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料理ともいえない日常のおかず その1~銀葉草レシピ~

2011年03月05日 | 料理ともいえない日常のおかず
雑誌「暮らしの手帖」の編集者・大橋鎭子氏が書いた本
「暮らしの手帖とわたし」の中にこんな文章がありました。



「日本の家庭に伝わる、料理ともいえないような日常のおかず、
おもちゃともいえないような遊び道具。
そういうものを大事にしたい」



「料理ともいえないような日常のおかず」・・・


ああ、いい響きをもった言葉だなあ、と思いました。

日々冷蔵庫の残り物の中から、今日はどんなおかずを作ろうと、
真剣に知恵をふりしぼったことのある人に通じる感覚だと思います。


料理名なんてついていない(つけようもない)、
冷蔵庫の中にあるもので作った炒め物、煮物、揚げ物、和え物・・・


家族に喜んでもらいたいという知恵が、思わぬ美味しさにつながった時のよろこび、
偶然にできた料理が、家族の好評を得て定番料理になったくすぐったさ。


箸休めにすぎない小さなお皿にのったおかずが、実はメインディッシュよりも
手間がかかってしまったことを気づいて欲しいもどかしさ。
主婦はお皿の上のおかずに、実に多くの複雑な思いを込めています。


そしてそれは食べてしまえば消えてしまうはかないものでもあります。
でも確かに明日に続く幸せの連なりなんですよね。


そんな家庭ならではの、小さなちいさな幸せが、
この「料理ともいえないような日常のおかず」という言葉に含まれているように思います。
(たぶんね)

そんなわけで、大変前振りが長くなりましたが、
時々訊ねられる(そして私も訊ねたことのある)銀葉草のお料理レシピを1つ紹介いたします。

上記のような理由で、名前はありません。

作り方は、マクロビの調理方法にのっとっています。
教えてくれたのは農的ハウスキーパーのKさんです。




1.水でもどした銀葉草を刻んだもの(今の時期ならそのまんまの状態で)、大根(細切り)、にんじん(細切り)
 の順番で、フライパンに重ねる。

2.上にぱらぱらと塩をふって、ふたをして、弱火の弱火で火を通す。

3.じくじく水がでてくるので、その水で煮る。

4.大根がすきとおってきたら、少しだけしょうゆを入れて、ゆすりながら仕上げる。


野菜の味が強くでて、海草も意外な味に仕上がります。
いつも、だし汁を使って煮物を使っているので、素材の水だけで煮るというのは焦りますが(笑)
これまで食べた味とちょっと変わっていておもしろかったです。
箸休めにどおぞ。




銀葉草は、炒め物のもやしみたいな感覚で使ってみるといいですよ~。
いろいろ試してみたくなる海草の季節ですね。ではでは1クリックをどうぞ↓






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