goo blog サービス終了のお知らせ 

子育てペンギン☆徒然なるままに

“出すぎた”杭は打たれない!をモットーに子育て・平和・みんなが主役をテーマにワーキングママは今日も走ります♪

出口の見えない「学校」

2012-09-15 | 教育
担任の先生が病気で倒れました…

そんなに、たいへんだったのか…
担任は「鬼の○○先生」と異名をとるほどの人でしたが
運動会(今月末)を目前にして、体調を壊し明日から入院に。

夏休みが終わっても
相変わらずの荒れたクラスの模様

我が者顔の中心少年2人は
変わらずクラスを引っ掻き回しているらしい

マクロの視点で見れば
少年やその保護者たちの成育背景にも思いは馳せる
けれど…
「一保護者」のミクロの視点にたてば
然るべき教育論で片付けられない毎日がそこにある

学校は
「学習する」場であって
躾の場ではない

集団社会のルールや
他者とのコミュニケーションを実践する場ではあるけれど

子どももひとりの人間として
最低限の生活規範を身につける場は「家庭」であるはずだ

暴力(言葉を含む)を振るわない
人の嫌がることはしない
人のものを取ったり、隠したりしない
人の話はきちんと聞く

もちろん成長や理解のスピードはそれぞれだけど
家庭では、こうした社会規範を身につける努力はしてほしい

自分(親)の手に余れば
「学校でお願いします」と言いのける保護者や
気に入らないことがあれば
すぐ議員や教育委員会を動かそうとする保護者

そして、一方では公務員バッシング

G8各国の中で、もっとも教育予算が少ない国
一学級の児童・生徒数が多い国

それなのに、まだ教職員の数を減らそうとする政治勢力がある

教育は「未来への投資」だ
一朝一夕に効く特効薬は「教育現場」にありえない
けれど、民間企業の競争社会同様に「即効成果」を求めようとする人々もいる

人が人を育てるという仕事は貨幣価値に換算できないと思う
とはいえ、戦前の「聖職」扱いも違う

児童・生徒も人間ならば、教職員も人間だ

子ども・保護者・教職員の三者の信頼関係があって
はじめて「教育」は成り立つのだから。

いじめ問題のニュースや
想像を超える教職員のメンタル問題の実態を
耳にするたびに、「教育」の根深い課題を知る


この先、どうなるのだろう…
問題を引き起こす少年たちも
被害に遭う多数の子どもたちも
年度途中で担任を引き継ぐ先生も。

崩壊する(かもしれない)クラスは
今の日本社会の縮図なのだろう

小さいけれど、子どもにとっては
日々のすべてを網羅している「学校」という空間

どう生き抜くことを教えたらいいのだろうか…