タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

23年前のアリゾナとNSP

2024年03月14日 | 徒然なるままに

先日のブログにも書きましたが、3月末で現在の職場を退職するボクは、既に有休消化期間に入っています。あと出勤するのは2日間になり、現在は自宅(亡き父が建てた古い家)の片付け作業に毎日3時間ほどを費やしています(気が遠くなる作業です)。

今日も午前中に片付け作業をしていたら、23年前の1か月間のアメリカ出張の時の資料が大量に出てきました。この時のことは、去年少しブログにも書きましたね。あの時には、グランドキャニオンの写真なども紹介させてもらいました。2001年の同時多発テロの直後の1か月間でした。

 

9.11とグランドキャニオン - タケ・タケ・エヴリバディ!

今日は9月11日。人類の歴史上、誰もが忘れられない「負の記念日」です。そうです。2001年にアメリカで発生した同時多発テロ事件が、今日9月11日の朝のことでした。この日...

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まぁ今日も「モノを片付け捨てる」ための作業だったですが、ついつい当時のことを思い出しながら資料や写真に見入ってしまい、作業はなかなかはかどりませんでした。

あぁ懐かしい!互いの仕事のことを(拙い英語で)熱く語り合ったA氏(名前は忘れちゃった!)と食事をした会合のことも、写真とともに記憶が蘇りました。

23年前のこの海外出張にボクはノートパソコンを持参し、宿泊先のホテルの部屋でプロバイダーのローミングサービスを利用してネットに接続するために、本当に四苦八苦したことも思い出しました。ホテルのフロントにネット接続の方法を問い合わせるだけの英語力を、ボクが持ち合わせていなかったことが大きな原因だったんですけどね。

まぁ数日間の右往左往の後でようやく宿泊先のホテルでネット環境が整ったわけなんですが、ボクはそこで日本のあるニュースに目が釘付けになりました。「NSP復活」のニュースです。ボクが青春時代に夢中になったフォークバンドNSPが、2002年1月26日に日本青年館で、16年ぶりに復活コンサートを開くのです。ボクはこの衝撃的なニュースを、アメリカのアリゾナ州のホテルの一室で知りました。

NSPについては、こちらの記事等をご覧くださいね。

 

NSPとの訣別 - タケ・タケ・エヴリバディ!

NSPというのは、ボクが青春時代に大好きだった岩手県出身のフォークバンド(3人組)です。このグループについては、このブログでも今までに何度か話題にしてきました。まぁ...

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いろいろ紆余曲折はありましたが、ボクはアリゾナでこのNSP復活コンサートのチケットを手に入れる手はずが整い、帰国して約2か月後の日本青年館の2階席の最後列で、コンサートオープニング曲の「昨日からの逃げ道」のイントロを奏でる天野滋のアコースティックギターの音色に、魂を揺さぶられていました。

それから天野滋が逝去するまでの3年間、ボクは復活したNSPに夢中になり、復刻されたアルバムCDをすべて揃え(もちろん新譜も)、コンサートにも頻繁に出かけるようになりました。もともとボクら夫婦は「フォーク小僧」と「フォーク娘」同士のカップルだったので、当時は「老後はNSP」が既定路線でした。ボクは天野氏と固い握手を交わし、「一生ついていきます」と熱く宣言したことが今でもはっきり思い出されます。まさか、その数か月に天野氏が逝去するとはねぇ。「老後はNSP」の予定が、「老後はアルビレックス」に変わっちゃいました。

この3年間のわが家のNSP活動のさまざまな資料も、それ以前の青春時代の解散前の資料も、今回の片付けで大量に処分したことはブログ記事「NSPとの訣別」でも書きました。ところが、今日はこんなDVDが出てきたんですよ。

2003年のコンサートツアーを記録したDVDです。そして今日はこのDVDを、21年ぶりにじっくりと視聴してしまいました。コンサートでの演奏や楽屋の様子、インタビュー映像もたっぷりと収録されたこのDVDの中で、既に逝去している天野氏も中村氏もとても元気でした。う~ん、さすがにこれは捨てられません。墓場まで持っていくかな?

コメント (2)
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