タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

すごい トシヨリ BOOK

2022年07月07日 | 読みました!見ました!

最近、ボクが図書館から借りる本の中に、いわゆる「高齢者の生き方」って感じのジャンルの本が増えてきています。還暦を超えても心が整っていないボクのような人間は、すぐにこういう本に飛びついてしまうのですよね。

この前読んだ「おじさんはどう生きるか」(松任谷正隆)もそうだけど、ボクのここ1・2年の読書歴を見ても「在宅ひとり死のススメ」(上野千鶴子)「還暦からの底力」(出口治明)「じい散歩」(藤野千夜)「老~い、どん」(樋口恵子)「じじばばのるつぼ」(群ようこ)「老人初心者の覚悟」(阿川佐和子)「定年夫婦のトリセツ」(黒川伊保子)「老後の資金がありません」(垣谷美雨)「すぐ死ぬんだから」(内舘牧子)「やばい老人になろう」(さだまさし)と、多くの高齢者系の書籍(笑)がリストアップされます。中には啓発本でなく小説もありますけどね。

今回読了した「すごいトシヨリBOOK」も、そんな中の1冊。作者はドイツ文学者でエッセイストの池内紀さんです。

「トシをとると楽しみがふえる」というサブタイトルの通り、なかなか前向きで面白い内容の本でした。老いに抵抗するのではなく、老いを受け入れて、自分らしく楽しくトシをとろう。まぁこんな内容です。「心はフケていないと思うこと自体がフケている印」「心がフケたからこそ、若い時とは違う命の局面がみえてくる」。ほがらかに老いを楽しむノウハウがつまったおもしろい本でした。

中でも著者が「老いの進行を知る」ということで作成した、老化早見表による「老いの分析」は面白かったです。「老人は過去を捏造する」という内容には、大笑いでした。「老いと病」や「老いの楽しみ」も、参考になることが多かったです。ボクもお医者さんとの付き合い方や人生の楽しみ方を、再考するきっかけをいただきました。

まだまだ迷える高齢初心者のボクとしては、諸先輩方のいろいろな生き方を、今後も大いに参考にさせていただきたいと思っています。さて、次は何を読もうかな?

 

コメント (2)
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