示している。
 同党は柏村武昭参院議員を推薦しており、保守分裂の可能性が高まっている。
 大原氏は、柏村氏について「経験は豊富だが、地方行政への基本的な考え方や具体的な政策をなかなか出されない。市政を変えなければという同じ立場なので、切磋琢磨(せっさたくま)しながらともに戦いたい」と述べた。
 また「議員同士の議論と離れたところで候補者が選ばれたことが、今日の結果を招いたのではないか。もっとオープンな形だったら、こんなことにはならなかったのに残念」と話した。
 大原氏は無所属で出馬。
 「支援してもらえるなら、政党を問わずお願いしたい」と述べた。

 大原氏の出馬表明を受け、自民党系市議の一人は「また情けない状況を繰り返すのか」としながら、
 「党は締め付けを強めてくるはず。自身の市議選を目前にして、それでも反発する議員が実際どれだけいるだろうか」と指摘した。
 また別の自民党系市議は「柏村さんの知名度がなければ、勝てない。ただ大原さんは市議仲間で広島をよく知っており、難しくなる」と複雑な表情を浮かべた。

(毎日新聞) 

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市長選、自民分裂に危機感
2007年1月31日(水)10:00

 広島市長選で参院議員の柏村武昭氏(63)を推薦する自民党が、広島市議大原邦夫氏(57)の参戦に神経をとがらせている。党籍を持つ31人の広島市議のうち、6人が支援の構えをみせているからだ。広島県連は、現職の秋葉忠利氏(64)も「必ず出てくる」と判断、一本化して3選を阻止するシナリオを描いていたが、その戦略の練り直しも迫られる情勢となり、「造反分子」に厳罰で臨む方針を強めている。

(中国新聞)

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大原氏が広島市長選出馬表明
2007年1月31日(水)10:00


 広島市議の大原邦夫氏(57)=南区選出=は30日、中区の市役所議会棟で記者会見し、4月8日投開票の広島市長選に無所属で立候補することを正式表明した。大原氏は「立候補を促す声や、選挙の選択肢を増やしてほしいという要請が届いている」と決断の理由を説明。そうした声の底流には、財政難を理由に事業を動かさない今の市政に問題があると指摘、「広島を変えたい。根こそぎ改革を進める」と決意を述べた。

(中国新聞)

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広島市長選:市議が出馬表明 4月8日投票
2007年1月30日 20時36分

 4月8日投開票の広島市長選に、広島市議の大原邦夫氏(57)=無所属=が30日、立候補することを表明した。大原氏は「市民の間に広がる閉塞(へいそく)感を打破するため、大勢の市民の参画で広島を変えたい」としている。大原氏はNHK記者などを経て、95年同市議に初当選。現在3期目。

(毎日新聞)

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選挙:自民県連選対、立候補予定11人を公認・推薦 /広島

2007年1月25日

 自民党県連の選挙対策委員会が24日、中区のホテルであり、今春の県議選や広島・尾道両市議選に立候補予定の計11人の公認と推薦を決めた。

 県議選で中区から出馬予定の新人候補1人の扱いは今後協議するという。奥原信也・幹事長は「原則的には現職を公認、新人を推薦とするが、一部の候補者については、選対委員のメンバーから意見があり協議することになった」と話した。また、広島市長選などについて「党公認候補以外の候補を応援した場合は除名や離党勧告も含めて処分する」と述べた。

(毎日新聞)
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10月28日
柏村参院議員が広島市長選出馬へ…週明けにも正式表明

 自民党の柏村武昭参院議員(広島選挙区)は27日、来年2月に任期満了となる広島市長選へ出馬する意向を固めた。週明けにも正式表明する。

 柏村氏が市長選出馬のため、議員を辞職・失職しても、公職選挙法の規定により来年春の参院広島補選は行われない。

(読売新聞)

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広島市長選まで半年 候補選び過熱
8月22日 (火)


 広島市の秋葉忠利市長(63)の二期目の任期が二十二日、残り半年になった。市長は三選への立候補について沈黙を貫いているが、秋葉市政への批判を強める市議らは「意欲は十分」とみて、対立候補を擁立する構えを見せる。市長選の投開票日は来年一月下旬から二月上旬の見込み。日程をにらめば九月が擁立の一つのポイントになるとして、「勝てる人材」選びが熱を帯びてきた。(林仁志)

 「アンチ市長」の立場を鮮明にする自民党系市議が、勢いづいている。六日にあった長野知事選。「改革派」「県民党」を掲げた田中康夫氏が、自民党が推す元衆院議員に敗れ、県政の舞台から退場することになったからだ。

 「長野の結果は(秋葉市長にとって)衝撃だろう。いつまでも改革では有権者は疲れる。広島でも似たようなことは起きる」とベテラン市議は興奮気味に語る。

 田中氏と類似点

 無党派層に軸足を置き、旧来型政治との決別を宣言。ダムを無駄な公共事業の象徴と位置づけ、建設を中止した。議会や既成団体との対決を逆に自身への支持に結びつけた。その田中氏と、秋葉市長の選挙・政治手法は似通っており、市長選の勝機も見いだせるとの論法である。

 市長に近い人物はそうした見方について、「ある意味、的を射ている」と語る。市長は田中氏の発想、実行力を高く評価していたという。かつて市長の選挙戦に田中氏が来援するなど接点もあった。「しかし、精査すると決定的な違いがある」とも付け加える。

 たとえば公共工事の見直し。市長は学識経験者らの委員会を設置したが、最終的に多くの事業が継続になった。徹底を欠くとの批判がある一方、現実的な幕引きと評価する向きもある。

 県との亀裂回避

 また、「旧来型」とされる政治家とも共鳴する部分があれば協調はいとわない。衆院議員時代に連立政権を経験し、自民党とのパイプも維持。七月、東京であった故橋本龍太郎元首相の告別式にも駆け付けた。かたくなに見えて、政治的には融通無碍(ゆうずうむげ)という。

 市議会との対立では強硬姿勢と受け取られがちだが、藤田雄山県知事の度重なる市への批判にも「記者会見や人を介してやり合ってもいいことにならない」との態度を保ち、結果的に県と市の亀裂を回避してきたとの声もある。長野県の結果が広島にそのまま当てはまらないという理由だ。

 秋葉市政へのこうした見方が交錯する中で、自民党筋の候補擁立の模索は続く。地元出身の官僚との接触や意向打診は水面下で活発化。過去二回の市長選を反省して対応は県連に一任し、一部の賛成は得られなくても党が推す候補を応援するとの点で一致している。

 これまでは市議と自民党の間に市長選の主導権をめぐってきしみもあった。進まない候補者選びに党県連は「市議会は何をしとるんか」。市議サイドは「人ごとでないだろう。党も汗をかけ」と応酬したこともある。

 ただ、ここに来て結束して広島市長選に本腰を入れるべきだとの考えが膨らんできた。昨年九月の衆院選で党は大勝したものの、一連の小泉改革で表面化し始めた格差に対する反感が広がりつつある。民主党が自民党との相乗りはしないと旗色を鮮明にしている以上、選挙の結果が党の今後を左右するためだ。

 すでに戦術論も

 若手市議は「九月の党総裁選で安倍晋三氏が勝てば、県連会長の中川秀直氏も政権中枢にとどまる。勢いを駆って流れを起こそう」と気勢を上げる。候補は決まらないまでも、「市民党の候補として声を上げ、その隊列に自民党や市議、県議が加わる形にしたい」などの戦術論も、はや飛び交う。

 一方の秋葉市長。七月の記者会見で市長選への対応を問われ、「その質問は今年いっぱい凍結しませんか」と切り返した。別の場でも「残り任期に全力を尽くす」と言うにとどめている。市長選に名乗りを上げているのは現在、市民団体代表で会社員の前島修氏(32)ただ一人である。

(中国新聞)

 

07鳥取県知事選 動向

2007-03-01 | 鳥取・島根

<鳥取知事選>民主党県連、候補擁立を断念

3月1日21時0分配信 毎日新聞


 民主党鳥取県連は1日、4月の同県知事選で独自候補の擁立を断念すると発表した。出馬要請していた同県出身の前千葉県我孫子市長、福嶋浩彦氏(50)が不出馬を表明したため。同県連は当初、自民党県連が推す平井伸治氏(45)の推薦を決定したが、小沢代表から「相乗り禁止」を要請され、福嶋氏に出馬を要請していた。

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鳥取知事選で民主が擁立へ

 4月の鳥取県知事選の候補者選びで難航していた民主党県連の川上義博代表が21日、前我孫子市長の福嶋浩彦氏(50)に立候補を要請していると明らかにした。川上代表は「最後最大のカード。断られたらタイムアップ」と述べ、福嶋氏に辞退されれば擁立を断念する可能性が高いことを示唆した。川上代表は20日、小沢一郎代表らとともに福嶋氏と会談。小沢代表が福嶋氏に党推薦での知事選立候補を要請した。

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鳥取知事選、前副知事の平井氏が立候補を表明

2月12日 読売新聞

 自民党鳥取県連から今春の鳥取県知事選への立候補を要請されていた前副知事、平井伸治氏(45)が12日、同県倉吉市のホテルで開かれた同県連の知事選挙対策委員会に出席し、「公務員人生は捨てた。私の向かうべきは鳥取県しかない」と述べ、立候補を表明した。

 県連は党推薦候補とすることを決め、13日に党本部へ申請する。

 同知事選での立候補表明は初めて。公明党県本部も12日、平井氏の推薦を決定した。

 平井氏は東京都出身で、東大法学部卒。自治省(現総務省)入りし、同省府県税課長補佐や鳥取県総務部長、同県副知事などを歴任。

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鳥取知事選:民主独自で候補擁立へ

 4月の鳥取県知事選を巡り、民主党の小沢一郎代表は10日、自民党県連から推薦候補として立候補を要請されている前副知事の平井伸治氏(45)との相乗りを原則として認めない意向を明らかにした。
 民主党県連は相乗り推薦の方針を明らかにしていたが、方針を改め、独自候補擁立を目指す。

 小沢代表が鳥取市で記者会見し「地域の事情はあるが、少なくとも自民と一緒に推薦するのは避けてほしい」と述べた。

 平井氏は毎日新聞の取材に立候補することを明らかにしている。

毎日新聞 2007年2月10日 20時29分

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02/05

  平井氏が民主推薦に否定的

 鳥取県知事選に立候補する意向を固めた前副知事の平井伸治氏(45)は五日、民主党県連が推薦方針を決めたことについて
 「県民の利益を考えれば、国政と県のつながりは大きな柱。(県政運営は)与党に軸足を置いて考えるべきだ」と、
 民主の推薦を受けることに否定的な見解を示した。

 米国で、山陰中央新報社の電話取材に答えた。

 平井氏は正式な打診はまだないと前置きした上で、
 同党県連が推薦方針を決めたという情報に「当惑している」といい、
 「(自民の出馬要請に)誠実に対処する気持ち。それ以外、考える余裕はない」と振り払った。

 民主党県連は党本部との意見調整を経て、平井氏の意向を確認する構え。
 鍵谷純三県連代表は、平井氏が推薦に否定的との情報を「これからの論議」と冷静に受け止めるが、
 一方で「(平井氏が受けないなら)推薦を止めて、勝手にやれということになるのか、再び協議が必要」と、
 推薦方針撤回の可能性も示唆した。

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<鳥取知事選>平井前副知事に出馬要請へ 自民県連

2月3日12時57分配信 毎日新聞

 自民党鳥取県連(石破茂会長)は3日、4月の鳥取県知事選の党推薦候補として同県の前副知事、平井伸治氏(45)に出馬要請することを決めた。平井氏はこれまでの毎日新聞の取材に「鳥取に心を残してきたような思いがある。自民の動きを注視している」と述べており、出馬は確実とみられる。

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7県議あす自民復党 選挙にらみ挙党態勢

 自民党鳥取県連の石破茂会長(衆院議員)は二十九日、鳥取市西町一丁目の県連事務所で記者会見し、昨年夏の郵政解散総選挙で党公認候補の支援をめぐって離党した鳥取県議七人を三十一日付で復党させると発表した。三選不出馬を表明した片山善博鳥取県知事の後継者の擁立を挙党態勢で臨みたいとの考えから、復党時期を早めた。

 離党県議の復党は、十一月三日の常任総務会で機関決定していたが、過去二回の衆院選で分裂選挙となった県西部の党員から早期復党に慎重論が根強く、復党時期は「会長一任」となっていた。

 石破会長は記者会見で、年内復党を決めた理由について▽県議七人から来年夏の参院選、次期衆院選で党公認候補を支援する確約を取った▽党県連を一本化した上で県知事選に向かうのが望ましい-の二点を挙げた。

 県西部の党員にある“わだかまり”の解消については「厳しい確執は承知している。七人の復党は来年四月の統一選、七月の参院選以降という声もあるが、復党を先延ばしすれば、環境が良くなるとは考え難い」と述べ、早期の復党でいずれの選挙にも向かうことが「名実ともに一本化になる。私の経験から判断した」と強調した。

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 片山・鳥取県知事が3選不出馬表明

 鳥取県の片山善博知事(55)は25日の記者会見で、来春の知事選に立候補しないことを明らかにした。

 3選出馬は既定路線とみられていたが、片山知事は「あまり一つのポストに長くいると、弊害が出る。10年が限度と思っている」と話し、今後については「全く白紙」とした。不出馬表明で、今後、後継者選びの動きが活発化しそうだ。

 片山知事は会見で、「組織が上(知事)を向くという傾向が出て、知事の了解が最優先になる」と多選の弊害を述べ、不出馬については「決めたのは昨日だ」とした。

 片山知事は、情報公開を徹底して県行政の透明化を進め、地方の立場から国にはっきりと意見を言う姿勢は、昨年引退した浅野史郎・元宮城県知事らと並ぶ「改革派知事」の一人とされてきた。

 2000年の鳥取県西部地震では全国で初めて、倒壊した住宅の建て替えに最高300万円の補助金を支給する制度を設けて、被災者の生活再建を支援した。

 片山知事は旧自治省(現総務省)出身。自治省府県税課長、鳥取県総務部長などを経て、1999年、無所属で立候補。自民、民主、公明、自由(当時)、社民の推薦を受け、20万票を集めて初当選した。03年3月には、知事選では全国で21年ぶりとなる無投票再選を果たした。

(2006年12月25日11時34分 読売新聞)

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07参院選~山梨 動向

2007-03-01 | 山梨・長野・新潟

参院選山梨、入倉要氏が自民候補に応募
八代英太氏と2氏を軸に選考へ

 七月に予定される参院選山梨選挙区の自民党の候補者公募に、日本青年会議所元副会頭で会社役員の入倉要氏(41)=甲府市在住=が二十八日、応募した。既に八代英太前衆院議員(69)=笛吹市(旧八代町)出身=も応募しており、元郵政相で衆参両院議員を務めた八代氏と、知事選で横内正明氏を支持した勢力が推す入倉氏の二人を軸に選考が進められる見通し。
 入倉氏は同日、推薦人代表の望月操三山梨経済同友会代表幹事とともに甲府・県連会館を訪れ、応募書類を提出。記者団に対し、応募理由を「日本は曲がり角にきている。憲法改正など日本の骨格を築く大切な論議にかかわりたいと思った」と説明した。経済団体代表ら五十人から推薦を受けたという。
 政治経験はないものの「青年会議所などの活動を通し、全国や世界の現況を見ている」と強調。党員ではないが、「日本を変えられるのは自民党だと信じている」と話した。
 甲府市内で不動産管理の会社を経営し、甲府青年会議所理事長などを歴任。現在は山梨経済同友会幹事を務めている。

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選挙:参院選 出馬予定の米長氏、事務所開き /山梨

 夏の参院選で民主党県連が擁立する元フジテレビ記者、米長晴信氏(41)の後援会の事務所開きが11日、増穂町青柳で行われた。後援会長の長沢利久・はくばく会長ら後援会関係者のほか、来賓として同町の河西栄三郎町長らが出席。米長氏は集まった支援者を前に「ここを核にして増穂、山梨、国をよくしていきたい」とあいさつした。

 米長氏の初の活動拠点となる同事務所は父親の実家の敷地内に設けた。米長氏自身も幼稚園の2年間と小学校2年の半年間生活し、「心のよりどころとなっている場所」(米長氏)という。

 米長氏は13日の党本部常任幹事会で、公認候補として承認される見通し。総合選対本部事務所は4月の統一選後に甲府市内に設立する予定。

毎日新聞 2007年2月12日

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参院選山梨、自民系候補に八代英太氏浮上
党本部、公募制の導入を検討

 七月に予定される参院選で、山梨選挙区の自民党系候補として元郵政相の八代英太前衆院議員(69)=笛吹市(旧八代町)出身=が浮上している。
 「対象者不在」の山梨選挙区をめぐっては党本部が公募制導入の方向で詰めており、八代氏が公募に名乗りを上げた場合、「有力な候補者になり得る」(同党県連幹部)との見方が出ている。
 自民党の谷津義男選挙対策総局長は八日、TBSのCS放送の番組収録で、郵政造反組で参院へのくら替えを希望している八代氏に関し「比例代表の対象にはならない」と述べ、
 候補者が未定で、公募を実施する方向の山梨選挙区での立候補を検討すべきだとの認識を示した。
 八代氏は郵政民営化関連法案に反対して自民党を離党。
 二○○五年衆院選で落選した。
 同氏は「国政復帰は(年齢的に)参院選がラストチャンスと考えており、挑戦することを決めている。ただ、どういう形で、どこから出馬するかについては後援会や関係者と協議中」と話している。

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2007年02月07日(水)
自民県連 山下会長が辞意
知事選の引責か 「4月以降に新体制」


 自民党山梨県連の山下実会長は六日、「できるだけ早い時期に新執行部にバトンタッチしたい」などと述べ、会長職を辞任する意向を示した。知事選対応をめぐり、県議団として推薦した山本栄彦氏が敗れたことの引責とみられる。
 一方で「新しい県連執行部発足は県議選後の四月以降になる」との見通しを示し、直ちに辞任する考えがないことを強調した。
 山下会長は相馬紀夫幹事長と県連対応について会談した後、記者団の質問に答え、「会長職にとどまるつもりはないが、今すぐ辞任するのは無責任。急いで参院選候補者を決めなければならない」とし、当面は難航している参院選候補者選考に全力を挙げる考えを明らかにした。
 辞任の時期については明言を避けたが、県連執行部を構成する県議が四月の県議選で改選される上、日程的に県議選までの新執行部決定が困難なことなどから、「新執行部は県議選後に新しい県議がそろってから決めるべきだ」とした。