森永卓郎さんの遺作の1冊である「書いてはいけない〜日本経済墜落の真相〜(三五館シンシャ)」を読了しました。う〜ん!マジか?マジなのか?って感じです。
本書の中に、こんな行があります。
2023年12月、私はすい臓がんステージ4の告知を受けた。告知の瞬間、私は、何かを食べたいとか、 どこかに行きたいとか、そんなことは微塵も考えなかった。 なんとか自分の命のあるうちにこの本を完成させて世に問いたい。 そのことだけを考えた。 その意味で本書は、私の40年にわたる研究者人生の集大成であると同時に、私の遺書でもあるのだ。
この言葉通り今年(2025年)1月に、著者の森永卓郎さんは逝去されました。この本は、森永さんが魂を削ってこの世に残したまさに遺言状です。
森永さんによれば、日本のメディアではけっして触れてはいけない「タブー」が3つ存在したということです。その3つとは、
1.ジャニーズの性加害
2.財務省のカルト的財政緊縮主義
3.日本航空123便の墜落事件
…です。この3つに関しては、関係者の多くが知っているにもかかわらず、本当のことを言ったら、瞬時にメディアに出られなくなるというオキテが存在したのだそうです。この本によって森永さんは、自身の遺言として現状を打破するための告発を行っています。
ボク自身は1番目の「ジャニーズの性加害」については、ここ1〜2年の騒動を見聞きしているのである程度を理解していました。ですが、2番目の「財務省問題(森永氏によれば『ザイム真理教』問題)」と、3番目の「日航機の墜落事件」の『闇』や『報道のタブー』について、森永さんが本書に書いていた内容を全く知りませんでした。
正直言って、「こんなことがあってもいいのか?!」って感じです。でもまぁ己の死期を覚悟した森永さんが遺言状としてこの世に残した本書なので、100%かどうかはわかりませんが、ある程度は真実なんだろうな…と今は思っています。
にわかに信じたくない気持ちと、隠せおおせる権力者が隠蔽し誘導できる恐ろしさ。なんか、法治国家の日本で本当に?…と、気持ちが悪くなってきましたよ。財務官僚の天下りのためのポイント稼ぎ、国税庁の嫌がらせ税務調査。自衛隊の誤射、人命救助をせず証拠隠滅してアメリカの言いなり…、どれがどこまで真実なのかねぇ?
ボクらは、これからしっかり真実を見極めていかなくてはならないな…と思いました。1番目の問題みたいに、あることがきっかけで一気に真実が明らかになるってことになるといいな…と思っています。
タブー3の日航機123便墜落事故については最近のSNSのニュース記事で元日航の客室乗務員の青山透子さんが調査した結果について数冊の著書が出ている事を知り、「日航123便墜落圧力隔壁説をくつがえす」と「日航123便墜落疑惑のはじまり」を図書館で予約した所です。
この頃は航空機事故が多発しており、その原因を改めて考えてみたいと思います。
ボクも青山透子さんの「日航123便墜落 遺物は真相を語る」を図書館に予約しました。GWが明けたら、じっくり読むつもりです。