毎日、保育園帰りの15時半にわが家にやってくる2人の孫。保育園年長組の兄の、今のマイブームはピアノです。ピアノを習っているわけではないのですが、保育園で習った歌のメロディや慣れ親しんだディズニーの曲などを、自分で音を探しながら弾いていく楽しさに目覚めたようです。
このところわが家に来ると、すぐに「ピアノを弾く!」と言って2階に上がり、電子ピアノに向かって夢中になって弾いています。「おぉ!この子は音楽の才能があるかも?」なんて、ジジとババは微笑ましく見守っているのですよ。
そんな兄の姿を見てじっとしていられないのが、1歳になったばかりの妹です。まだお喋りもできないのに「アー」「ウー」と自己表現をしながら、階段を登って2階に上がろうとします。階段は危ないので後ろをついていき、兄のいる電子ピアノの部屋に入るとこの通り。
なんとまぁ微笑ましい後ろ姿ですよね。「アタチもやるわ」とばかり(おしゃべりはできませんが)、精一杯背伸びをして鍵盤に手を伸ばす姿に、ボクらはホッコリしてしまいます。
一丁前にピアノを弾いている気になっている妹ですが、行為だけを考えれば兄にとっては「邪魔」以外の何物でもありません。一生懸命に音を拾っているのに、低音部から不協和音が響いてくるわけですからね。だけどお兄ちゃんは偉いです。決して妹を邪険にせず、かまってやりながら自分自身のやりたいこと(拾い弾き)も続けています。
考えてみれば、5歳近くまで一人っ子として親や祖父母の愛情を独り占めにしてきた兄にとって、突如現れた妹の存在は時には鬱陶しく感じることもあって然るべきです。「きっと我慢していることもあるんだろうなぁ…」「寂しい思いもしているんだろうなぁ…」と、ジジとババは思っています。まぁそれ以上に「妹が可愛い」という気持ちが強いんでしょうけどね。
そんな孫たちの姿を頼もしく微笑ましく眺めながら、ジジとババは「兄ちゃん、頑張れ!応援しているぞ!」とエールを送っています。