29 日米関係 -198- 《戦後》Ⅺ 占領期(1945-52)-32-
■まとめと考察 ⑵GHQの占領政策
④憲法制定 7/n ~内容:考察と評価~
1 「天皇」の描き方 ・・・ほぼ同じ。
2 「9条(平和主義・戦争放棄)」の描き方
●9条第2項(交戦権の否認、戦力の不保持)の世界的異例さについて言及している。 → 〇 育鵬社、自由社。
●上記について言及していない。 → ✖ 他6社
※第2項は、まちがいなく、GHQ(米国)が、日本に軍事力を持たせないために”強制的に”取り入れさせたもの。世界的に類のない ”異常” な規定。だから、そのことは必ず日本国民は知っていなくてはいけない。
(※一般的に、自己の異常性:特性を自覚しない人間は、長期的には環境に適応できにくいだろう。特に、それが”異常な弱さ”である場合は、滅びが早いだろう。自覚した場合は、工夫・努力しだいでは適応が間に合う可能性は出てくるだろうが…)
3 「三大原則」の描き方 ・・・説明量の多少はあるが、全社記載。詳しいことは、「公民教科書」で習うことになっている。
4 「新法の制定」の描き方 ・・・説明量の多少が際立っているが、公民科でくわしく教えるので、ここでは編集の裁量範囲。
※説明量の多い社は、公民科と重複してでも、新憲法への変化の大きさを強調したいのだろう。
~次回、憲法制定:掲載資料の比較~
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《著者:松永正紀 教育評論家 /h22年度 唐津市・玄海町:小中学校校長会長》
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