番外 右わき腹から背中にかけての激痛

先週末の５日土曜日、右わき腹に、痛みを伴う違和感を感じた。
痛みは、耐えきれない程ではなかったので、週末は様子見した。

週明けの月曜日朝、少し痛みが増したが、会社までの約５キロの徒歩通勤、歩き始めたら痛みを感じない。
「良かった！」と安心していたら、午後、デスクワークで座っている体形で、時折激痛が走るようになった。

翌７日火曜日、自宅、徒歩通勤、職場それぞれのシーンで激痛が走るようになったので、
会社の産業医の受診を予約したら、８日水曜日の１６：００に来いと。

私は５０歳直前の、ガンの疑いによる膵臓切除手術、
もっと若い頃の盲腸手術、大腸憩室炎、昨年の鎖骨骨髄炎など、結構、病に見舞われてきた。

今回のわき腹から背中に至る痛みは、きっと内臓疾患に起因するものだと思った。
尿管結石ならまだいいが、「ガンはいやだ!!」と、心の底から声にならない、悲痛な祈りの声を上げた。

で、この週末、アルプスに向かう気力は急速に萎えてしまい、
定年退職後も元気に山に向かえるよう、今回の疾患は絶対完治させるぞ、という強い気持ちで
８日、医務室へ向かった。

医務室ではベッドに横たわり、医師による触診が始まった。
最初はうつ伏せの体形。背骨付近を触るが、何ともない。
「痛いのは右のわき腹付近ですけど」というと、
「では仰向けになって」と言われたのでベッドの上でひっくり返ろうとしたら、右わき腹から背中にかけて激痛が走った！
「いててぇー!!!」と、思わず悲鳴を上げると、
産業医は冷静に「これは腹斜筋だね、腹斜筋！」

仰向けになると産業医は右わき腹付近を触りながら「どう、痛くない？」と、のんびり聞いてくる。
こっちはもの凄く痛いから「先生!!筋肉を思い切りつかんでいるか、その辺をつねっているでしょ!!?」と、怒り混じりの弱音をはくと、
「じゃあ、こっちはどう？」と左わき腹を触るが、何ともない。
「同じように触っているのに、右は痛いね。これは腹斜筋の損傷に間違いない！きっとどこかで、ひねったかなんかしたんでしょう」との見立て。

で、処方されたのが、写真の湿布薬。
「この痛み、内臓疾患、特に悪性疾患でなく、腹斜筋の損傷だったら、こんな嬉しいことはないが…」と期待と疑いが入り交じり、
文字通り半信半疑で湿布を貼って２日目の今日、ほぼ痛みが消えた。

長々と書いてしまったが、産業医の見立て通り、内臓疾患による痛みではなかったことが本当に嬉しく、皆さんに報告したくなった次第。

この週末、山小屋を使ってアルプスへ向かうことを考えていたが、一応大事を取って、日帰りハイキングに方向転換した。