集落のイベントで買った「きび粉」

昨日は集落のイベントで朝から忙しく、ブログをかけませんでした。
ごめんなさ～い。

そのイベントは雷雨、みぞれも降る雨の中を
600人もの人達においでいただきました。
ありがとう！
地元の人が納品してくれた物品はどれも「思いやりがある」商品でした。

「こんな山奥まで来るのんに、町中の商店と同じような値段じゃ申し訳ない」と
言って、産品のほとんどの値段を2割も3割も安く、
人によっては５割以上も安く設定してくれた方もいらっしゃいました。

私らのように「人件費」とか「手間賃だけでも」という感覚ゼロ。
すごいんだ。こういう感覚。
前にも書きましたが、「お金のため」という感覚が薄いんです。


そんな数ある産品の中で、一番魅力的だったのがコレ。
「きび粉」！
少しピンクがかった色が素敵です。
１袋500円。これまた安い。
きび、っていう雑穀があるのは知っていたけれど粉にするとこういう色に
なるのかあ。
はじめて見ました。

納品されたお隣さんに聞いてみると
「白玉粉のように使えばいいんだ。水を入れてこねて、ぜんざいの中にいれて
食う」のだそうです。

しきりに珍しがっていると
「農協のモンに、納品に行った時に事務のモンらに、
ぜんざいにしてふるまったら、喜ばれた」とも。

きび粉を買われた高齢の方と少しお話。
「昔はきびとか食べられたんですか？」
「以前はうちの畑で作って食べていたけれど、年もとったしもう作らなくなった。
　久しぶりに食べてみよう」と。

年を重ねた人にとって
結びつきの深い雑穀だったのでしょう。

たった5時間のイベントですが、いろ～んなことのあったイベントでした。