小泉悠氏の「ロシア点描~まちかどから見るプーチン帝国の素顔」(PHP)を読了しました。新聞だったか週刊誌だったかの書評を見て図書館に予約したのが数か月前のことでしたが、ようやく順番が回ってきて読むことができました。先日の人間ドックの日に検診センターに持参し、いろいろな検査の待ち時間にずっと読んでいたら、ほぼ1日で読み終えることができました。
ロシア軍の理不尽なウクライナ攻撃によって、ボクらのロシアという国やプーチンに対するにイメージは地に落ちました。住む家、町、
もちろん「
第1章 ロシアに暮らす人々編
第2章 ロシア人の住まい編
第3章 魅惑の地下空間編
第4章 変貌する街並み編
第5章 食生活編
第6章 「大国」ロシアと国際関係編
第7章 権力編
本書はこんな感じで構成されています。「賄賂が公然とまかり通る社会」「『ルールです』と言われると破りたくなる国民性」「今も残る監視社会の痕跡」「防空壕としての地下鉄」「花屋は24時間営業」「酒は自分で作る」「正教会をめぐるロシア・ウクライナ・トルコの関係」などなど、とても興味深く読むことができました。
まぁ興味深く読みはしましたが、「とっととウクライナ攻撃を止めてくれ!」という気持ちは何ら変わりません。