やおよろずの神々の棲む国でⅡ

〝世界に貢献する誇りある日本″の実現を願いつつ、生きること、ことば、子育て、政治・経済などについて考えつづけます。

【中学歴史教科書8社を比べる】635  29 日米関係 -199- 《戦後》 Ⅺ 占領期(1945-52)-33- ■まとめと考察 ⑵GHQの占領政策 ④憲法制定 8/9:掲載資料1/2

2018年12月11日 | 中学歴史教科書8社を比べる(h28-令和2年度使用)

29 日米関係 -199- 《戦後》Ⅺ 占領期(1945-52)-33-

■まとめと考察 ⑵GHQの占領政策

④憲法制定 8/9 ~掲載資料1/2

 

1 「あたらしい憲法のはなし」

・掲載6社:東京書籍、帝国書院、教育出版、日本文教、清水書院、学び舎。/ 非掲載:育鵬社、自由社。

 

 

 

【日本文教】

 

 

 

■掲載の是非について

・結論・・・不適切。ただし、GHQの「検閲」があったことを明記し、その強制性を説明して掲載すれば、適切。

※一般的にも、歴史の「1次資料」を、非専門家に対して、ましてや「中学生」に対して、解説抜きに提示するのは、あまりにも非常識。したがって、6社がそろって「戦争放棄」の部分を提示しているのには、特別の意図があると推論できる。

 ・推論=中学生に、《当時の日本政府の方針は、まちがいなく、全面的に、「戦争放棄(武力放棄)」だった》と、思わせるためだろう。だから、「検閲」の事実を隠しているのだろう。

(※1 この6社のやりかたは、GHQと同じ「情報工作」。/※2 GHQに従わない「保守的日本人」は公職追放し、かつ、残したものに対しては「検閲」していたのだから、決して「日本の政治家や官僚」が「全面的に」了解していたものではない。)

 

<蛇足> 学び社の資料の中に、「…こんな戦争をして、日本の国はどんな利益があったでしょうか。何もありません。…」とある。
 
しかし、この見解はまったくまちがっていると思う。もしも、昭和16(1941)年に大東亜戦争を起こさず(=米国に抵抗せず)、米国に屈していたら、その後どうなっていたか想像すれば分かります。米国の覇権行為に対して”強力に、激しく抵抗”した(できた)から、戦後、《米国だけでなく世界各国から一目置かれ、それなりに尊敬・尊重される「経済大国」になれた》のだと思いませんか。
 ※(中国亜大陸+朝鮮半島を除いた)アジアの人々のほとんどが、日本を支持していると思います(※「中国亜大陸への侵入」は別にして)。

 

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者:松永正紀  教育評論家 /h22年度 唐津市・玄海町:小中学校校長会長》

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