ある場所に1泊2日で伺うために、ホテルの予約をいれました。
時間がなかったため、大手ネットサイトからおすすめホテル
を適当に選んで予約したのですが、泊まってみてびっくり。
ホテルの外観は、写真と違うし、部屋の中は、たばこの匂い
が残る臭い部屋。そして、朝食コースも選んでいたものの、実際
は団体客が占有していて使えない始末。
げー、こんなホテルに泊まったのは、はじめてでしたが、
ウカツでしたね。
何が、いけなかったのでしょうか?
そう、考えてみたら、いつもは名前を知っているホテル、
東急~、ワシントン~、などを予約していたのですが、
今回ばかりは時間がなかったため、サイトの“おすすめホテル”を
予約したのでした。
そう、サイトのブランド力を信じて、このサイトがおすすめ
しているなら間違いないと思い、申し込みクリックを押しました。
つまり、そのサイトの『権威性』を信じたのですね。
私の頭が「思考停止」し、サイトの『権威性』を信じたために、
このような結果になってしまったことがわかりました。
でも、あとで考えてみたら、ホテルの『推奨マーク』などは、
お金で変えるものなので、逆に経営が苦しいホテルほど、集客する
ためにつけている場合もあります。
さて、このように、人の心理に漬け込んで商売することが、
社会では一般的になっています。
つまり、ある意味では、私たちに、思考停止させて、
自分達の意のままに動くように、心理操作の技術を部分活用して、
「マインドコントロール」されているとも言えるのです。
思考停止させれば、相手を思うように動かすことができますから。
キャッチセールスや通信販売、カルト教団の入会、セミナーの参加、
人物のイメージづくりなど、あらゆる商売で、人の心理を託妙に操作した
「マインドコントロール」が行われています。
そして、私たちは、心を操作されていることに気づかないのが特徴
なのです。
つまり、「マインドコントロール」とは、「人の心理を巧みに操作することで、
本人も自覚がないままに、ある結論に誘導する技術」
ということができます。
当然、このような心理手法は、カルト教団で日常的に行われており、
信者を増やすための危険な手口としても知られています。
そして、「マインドコントロール」は、商売でも部分活用されており、
まさに誰もがワナにハマってしまい、お金をチャリンと落とす口実に
使われています。
さて、ここでよく整理されているビデオを観てみましょう。
マインドコントロール(日常使われる「売り切れ迫る」など)
★マインドコントロールへの落とし穴(参考までに)
1)http://www.youtube.com/watch?v=MtUoMgY223I
2)http://www.youtube.com/watch?v=WYOg2avdPrE
3)http://www.youtube.com/watch?v=zyWU2ix8uBU
4)http://www.youtube.com/watch?v=D0AKB5NIf4o
5)http://www.youtube.com/watch?v=cTFXCo1T1q8
6)http://www.youtube.com/watch?v=VGUTqv2SuvQ
7)http://www.youtube.com/watch?v=cvyUigQ13hU
いかがでしたか?
ここでまとめてみると、一般的な7つの心理操作テクニックがあります。
1)希少性
「期間限定」「今だけ○%引き」「残りわずか」「売り切りご免」
「地域限定」「○○のみ限定」などのキャッチコピーで「今買わないと損だ!」
という心理状態にさせて、希少性を煽る方法です。
これは、日常的に多く、セールスや特売などで、どこでも活用しており、
ついつい買ってしまいますね。
2)コミットメントと一貫性
自分で選んだものやコミットしたものは、否定した場合、自分自身の信頼が
揺らぐので、一貫性を貫きたいのが本心だ。この一貫性の心理を利用して、
人格そのものを誘導していくことができます。
騙されてるとわかっていても否定できなかったり、カルト教団に入会したが、
否定しまうことで、自分の全人格が否定されたようになるので、抜け出せない
状況になってしまいます。
そう、人間は絶えず変化していくもので、絶対なんてないのですから
優柔不断やいいかげんでちょうどいいと思って、気楽に生きることですね。
真面目な人ほど、ハマりやすいワナになります。
そういった意味で、カルト教団信者は、真面目な人が多いのです。
3)権威性
ある最中をいつも買っていますが、その最中には、明治天皇献上という
ラベルが貼ってあります。それだけで、由緒正しい和菓子屋なのだと思い、
つい買ってしまいますが、そこは味ももちろん一流です。
しかし、この権威性を利用して商売しているところが多いですね。
冒頭での私の選んだホテルサイトもそうですが、「○○先生のご推薦」
「有名な○○も食べている」「○○協会が認定」「○○○もこれで勉強した」
など、権威づけオンパレードですが、そんなものには惑わされず、
実際の中身をみて判断してくださいね。
4)集団圧力
ビデオの中でもありましたが、日本人の場合、特に集団生活、行動が
多かったせいか、平均からズレるのを嫌がる傾向にあるようですね。
私は、ズレるのが好きなのですが、そうじゃない人は、集団圧力に注意
しましょう。
例えば、日本人はランキング好きですが、ベストセラーやミュージックなど
人が好んで聞く音楽や本を買う傾向にありますね。
しかし、人が買ったからと言っても、あなたの本心はどこにあるのでしょうか。
それが心から聞きたい音楽、読みたい本なのでしょうか?
つまり、集団圧力にかかることは、思考停止状態ということです。
自分でしっかり考えて行動しましょう。
5)ローボール(低い球)
これは、ビジネスの世界でもありますが、まずは相手の受け入れやすい
低い球(会話、内容、行動要求など)を投げて、心理的な抵抗感を
無くした上で、段々要求を高くしていくという手口です。
例えば、カルト教団に入会する場合、いきなり教祖は、○○で
こんな教義ですというと、当然入会しないので、カムフラージュで
「○○サークルに見学しませんか」「手相を見せてください」
「ヨガをやってみませんか」などで誘った上で、そのサークルと接触させ、
集団でマインドコントロールすることで、逃げられなくなってしまいます。
ビジネスなどでは、「まずは、試してみませんか」「この安いのから使えば
負担がないよ」とか心理的ハードルを低くして誘導する手法ですね。
6)返報性
人から好意を受けた場合、その好意に応えたくなる心理のことで、
この心理を利用して、購買行動に変えていったり、サービスの
継続につなげていくことに利用されています。
例えば、デパ地下の惣菜コーナーで、味見として、試食品を
提供されて食べたことがあるでしょう。
その後、好意を受けたことで、なぜか「どれかは買わなくては」
という観念になっていませんか?
本当は、買う、買わないは勝手なのですが、返報性がはたらく
ことで、買わされてしまうのですね。
7)恐怖心
そして、最後がこの恐怖心です。「脱会すると地獄におちる」
「脱会すると先祖から子孫まで不幸になる」など恐怖心を感化
して、行動を制御させてしまう手法です。
カルト教団の一番の特徴がコレですね。宗教とは本来自由なものです。
自分の信じるものを信じていればいいのであって、強制的に恐怖で
支配する宗教は、宗教ではありませんね。
入信、脱会が自由なのが原則であり、恐怖で縛る
宗教は、宗教を隠れ蓑にした、私利私欲の利益誘導団体
ということです。(脱会=怖いという心理ならば、それはカルト教団)
さて、ここでは、心理操作で用いる代表的なテクニックを紹介しましたが、
少なからず、このような方法を複合的に使うことで、
強固なマインドコントロールを実現していきます。
そして、一番問題なのは、あなたが知らないうちに、大なり、
小なりの手口、ワナにかかってしまうということです。
ビジネスでの多少なワナなら、被害も少ないのかも知れませんが、
宗教団体やマルチ手法、通販などになったら、被害額も大きく、
人生を台無しにしてしまうことにもなります。
日本中で行われている「マインドコントロール」。
もう、知らないでは済まされないのかもしれません。
ご注意ください。
それでは、また。
時間がなかったため、大手ネットサイトからおすすめホテル
を適当に選んで予約したのですが、泊まってみてびっくり。
ホテルの外観は、写真と違うし、部屋の中は、たばこの匂い
が残る臭い部屋。そして、朝食コースも選んでいたものの、実際
は団体客が占有していて使えない始末。
げー、こんなホテルに泊まったのは、はじめてでしたが、
ウカツでしたね。
何が、いけなかったのでしょうか?
そう、考えてみたら、いつもは名前を知っているホテル、
東急~、ワシントン~、などを予約していたのですが、
今回ばかりは時間がなかったため、サイトの“おすすめホテル”を
予約したのでした。
そう、サイトのブランド力を信じて、このサイトがおすすめ
しているなら間違いないと思い、申し込みクリックを押しました。
つまり、そのサイトの『権威性』を信じたのですね。
私の頭が「思考停止」し、サイトの『権威性』を信じたために、
このような結果になってしまったことがわかりました。
でも、あとで考えてみたら、ホテルの『推奨マーク』などは、
お金で変えるものなので、逆に経営が苦しいホテルほど、集客する
ためにつけている場合もあります。
さて、このように、人の心理に漬け込んで商売することが、
社会では一般的になっています。
つまり、ある意味では、私たちに、思考停止させて、
自分達の意のままに動くように、心理操作の技術を部分活用して、
「マインドコントロール」されているとも言えるのです。
思考停止させれば、相手を思うように動かすことができますから。
キャッチセールスや通信販売、カルト教団の入会、セミナーの参加、
人物のイメージづくりなど、あらゆる商売で、人の心理を託妙に操作した
「マインドコントロール」が行われています。
そして、私たちは、心を操作されていることに気づかないのが特徴
なのです。
つまり、「マインドコントロール」とは、「人の心理を巧みに操作することで、
本人も自覚がないままに、ある結論に誘導する技術」
ということができます。
当然、このような心理手法は、カルト教団で日常的に行われており、
信者を増やすための危険な手口としても知られています。
そして、「マインドコントロール」は、商売でも部分活用されており、
まさに誰もがワナにハマってしまい、お金をチャリンと落とす口実に
使われています。
さて、ここでよく整理されているビデオを観てみましょう。
マインドコントロール(日常使われる「売り切れ迫る」など)
★マインドコントロールへの落とし穴(参考までに)
1)http://www.youtube.com/watch?v=MtUoMgY223I
2)http://www.youtube.com/watch?v=WYOg2avdPrE
3)http://www.youtube.com/watch?v=zyWU2ix8uBU
4)http://www.youtube.com/watch?v=D0AKB5NIf4o
5)http://www.youtube.com/watch?v=cTFXCo1T1q8
6)http://www.youtube.com/watch?v=VGUTqv2SuvQ
7)http://www.youtube.com/watch?v=cvyUigQ13hU
いかがでしたか?
ここでまとめてみると、一般的な7つの心理操作テクニックがあります。
1)希少性
「期間限定」「今だけ○%引き」「残りわずか」「売り切りご免」
「地域限定」「○○のみ限定」などのキャッチコピーで「今買わないと損だ!」
という心理状態にさせて、希少性を煽る方法です。
これは、日常的に多く、セールスや特売などで、どこでも活用しており、
ついつい買ってしまいますね。
2)コミットメントと一貫性
自分で選んだものやコミットしたものは、否定した場合、自分自身の信頼が
揺らぐので、一貫性を貫きたいのが本心だ。この一貫性の心理を利用して、
人格そのものを誘導していくことができます。
騙されてるとわかっていても否定できなかったり、カルト教団に入会したが、
否定しまうことで、自分の全人格が否定されたようになるので、抜け出せない
状況になってしまいます。
そう、人間は絶えず変化していくもので、絶対なんてないのですから
優柔不断やいいかげんでちょうどいいと思って、気楽に生きることですね。
真面目な人ほど、ハマりやすいワナになります。
そういった意味で、カルト教団信者は、真面目な人が多いのです。
3)権威性
ある最中をいつも買っていますが、その最中には、明治天皇献上という
ラベルが貼ってあります。それだけで、由緒正しい和菓子屋なのだと思い、
つい買ってしまいますが、そこは味ももちろん一流です。
しかし、この権威性を利用して商売しているところが多いですね。
冒頭での私の選んだホテルサイトもそうですが、「○○先生のご推薦」
「有名な○○も食べている」「○○協会が認定」「○○○もこれで勉強した」
など、権威づけオンパレードですが、そんなものには惑わされず、
実際の中身をみて判断してくださいね。
4)集団圧力
ビデオの中でもありましたが、日本人の場合、特に集団生活、行動が
多かったせいか、平均からズレるのを嫌がる傾向にあるようですね。
私は、ズレるのが好きなのですが、そうじゃない人は、集団圧力に注意
しましょう。
例えば、日本人はランキング好きですが、ベストセラーやミュージックなど
人が好んで聞く音楽や本を買う傾向にありますね。
しかし、人が買ったからと言っても、あなたの本心はどこにあるのでしょうか。
それが心から聞きたい音楽、読みたい本なのでしょうか?
つまり、集団圧力にかかることは、思考停止状態ということです。
自分でしっかり考えて行動しましょう。
5)ローボール(低い球)
これは、ビジネスの世界でもありますが、まずは相手の受け入れやすい
低い球(会話、内容、行動要求など)を投げて、心理的な抵抗感を
無くした上で、段々要求を高くしていくという手口です。
例えば、カルト教団に入会する場合、いきなり教祖は、○○で
こんな教義ですというと、当然入会しないので、カムフラージュで
「○○サークルに見学しませんか」「手相を見せてください」
「ヨガをやってみませんか」などで誘った上で、そのサークルと接触させ、
集団でマインドコントロールすることで、逃げられなくなってしまいます。
ビジネスなどでは、「まずは、試してみませんか」「この安いのから使えば
負担がないよ」とか心理的ハードルを低くして誘導する手法ですね。
6)返報性
人から好意を受けた場合、その好意に応えたくなる心理のことで、
この心理を利用して、購買行動に変えていったり、サービスの
継続につなげていくことに利用されています。
例えば、デパ地下の惣菜コーナーで、味見として、試食品を
提供されて食べたことがあるでしょう。
その後、好意を受けたことで、なぜか「どれかは買わなくては」
という観念になっていませんか?
本当は、買う、買わないは勝手なのですが、返報性がはたらく
ことで、買わされてしまうのですね。
7)恐怖心
そして、最後がこの恐怖心です。「脱会すると地獄におちる」
「脱会すると先祖から子孫まで不幸になる」など恐怖心を感化
して、行動を制御させてしまう手法です。
カルト教団の一番の特徴がコレですね。宗教とは本来自由なものです。
自分の信じるものを信じていればいいのであって、強制的に恐怖で
支配する宗教は、宗教ではありませんね。
入信、脱会が自由なのが原則であり、恐怖で縛る
宗教は、宗教を隠れ蓑にした、私利私欲の利益誘導団体
ということです。(脱会=怖いという心理ならば、それはカルト教団)
さて、ここでは、心理操作で用いる代表的なテクニックを紹介しましたが、
少なからず、このような方法を複合的に使うことで、
強固なマインドコントロールを実現していきます。
そして、一番問題なのは、あなたが知らないうちに、大なり、
小なりの手口、ワナにかかってしまうということです。
ビジネスでの多少なワナなら、被害も少ないのかも知れませんが、
宗教団体やマルチ手法、通販などになったら、被害額も大きく、
人生を台無しにしてしまうことにもなります。
日本中で行われている「マインドコントロール」。
もう、知らないでは済まされないのかもしれません。
ご注意ください。
それでは、また。