目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

植木屋ができるほど…

2007年06月25日 | えこな記事
大間違いでした!

「さあ、どれでも好きな花を持っていってくれいや」と言って
クワとシャベルを手渡されました。
立派な庭園ともいえるお庭に植えられている花や植木
どれでも持っていっていい、と言うのです。

困惑!

慣れていないので「あの、オススメの花などあればそれで…」と及び腰。

そしたら「じゃあ、私の好きな花でいいか?」と言って
自ら庭のいろんな花を説明しながら、掘り起こしてくれました。
「若い人の好みじゃないかもしれないけれど」と言いながら

ミヤコワスレやジャーマンアイリスをザクザク掘ってくれ、さらに
「名前は知らない。あんた達で調べて」というような花まで
ダンボール箱何箱分ももらってしまいました。


「私も○○父さんや××母さん(同じ集落内の人)から、
同じように『きれいな花だ』と言えばいつも何株かもらっていた。
ことに男の人からもらうのは忘れられなかったしな。(と、ここで大笑い)
それが嬉しかったから」私達にもくれる、と言ってくれた。


「ホームセンターで売っているタビのもん
(佐渡では島外のものは人でも物でも「旅」をつけて表現されます)
は、慣れない気候だからあまりよくない、すぐ枯れてしまう。
花はこんな風に、同じ集落で生えているのをもらうのがいい。
そのほうがよく根付く」というようなことも話してくれました。


「そうすれば、ここで枯らしてもそこで終わりでないから」
安心できる、とも言います。


「あなた達のところでも、植えて増やして、そしてまたそれを見て
欲しいという人がいたら、わけてあげてほしい」とも言われた。

いい話だ。

「あ、でも邪魔ならほかせばいいしな(捨てればいい)」
と3回くらいは繰り返して言ってもくれた(笑)

気を使わせない。


そんなわけで、乗せ方に注意しながら、トランク一杯に植物を頂いてしまった。
苗屋さんができそうです。
さらに、玉ねぎまで一杯いただいてしまいました。

「お金も渡さないですみません」と言ったら
「な~に、お金なんてもらえるかさ」と本気で「滅相もない」という顔をされてしまった。

そして「野菜を沢山食べないといけない」と本気で説教されました。

ちょっとすごい経験をした一日でした。



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