山代日記 ~神楽とか、田舎行事とか~

山口県岩国市錦町に伝わる上沼田神楽を中心としたブログ。
広域組織の山代神楽連絡協議会や農作業、田舎行事なども掲載。

山口市仁壁神社 神楽殿再建こけら落とし公演

2010年11月06日 08時46分00秒 | 上沼田神楽

かなりの歴史をもち、国指定文化財級の存在である「仁壁神社」。
明応6年(1494年)、九州の戦陣から帰った領主・大内義興が当社を含め周防国内の5社に戦勝報告をし、当社は3番目であったことから以降「周防国三の宮」と称されるようになったとのこと。

過去の立て替え、焼失等を経て、1720年に建立されたお宮だったが、1997年に火災により焼失してしまう。

しかし、ここからがすごい。
2000年には本殿、拝殿を再建。
更に、この度(2010年)神楽殿を再建されたとのこと。

現地に行って更にびっくり!正に広大な敷地に、壮大なお宮が建立されていました。
地区の方々の熱意の賜でしょう。
新築された神楽殿は、金色に輝いているようでした。

そんな歴史的なお宮で奉納をさせていただくことは本当に光栄でした。
一線を退いている前会長にも同行していただき、その雰囲気を楽しんでもらいました。

上沼田神楽は古い神楽で、神話の時代を舞うもの。広島、島根のような華やかな演目は少なく、むしろ儀式的な要素が強い。
けど、ご当地の方々は最後まで(終わった後の衣裳披露も)しっかりと観てくださり、むしろ古い神楽が良い、といった評価もいただいたようで、こちらとしても大変嬉しい限りです。

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