熱海市長に斉藤栄氏が初当選
2006年09月10日23時23分
24年ぶりに4人が争った静岡県熱海市長選は10日投票、即日開票の結果、新顔で元国土庁職員の斉藤栄氏(43)が激戦を制して、初当選を果たした。
当日有権者は3万5960人、投票率は59.70%だった。
4選をめざした川口市雄氏(69)=自民党熱海支部、公明党推薦=に、いずれも新顔で、旅館業の鵜沢精一氏(62)、元国土庁職員の斉藤栄氏(43)、グッズ開発会社長の猪木快守氏(68)の3氏が挑んだ。
国内有数の観光都市・熱海だが、観光宿泊者がピーク時に比べ4割強も減るなど低迷が続いているため、観光振興などを中心に各候補が論戦を展開。
3期続いた川口市政の「継続か刷新か」が問われた。
4氏とも無所属だが、民主党の国会議員が次々と斉藤氏の支援に駆けつけたことで、川口氏陣営も自民党国会議員の応援を求めるなど政党色もにじんだ市長選となった。
当選 7216 斉藤 栄 無・新 =民(支援)
落選 7154 川口 市雄 無・現 =自(熱海推薦)=公(推薦)
落選 6111 鵜沢 精一 無・新
落選 771 猪木 快守 無・新