山羊、ハプニング！

山羊を飼い始めて…どれくらいたったんでしたっけ？と（笑）
日数もカウントできないくらいに、せわしない…もとい充実した日々をおくっています。
それでも、少しは慣れてきたかな、と思った頃にハプニングが起こりました。

なんと！親山羊が剪定したツツジを食べてしまったのです！
風呂の炊きつけにしようと、コンテナに入れて重しをしていたのですが、
目ざとく見つけて、山羊力（＝バカヂカラ）でコンテナごと倒して、もくもく美味そうに
食べてしまっていたのです。

ツツジは山羊にとって、毒草。
山羊の体重の0.1％の重量を食べると中毒をおこしてしまう、といいます。

しかし、食べた直後は何ともなかったから「意外と大丈夫なのかな」と
たかをくくっていたら、何時間かした後に嘔吐を始めました。
10分ごとに、撒き散らすように嘔吐を繰り返しては、
立ったまま、ぴたっと動かなくなってしまうのです。

「死んでしまうんじゃないか」と焦って、
「水、水を飲ませよう」「ビワの葉っぱ、ビワの葉っぱは確かいいはず」と
持っていくのですが、
人間のように「これを飲みなさい。いいから飲みなさい」というわけには
いきません。どれも受け付けず、ただひたすら嘔吐と静止を繰り返すのみ。

自らの治癒能力のみ、という感じです。

私たちは、ただ見守ることだけしかできませんでした。
何時間か嘔吐をした後、ようやく落ち着いたかのように見えてきたので、
連れ合いは汚物まみれの小屋の中で、ずっと山羊にとって気持ちのよい
ブラッシングをし続けていました。

次の日には、いつもよりは旺盛ではないにしても青草を食べるようになったし、
歩くようにもなったので、ほっと胸をなでおろしました。
（でも搾乳は一日お休み…）

後日の嘔吐物の掃除が大変ですが、でもでも、ホント
死ななくてよかった～。

気をつけないと…。

※写真は元気なときのものです、念のため。