2011.2.20(日)
山歩きが大好きな静岡市民にとって、国道52号は最も重要なルートと言える。
八ヶ岳、奥多摩・奥秩父はじめ南アルプス北部、中央・北アルプスの峰を目指すとき、必ず52号線を北上することになるからだ。
この道を北上して山梨県に入り、最初に目に入ってくるピークが篠井山だ。
安倍東山稜の十枚山から派生する支稜線上の山梨百名山。
遠望するその山容はギザギザしていて「アルペン的」と表現しているガイドブックもある。
車を運転しながらいつも気にはなっていたのだが、なぜか登ろうという意欲がわかなかった。
その理由は、①十枚山から派生する支稜線上の低山であること(十枚山の稜線から望むと、すぐ手前に見下ろす山なので魅力度は低かった)
②ヤマビルが密度濃く生息していると喧伝されていること、などが挙げられる。
実は今回、当初は櫛形山を目指したのだが登山口に向かう林道で雪の多さを知り、急遽目的地を変更、
この時期であれば①はどうしようもないが、②はクリアできるので、
以前から気になっていた篠井山を目指すこととなった。
写真は、52号線沿を北上し「道の駅 富沢」手前の信号を奥山温泉に向かって左折した先で望んだ篠井山。
奥山温泉の先にある奥山登山口。駐車場は空っぽでマイカーのみ。写真右、雪が残る林道が登山道だ。
林道を進むと、老朽化した丸太の橋が出現。朽ちている個所があり、しかも結構高度感があった。
道中、最も怖い場所だった~
ビューポイントの明源の滝。氷瀑を期待したが、残念!
高度を上げると登山道を雪が覆うようになった。
アイゼンを装着するほどではなかったが、写真のような急斜面のトラバース道では慎重に進んだ。
雪を被った丸太の橋が連続する。
沢を流れる水の透明度に感動。
雪道には、おそらく前日に単独登山者が残した登りと下りの踏み跡がクッキリ。
右が登り、中央が下りの踏み跡だ。左端には小動物の足跡も…
この登山者以外の踏み跡はなかった。この単独者は往復、アイゼン未使用だった。
さらに進むと、その単独行者が下りで大滑りした跡を発見。お尻を強打していなければ良いがと心配になった。
この時、登りはともかく、下りはアイゼンを使おうと決めた。
植林帯を抜け、山頂間近の気持ちの良い灌木帯を行く。
標識に沿って、山頂への直登ルートを進む。
山頂まで、つま先歩きの急な直登が続いた。
登山口から2時間10分、篠井山山頂に到着。
山頂から望む富士川越しの富士山。すっきりした展望はこちら方面のみ。
山頂の三角点。
樹林越しに望む白峰三山。
ポイントを変えて、再び山頂からの富士山。
山頂で昼食。アイゼンを装着して来た道を下る。
樹間から望む十枚山。左ピークは安倍東山稜の最高峰・下十枚山。右は人気の十枚山。
十枚山山域も篠井山同様、ヤマビル生息地だ。特に沢沿いのコースには多い。
至る所で小規模崩落。写真の崩れは雪道を覆っていた。つい最近、積雪後の崩れだ。
2月20日、竜爪山の山頂付近の登山道で崩落があったと静岡新聞が報じていた。
私もよく知る竜爪山常連の小林氏が崩落に遭遇し、登山者に注意を促すために新聞社に情報を伝えたもの。
安倍奥の山域はフォッサマグナの西端に位置し崩れやすいと言われ、実際、崩れた跡は多く侮れない。
が、それが同時に安倍奥の魅力にもなっている。
篠井山を安倍東山稜の山と、親しみを感じて認識する山行となった。
山歩きが大好きな静岡市民にとって、国道52号は最も重要なルートと言える。
八ヶ岳、奥多摩・奥秩父はじめ南アルプス北部、中央・北アルプスの峰を目指すとき、必ず52号線を北上することになるからだ。
この道を北上して山梨県に入り、最初に目に入ってくるピークが篠井山だ。
安倍東山稜の十枚山から派生する支稜線上の山梨百名山。
遠望するその山容はギザギザしていて「アルペン的」と表現しているガイドブックもある。
車を運転しながらいつも気にはなっていたのだが、なぜか登ろうという意欲がわかなかった。
その理由は、①十枚山から派生する支稜線上の低山であること(十枚山の稜線から望むと、すぐ手前に見下ろす山なので魅力度は低かった)
②ヤマビルが密度濃く生息していると喧伝されていること、などが挙げられる。
実は今回、当初は櫛形山を目指したのだが登山口に向かう林道で雪の多さを知り、急遽目的地を変更、
この時期であれば①はどうしようもないが、②はクリアできるので、
以前から気になっていた篠井山を目指すこととなった。
写真は、52号線沿を北上し「道の駅 富沢」手前の信号を奥山温泉に向かって左折した先で望んだ篠井山。
奥山温泉の先にある奥山登山口。駐車場は空っぽでマイカーのみ。写真右、雪が残る林道が登山道だ。
林道を進むと、老朽化した丸太の橋が出現。朽ちている個所があり、しかも結構高度感があった。
道中、最も怖い場所だった~
ビューポイントの明源の滝。氷瀑を期待したが、残念!
高度を上げると登山道を雪が覆うようになった。
アイゼンを装着するほどではなかったが、写真のような急斜面のトラバース道では慎重に進んだ。
雪を被った丸太の橋が連続する。
沢を流れる水の透明度に感動。
雪道には、おそらく前日に単独登山者が残した登りと下りの踏み跡がクッキリ。
右が登り、中央が下りの踏み跡だ。左端には小動物の足跡も…
この登山者以外の踏み跡はなかった。この単独者は往復、アイゼン未使用だった。
さらに進むと、その単独行者が下りで大滑りした跡を発見。お尻を強打していなければ良いがと心配になった。
この時、登りはともかく、下りはアイゼンを使おうと決めた。
植林帯を抜け、山頂間近の気持ちの良い灌木帯を行く。
標識に沿って、山頂への直登ルートを進む。
山頂まで、つま先歩きの急な直登が続いた。
登山口から2時間10分、篠井山山頂に到着。
山頂から望む富士川越しの富士山。すっきりした展望はこちら方面のみ。
山頂の三角点。
樹林越しに望む白峰三山。
ポイントを変えて、再び山頂からの富士山。
山頂で昼食。アイゼンを装着して来た道を下る。
樹間から望む十枚山。左ピークは安倍東山稜の最高峰・下十枚山。右は人気の十枚山。
十枚山山域も篠井山同様、ヤマビル生息地だ。特に沢沿いのコースには多い。
至る所で小規模崩落。写真の崩れは雪道を覆っていた。つい最近、積雪後の崩れだ。
2月20日、竜爪山の山頂付近の登山道で崩落があったと静岡新聞が報じていた。
私もよく知る竜爪山常連の小林氏が崩落に遭遇し、登山者に注意を促すために新聞社に情報を伝えたもの。
安倍奥の山域はフォッサマグナの西端に位置し崩れやすいと言われ、実際、崩れた跡は多く侮れない。
が、それが同時に安倍奥の魅力にもなっている。
篠井山を安倍東山稜の山と、親しみを感じて認識する山行となった。
櫛形山から行き先変更で篠井山でしたか。
雪が結構残っているんですねぇ。
あそこの100mきざみの標識は頂上までの距離がわかって良いですね。
奥山温泉には寄られませんでしたか?
今日は休日出勤です。賢パパさんはどこかにお出かけでしょうか?
篠井山の距離標識は現在位置が明確に分かり、助かりました。
今回、奥山温泉には寄りませんでしたが、
雪が無く、ヒルが出ない時期に家内と篠井山に登り、帰りにのんびり温泉に浸かりたいと思います。