連れ合いが集落の方の萱葺き屋根の修繕の助手を頼まれました。
茅葺き屋根のふきかえの助手、なんて仕事、現代において
そうそうやれることではありません。
そういう仕事には目がない私。
少々興奮気味に、「後世に口伝するためにも行っといで」と送り出しました。
私もやりたかったのですが、当然屋根の上での仕事は、高所恐怖症の私には無理、
ということで、やめとくことにしました(笑)
連れ合いの仕事は、
職人さんの指示にしたがって、屋根に上って茅の束を渡したり、
外したり、茅を束ねたり…というような仕事。
萱葺き屋根のふきかえは、一度に屋根のすべてを葺き替えるのではなく、
2,3年かけて片面ずつふきかえをするらしく、
この家の方は、茅もご自身で刈って、乾燥させ、束ねておいていました。
(そういえば、時々我が家の前を茅を満載にした軽トラが走っていたっけ。)
その話を聞いた時は、たまげてしまいました。
屋根の材料も自給しているのか~…
それは、想像もつかない労働に違いありません。
「自給自足」の大変さと過酷さをまた一つ知ったように思いました。
一年分の米や野菜だけでなく、薪や竹などの燃料だけでなく、冬をこすための保存食だけでなく、
自分の住む家の屋根の材料まで自給しなくてはいけない、なんて。
好きでやっている生活ならともかく、そうでない人ならば…と思うと、
自分の住む家を自分で刈った草で作り、家を守っていくことに対する
小さな感動と共に、それに伴う大きな重労働への辛さもまた強く感じました。
さて、お昼ごはんを食べに戻ってきた連れ合いの顔は、ススで真っ黒!(笑)
何年も屋根に載っていた茅の束を外していく作業をしている内に
どんどん汚れていったようですが、連れ合いは「とても気持ちいい」とさわやかな笑顔。
普段そんな(素直な)言葉は言わないので、意外でした。
その言葉の意味を聞くと
「自然のサイクルに組み込まれているような気分になる」と、
またまた意外なセリフを言います。
いつもはもう少しヒネリのあるセリフを言うのに…。
萱葺きには、何か人の心さえも浄化させるような何かがあるのでしょうか?
茅葺き屋根のふきかえの助手、なんて仕事、現代において
そうそうやれることではありません。
そういう仕事には目がない私。
少々興奮気味に、「後世に口伝するためにも行っといで」と送り出しました。
私もやりたかったのですが、当然屋根の上での仕事は、高所恐怖症の私には無理、
ということで、やめとくことにしました(笑)
連れ合いの仕事は、
職人さんの指示にしたがって、屋根に上って茅の束を渡したり、
外したり、茅を束ねたり…というような仕事。
萱葺き屋根のふきかえは、一度に屋根のすべてを葺き替えるのではなく、
2,3年かけて片面ずつふきかえをするらしく、
この家の方は、茅もご自身で刈って、乾燥させ、束ねておいていました。
(そういえば、時々我が家の前を茅を満載にした軽トラが走っていたっけ。)
その話を聞いた時は、たまげてしまいました。
屋根の材料も自給しているのか~…
それは、想像もつかない労働に違いありません。
「自給自足」の大変さと過酷さをまた一つ知ったように思いました。
一年分の米や野菜だけでなく、薪や竹などの燃料だけでなく、冬をこすための保存食だけでなく、
自分の住む家の屋根の材料まで自給しなくてはいけない、なんて。
好きでやっている生活ならともかく、そうでない人ならば…と思うと、
自分の住む家を自分で刈った草で作り、家を守っていくことに対する
小さな感動と共に、それに伴う大きな重労働への辛さもまた強く感じました。
さて、お昼ごはんを食べに戻ってきた連れ合いの顔は、ススで真っ黒!(笑)
何年も屋根に載っていた茅の束を外していく作業をしている内に
どんどん汚れていったようですが、連れ合いは「とても気持ちいい」とさわやかな笑顔。
普段そんな(素直な)言葉は言わないので、意外でした。
その言葉の意味を聞くと
「自然のサイクルに組み込まれているような気分になる」と、
またまた意外なセリフを言います。
いつもはもう少しヒネリのあるセリフを言うのに…。
萱葺きには、何か人の心さえも浄化させるような何かがあるのでしょうか?
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