タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

映画「峠~最後のサムライ~」を見てきました!

2022年07月18日 | 読みました!見ました!

以前にこちらでも紹介した、映画「峠~最後のサムライ~」を見てきました。原作は皆さんご存知の司馬遼太郎の名作「峠」。主人公は、長岡藩家老・河井継之助です。3連休最後の日の映画館は、さすが地元長岡の河井継之助が主人公の映画とあって、ほぼ満席でした(全国的にはあまりヒットはしていないでしょうけどね)。

もちろん娯楽的に「面白かった」という映画ではありませんが、長岡市民のボクとしては「見てヨカッタ」「少なくとも長岡市民(できれば新潟県民)には見てほしいな」という内容の映画でした。

戊辰戦争において長岡藩が求めた非戦・武装中立という姿勢が、西軍・土佐藩の岩村精一郎によって一蹴され(小千谷慈眼寺談判)、長岡藩は悲劇の道へと進みます。その渦中における河井継之助の苦悩や決断、妻への愛情などが描かれた映画です。原作の小説「峠」と比較すると映画のシーンは小説の最終盤の部分だけなので、原作とは別の作品…と考えた方がいいと思います。以下、映画を見ての感想を羅列します。ネタバレもありますので、閲覧は注意をしてください。

●松たか子(継之助の妻・おすが)の長岡甚句の踊り、品があってよかったな。

●榎本孝明が演じた川島億二郎が敗戦後の長岡復興の立役者の三島億二郎になることや、「商人になれ」と継之助に言われた寅太が後に外山脩造となり阪神電鉄やアサヒビールの創始者になることなど、ボクら長岡人は知っているけど映画を見ただけではわからないよな、絶対。

●長岡城奪還時の八丁沖の進軍、こういうことだったのね。映画を見てようやく理解できた。

●長岡城は奪還してわずか4日後にまた落城するわけだけど、そんな緊迫した状況の中で城下で楽しそうに盆踊り大会。そんなことってあるかな?

●くっそー!新発田藩め!(以下略)

●芳根京子って、重要な役をやっていたのね。いい女優さんになったと感激。

●松たか子のセリフ「ありのままに」を聞いた時には笑った。アナ雪か!?

●やっぱり山本五十六(連合艦隊司令長官)の生き方は、河井継之助の生き方から大きな影響を受けている…ということを再認識。この2人の長岡の偉人を共に演じた役所広司は、長岡市の名誉市民に任命してもいいんじゃない?

まぁ皆さん、映画館に足を運んでぜひこの映画を見てください。

 

コメント (2)
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