タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

ロウ・アンド・ロウ(村山由佳)

2024年03月17日 | 読みました!見ました!

村山由佳の長編小説「ロウ・アンド・ロウ」を読了しました。たぶん新潟日報の書評を読んで図書館に予約を入れた本ですが、順番が回ってきて本が手元に届くまでに半年以上かかっているので、どんな内容の本を予約したのかまったく記憶がありません。手にした本は530ページもある分厚い本で、「え〜?こんな厚い本を最後まで読めるかな?」と不安になりました。

内容は、ドロドロの不倫小説でした。「あ〜まずいよ、そこは理性をもって!」などとハラハラしながらも夢中で読んでしまい、530ページの長編小説を数日間で読破してしまいました。内容はこんな感じ。


東京の広告代理店に勤める43歳の涼子は、3歳年下で美容師の夫・孝之と結婚して13年。毎日の生活にうっすら不満を抱えつつ、表面的には凪いだ日々を送っていた。ところが、20代の美登利を美容院のアシスタントとして招き入れたことで少しずつゆらぎが生まれて...。気づかぬうちに“深い川”に隔てられた二人は再び漕ぎ寄ることができるのか?夫婦、そして、男と女の心理を細密に描き出した傑作長編。


ところで、題名の「ロウ・アンド・ロウ」をボクは最初「Low & Low」かと思って「なんだこりゃ?」って感じだったんですが、「Row & Row」だったわけですよ。「Row」は「(舟を)漕ぐ」です。「Low」の「低い」ではない。わっはっは。なんとも恥ずかしい勘違いでした。

ボクが学生時代に、長谷川きよしや加藤登紀子や野坂昭如らが歌っていた歌に「黒の舟唄」という曲がありました。その歌詞に「ロウ・アンド・ロウ」というフレーズがあったのを思い出しました。

男と女の間には
深くて暗い河がある
誰も渡れぬ河なれど
エンヤコラ今夜も舟を出す
Row & Row Row & Row
ふりかえるな Row-Row

う〜ん。男と女の関係には多くのドラマが生まれやすいってことですよね。不倫も含めてね。この小説、際どい性描写の場面もありますから、お読みになる場合にはご承知おきください。

コメント
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