タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

面白すぎて時間を忘れる雑草のふしぎ

2024年03月26日 | 読みました!見ました!

「面白すぎて時間を忘れる雑草のふしぎ」(王様文庫:稲垣栄洋)を読了しました。ボクは植物とかあまり興味がある方ではないのですが、面白かったです。「足元に広がる『知的なたくらみ』」という表紙に書かれた言葉通り、さまざまな雑草が企てる生き抜くための「たくらみ」が、ボクら人間の生活にも多くのヒントを与えてくれることがとても興味深かったです。ちょっとamazonに掲載されていた紹介文を引用しますね。


踏まれてみたり、寄生したり、あえて枯れてみたり…
どんな雑草もボ~ッと生えてるわけじゃない!

雑草たちのバラエティに富んだ
命をつなぐための「知的なたくらみ」を
ユーモアと愛情あふれる文章で紹介する本。

どうして炎天下でも枯れないの?
なぜ横に横にと生える?
地下に花を咲かせるメリットは?
――全部、理由があるのです!


はい。こんな感じです。いろいろな雑草の「知的なたくらみ」を、「らんまん」の牧野富太郎博士ばりの植物画を掲載して紹介しています。例えば、こんな感じ。ちなみに( )内は雑草の名前です。

●自分にとっての「強み」を発揮できる場所を考えてみる(メヒシバ)
●自分の「差別化ポイント」を見つけ、こだわってみる(カヤツリグサ)
●「何が自分にとってもっとも大切か」を考えてみる(ツメクサ)
●甘い「見返り」を準備して助っ人を雇ってみる(カラスノエンドウ)
●「次の次の次」を考え、選択肢は最後まで捨てずに持っておく(ツユクサ)
●どんなとできもプラスに変えられない逆境はない(オオバコ)

…ね。すごいでしょ?「雑草から学ぶ」っていうか、「私たち人間が生きていくうえでの人生訓」を雑草が教えてくれるって感じですよね。

ところでいつものことなんですが、ボクがなぜこの本に興味をもって図書館に予約したかが思い出せないのですよ。新潟日報の書評に紹介されていたのかな?それとも誰かのブログを読んで気にとめていたのかな?最近はこんなことばっかりです。まぁ面白かったからいいんだけど。

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四月になれば彼女は

2024年03月25日 | 読みました!見ました!

先日公開された話題の映画、「四月になれば彼女は」を見てきました。佐藤健、長澤まさみ、森七菜、仲野太賀ら、豪華俳優陣が出演するちょっと異色のラブストーリーです。あらすじはこんな感じ。


精神科医の藤代(佐藤健)のもとに、かつての恋人である春(森七菜)から手紙が届く。「天空の鏡」と呼ばれるボリビアのウユニ塩湖から出されたその手紙には、10年前の初恋の記憶がつづられていた。その後も春は、プラハやアイスランドなど世界各地から手紙を送ってくる。その一方で藤代は現在の恋人・弥生(長澤まさみ)との結婚の準備を進めていたが、ある日突然、弥生は姿を消してしまう。春はなぜ手紙を送ってきたのか、そして弥生はどこへ消えたのか、ふたつの謎はやがてつながっていく。


まぁこんな感じです。ボリビアのウユニ塩湖の白い世界、東欧プラハの町並み、アイスランド・レイキャビックの美しい海岸など、海外の美しい映像も交えたこの映画は、とても綺麗でした。ラストの藤井風の音楽もよかったな。

映画の中での弥生(長澤まさみ)がつぶやく「愛を終わらせない方法、それはなんでしょう?」というセリフが、この映画のテーマにつながるのかな?ボク自身の答を考えながら、ずっと映画を見ていました。まぁいろいろ考えさせられて面白かったけど、突っ込みどころも多い映画でしたね。

●春(森七菜)の父親役の竹野内豊はいったいどうなった?
●仲野太賀、太ったんじゃね?ともさかりえ、整形した?
●佐藤健も病んでいる!竹野内豊も病んでいる!長澤まさみも病んでいる!みんな病んでいるんだな、この映画。
●やっぱり不可解で理解できない弥生(長澤まさみ)の行動
●4月生まれなのに「弥生」って名前、変じゃね?
●待ち合わせて一緒に朝日を見に行く写真部員の3人。バイクの2人と自転車の1人、一緒に行けるわけないんじゃない?
●海に浸かって抱き合った2人が、乾いた服でバスに乗って帰るってどうして?

あっ「愛を終わらせない方法、それはなんでしょう?」という問いに、弥生(長澤まさみ)は「それ(愛)を手に入れないこと」って禅問答のように答えていたけど、ボク自身は「絶え間ない変化と刺激だ」と思いながら映画を見ていました。皆さんはいかが?

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大好きな饅頭「美都景(みつけ)」

2024年03月24日 | 食いしん坊バンザイ

昨日に引き続いて、見附市の話題です。伝説の蕎麦屋「聴風庵」を後にしたボクは、女房へのお土産に見附名物の「黒糖まんじゅう:美都景(みつけ)」を買って帰ることにしました。見附市新町にある和菓子屋さん、田の口屋です。

はい。こちらが田の口屋さんです。店舗は小さいですが、「昔ながらの和菓子屋さん」って感じで、いい雰囲気です。ちなみにお隣には「そば道場」という、これまたボクのお薦めの蕎麦屋さんもあります。

田の口屋さんの前には、こんな幟旗も設置されていました。お目当ての黒糖まんじゅう以外にも、美味しそうな和菓子がたくさんありそうです。

いよいよ購入です。1個100円(税込み)のお饅頭を5個購入いたしました。値段はもちろん500円。ワンコインです。リーズナブルだこと。

皇室御用達の高貴なまんじゅうですぞ!頭が高~い!

はい。とても美味しゅうございました。まぁボク的には、この田の口屋の黒糖まんじゅう「美都景」は、伊香保温泉の勝月堂の温泉まんじゅうと双璧をなす美味さですね。上皇、上皇后両陛下がお食べになったまんじゅうを、庶民のボクも口にする。日本は平和ですな。味覚に貴賤なし、美味しいモノには貴賤なしです。

以上、蕎麦やお酒だけでなく甘いモノも大好きな八百政でした。

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聴風庵のそば定食(見附市)

2024年03月23日 | 食いしん坊バンザイ

見附市にある伝説(?)の蕎麦屋「聴風庵」に、念願かなって行ってきました。まぁ噂には何度か聞いていたんですよ。「すごくわかりづらい場所にある蕎麦屋だよ」「『え〜?本当に蕎麦屋?』って感じだよ」「でも美味いよ。一度は行っておきたい店だね」ってね。カーナビに住所をセットして、いざ出発!

ところが、カーナビが正しく案内してくれないんですよ。カーナビが案内した場所には一般の民家があります。同じところを何回かグルグル回ってもわからず、ついにその辺で作業をしていたお父さんに尋ねました。「あの〜この辺りに『聴風庵』って蕎麦屋さんはありませんか?」

お父さんが教えてくれた場所は、カーナビが案内してくれた場所からかなり離れたところにありました。後で分かったことですが、どうやらこの現象はボクのカーナビだけではなく、どのカーナビも同じようです。数分後にお店で隣の席になったお客さんも同じことを言っていました。

まぁ、とにかく到着することができました。この田舎風の佇まい。水車が回る農作業小屋のような建物が、伝説の蕎麦屋「聴風庵」です。マジで「これ、本当に蕎麦屋か?」って思いました。

お店の入口はこんな感じ。手作り感満載のウッディーな店舗です。玄関を入ると囲炉裏もありましたよ。

初めての方は「そば定食・おこわ定食をおすすめします」ってことなので、ボクはもちろん「そば定食」を注文しました。隣の席の若い女性に「カーナビでセットしたのに迷った」って話をしたら、「私もなんですよ」ってお返事。やっぱりこの店、カーナビに未対応の店なんだな?(どういう原因なのかは不明)世間話をしながら待つことしばし。

はい。「そば定食」は、二八の手打ち蕎麦に野菜の天ぷら(ふきのとうが美味しかった!)、それに小鉢の料理が10品つきましたよ。漬物やごま豆腐や山菜料理や手作りスイーツ。ひじきや麩を使った田舎風の料理もありました。最初は「蕎麦の量が少ないかな?」って感じがしたのですが、とんでもない。お腹いっぱいになりました。

店内にはこんな手書きのパンフレットがさりげなく置いてあったり、

窓の外には田んぼが広がっていたりと、本当に「田舎感」満載のお店でした。「そば定食」は1650円也。なんたって小鉢料理10品付きですからね。十分満足いたしました。

いい店を見つけました(見附だけに)。またぜひ来たいと思います。今度は女房も連れてね。うちの女房、こういう小鉢でたくさんの料理が少しずつ出てくるのが大好きなんですよ。

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ホタルイカ(カレーの思い出)

2024年03月22日 | 食いしん坊バンザイ

女房が「富山産がやっと出たわよ」と、スーパーでホタルイカを買ってきました。プリップリの大粒の(こんな言い方するのかな?)ホタルイカです。今までにも兵庫産とかはスーパーに並んでいたのですが、「いや!ホタルイカは富山産が出回ってから食べよう!」と、わが家はガマンしてきたのですよ。大好きなホタルイカは、この旬の季節にやっぱり美味しいモノをいただきたいですからね。

生姜醤油で食べるホタルイカは、予想通り最高でした。やっぱり富山産は違います。色、艶、味、大きさ、食感…。満足いたしました。いやぁ〜生きててよかった。ところで、毎年この時期にホタルイカを食べるたびに思い出す、わが家のエピソードがあるんです。今から30年以上前の、わが家の長男が小学校低学年の頃の話です。


共稼ぎだったわが家では、当時「早く帰宅したほうが夕食を作る」という家庭内のルールがありました。「今日の夕食は何を作ろうかな?」なんて事前に考えている余裕はありません。2人の子どもを子守さんの家に迎えに行って帰宅し、「冷蔵庫の残り物をを確認し、それを利用したメニューを考えて料理を作る」というのが当時の夫婦のルーティーンでした。当時はスマホも携帯もなく、夫婦で帰宅時間を連絡し合うなんてできなかったので、8時過ぎに夕食を作り始めるなんてこともありました。今考えると、よく頑張っていたなぁ。

ある日のこと。子どもたちを連れて帰宅したボクは、冷蔵庫の中身を確認してカレーを作ることにしました。子どもたちはカレーが好きだし、玉ねぎやジャガイモなどの野菜と冷凍シーフードがあったので「よし!今日はシーフードカレーだ!」というわけです。ほぼカレーが出来上がり、味見をしたらいいできばえです。エビとイカと貝がミックスされた冷凍のシーフードが、カレーによくマッチしてコクを出しています。味見をしたら上々です。まぁ「ハウスバーモンドカレー(甘口)」ですけどね。

その時ボクは、冷蔵庫の中に昨晩の残り物である「ホタルイカ(今日のブログの冒頭の画層のような状態)」があることを思い出しました。「ホタルイカもシーフードだ!これも入れちゃえ!」ってことで、カレーの鍋にぶち込んだのです。これが失敗でした。

ボクが作った「ホタルイカカレー」は、とんでもなくマズかったです。美味しかったはずの「シーフードカレー」が、一発で最悪の味に変わりました。「ほーら今日はカレーだぞ」と、低学年の長男と2〜3歳の長女、それに帰宅した女房とボクもカレーを口にした途端、全員が一斉に「まず〜い!」「なに?この味!」の連呼です。ここで皆さんにも、しっかり伝えておきます。カレーにホタルイカを入れては絶対にいけませんよ。

それから数日後のこと。小学生だった長男は、学校の国語の時間に作文を書きました。題名は「ホタルイカのカレー」です。「お父さんが作ったホタルイカのカレーは、とてもまずかったです。カレーにホタルイカをいれない方がいいとボクは思いました。」彼の作文は担任の先生(若い女の先生でした)に絶賛されましたが、保護者面談でその話を聞かされたボクはとても恥ずかしかったことを覚えています。


その長男も40歳を過ぎ、今は夫婦共稼ぎで一人娘(5歳)の子育てをしています。夫婦で協力して料理も分担してるようですが、彼は帰省するたびにボクに言います。「あのホタルイカのカレーは本当にまずかった」「俺はカレーにホタルイカは絶対に入れないから」と。わかっちゃいないな、わが息子よ。料理は実験であり冒険なのだよ!新しい味や美味しさは、「この組み合わせで作ってみたらどうなるだろう?」という好奇心と多くの失敗から生まれるのだよ!(笑)

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