遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

さくらんぼ

2018-06-25 15:46:59 | 日記
平成30年6月25日(月)

さくらんぼ : 桜桃の実、桜桃


バラ科、サクラ属の西洋実桜の実。全国収穫量の
76%を山形県が占める。
主流の品種は「佐藤錦」「ナポレオン」

全国生産量
山形県 : 14,500 トン
北海道 :  1,430 トン
山梨県 :  1,190 トン
青森県(605t)秋田県(364t)
福島県(337t)と続く。





先週末(土曜日)、サクランボが届きました。
毎年6月末になると、カミさんの東北に住む
友人からお中元として送られて来ます。
こういった付合いは男の私の方には、殆ど在りま
せん。セイゼイ手紙のやり取り、賀状の交換
くらいで、何だか、羨ましく、少々肩身の狭い
気も、、(ひがみ、ウソ、、)

今年のサクランボは粒が大きく赤味も増して、、
年々、果実なども品種改良が重ねられて、
その分、より美味しさが増すようです。


先ずは、開梱をするや否やヒトツマミ、、、、
カミさんも同時に「オイシーーー」



早速、お供えをして、ご近所に少しお裾分け、
「子供達へはどうする、、、、・」
土曜日の午後の事、
「わざわざ少しのサクランボで、呼びつける
のもどうか、、、、」
ま、いいか、、毎日二人でちょっとづつ賞味
することに、、、、。


今日の1句

年年(としどし)の陸奥便りサクランボ   ヤギ爺  

ひとつたぶごとのしあはせさくらんぼ    ヤギ爺




沖縄戦終結73年

2018-06-24 15:00:07 | 日記
平成30年6月24日(日)

沖縄戦73年 慰霊の日

昨日(6月23日)「沖縄全戦没者追悼式」
が沖縄県糸満市魔文仁(まぶに)で行われた。

(NHKTV中継より)

この日沖縄地方では梅雨明けが発表され、真夏
の空の下、式典が始まり、


翁長沖縄県知事の「平和宣言」が在り、
「東アジアを巡る安全保障環境は大きく変化、
緊張緩和に向けた動きが始まっている中で、
辺野古移設が唯一の解決策と言えるのか、、、
、、辺野古に基地を作らせないという私の決意
は沖縄県民と共に在ります。沖縄の基地の現状や
日米安保に対する国民的議論を求めます、、、」

気丈に平和宣言(中日新聞より)

翁長氏は「膵臓癌」との闘病生活の最中、
痩せ細る身体で、気丈にも力強く、確りと会場
を向き「平和宣言」を行いました。


次に沖縄県浦添市立港川中学3年生の相良倫子
さんは、祖父母の戦争体験を基に、平和の詩
「生きる」を朗読された。
「私は今生きている、、、、、、、、、、、、
私の生きるこの島は何と美しい島だろう、、、、
私はこの瞬間を生きている、、、、、、、、、、
73年前、家族を亡くし、友を失くし、、、、
様々な苦労をし、、、、、、同じ人間同士が
魑魅魍魎の如くに姿を変えた人々、阿鼻叫喚の
壮絶な戦争の記憶、、、、、、、、、、、、
皆同じように生きていた、彼らの人生を壊され
奪われた、、、、、、この悲しみを、、、、、、
だからきっと判るはず、、今を一緒に生きている
一日一日を大切に、、、、、、
戦争で得られる平和などない、、、、、
平和とは、当たり前に生きる事、その命を一杯
輝かせること、、、、真の平和を考え共に生きて
行こう、、、、」

涙ぐむ参列者

この詩の中に「生きる」という言葉を多く使い
二度と戦争をしない未来を造るという誓いを
示しています。

安倍総理の挨拶で、



挨拶を聞く翁長知事

「出来る事は総て行う、、、沖縄の基地負担の
軽減に全力を尽くす、、、、、」と挨拶、、、
その後の記者団の取材では「移設を進める」と
述べ、沖縄県民の思いを無視され、亦もや真逆
の行動をする、、、、、
何処までも国民の思いを蔑ろにされる、、
「生きる」の詩の中の「魑魅魍魎」「阿鼻叫喚」
を地で行く、「厚顔無恥」とはこの事か、、、


中日新聞夕刊より

最近、岸井成各さん(元毎日新聞社主筆)の様に
ご意見を申し上げる方々が次々と身罷れ、、、
どなたもご意見される方がいなくなり、心配な
世の中です、、、。


今日の1句


梅雨明ける平和の礎鎮魂歌     ヤギ爺



合歓の花

2018-06-23 15:08:47 | 日記
平成30年6月23日(土)

合歓の花 : ねぶの花


埠頭公園の合歓の花が梅雨空に映えている。

川崎展宏さんの「四季の詞」に、合歓の花の
紹介記述が在ります。
花を余り詳しく知らぬ私に
ネムノキの記述がとても判り易い描写で、
成る程、、と、相槌を打ち納得です。

四季の詞 : 川崎 展宏 著

ネムノキはマメ科植物です。



(埠頭公園の合歓の木)

葉といっても、軸の両側に鳥の羽根の様に、
小さい葉っぱが向合って並んでいて、それらが
夜合わさるのです。 葉がそのような睡眠運動
をするので、ネムノキといいます。


花の方は、夕方からぼおっと薄紅色に開きます。
根元が白く、先が薄紅色の睫毛の様な一つ一つ
は、実は雄蕊なのです。


私が東北の或る街で務めていたとき、女学校の
裏の塀から、かなり大きいネムノキの枝が道へ
出ていて、その前にコケシを作っている家があ
りました。数人の女の人がいつもコケシの眉や
眼を描いていました。 そこを通って勤め先へ
通うのでしたが、雨の翌朝そのあたりの道いっ
ぱいにネムの花が落ちていて、踏むと靴が濡れ
るのでした。


今日の1句(俳人の名句)

合歓の木は花より多きしづくかな    護 物



ネムノキは、花や葉の形や性質から、他の木より
も、雨や露をたっぷり重たく含むのです。
作者の谷川獲物(ごぶつ)は江戸末期にかなり
活躍した俳人です。
(全文、四季の詞より、)



不思議な巻き物

2018-06-22 14:47:07 | 日記
平成30年6月22日(金)

落し文


オトシブミ


梅雨晴間の今朝、埠頭公園を散策していると
林の小径に面白い物を発見しました。
葉っぱをくるくる巻いた20~30mm位か、、
直径5,6mm程のものが落ちています。
手に取って見ると、結構固く巻いてある。


以前何処かで
中々名前が思い出せず、、、、、
辺りをブラブラ小一時間歩き回り、

そういえば、2,3年前に東山植物園へ
吟行に出掛けた折りに、仲間から「面白い物
を見つけたヨ」、「?」、「これは落し文と
いって、虫が葉を巻きつけその中に卵を産み
つけたもの、、」

思い出し、早速帰って図鑑を調べて見る。

落し文

オトシブミ科の甲虫の総称、
栗、楢、櫟などの広葉樹の葉を巻いて巣を作り
中に卵を産み付けて、地上に落とす。

中央の巻き物が揺り籠の様に揺れ落下する。


初夏の頃、メスが特定の若葉を巻いて巣(揺籠
)を作る。オスは見守っている。
落し文の幼虫は揺籠の中で葉を食べつつ育つ。

この地上に落ちた筒状の巻き葉を鶯の落し文、
時鳥の落し文などと言う。

亦、落し文は公然と言えない言を記してワザと
路などに落しておく文章の事を言う。

江戸時代には「火付け」などの脅迫文を書いて
家に投げ込んだ「捨て文」が在った。

この季節、練り切りの和菓子に「落し文」と
いう上品な和菓子が在ります。
お抹茶等の茶請けにピッタリの和菓子です。


今日の1句

落し文小暗き径の胸騒ぎ      ヤギ爺

夏 至

2018-06-21 15:02:37 | 日記
平成30年6月21日(木)

夏 至


今日6月21日は夏至です。
二十四節気の一つで、太陽の黄緯が90度に
達した時(太陽が北回帰線、北緯23度27分)
の真上の夏至点を通過する時刻のこと。
北半球では太陽の南中高度が最も高く、昼間の
長さが一年中で最も長い日。
日本では梅雨の時期マッタダ中に在り、鬱陶しさ
がつのる季節。

「うやむやのモリカケ問題、憲法改正問題等に
続き カジノ法、参院定数是正等の一党支配の
ごり押し、、、大企業に依る様々な改ざん、
リコールの数々、、スポーツ界でもレスリング
協会のパワハラ、日大アメフトから組織内部へと
問題は深く、、、、巷では相変わらず増え続ける
幼児虐待、高齢者の孤独死、果ては親族間での
殺人等々、、次から次へ、何時まで続く暗闇ぞ、
日本は何処へ行ってしまうのか、、、、

そんな眠れぬ日々の続く中、、、
6月19日(月)、朗報が届きました、



「サッカーワールドカップロシア大会」の一次
リーグ、日本の初戦で南米の強豪コロンビアを
2:1で破る大金星です。

大迫選手のヘデイング・シュート、、


ガックリするコロンビアベンチ




その夜は日本中がTVに釘付けの観戦(視聴率
は軒並み50%以上とか)
予想では日本は1勝も出来ず一次リーグ敗退、
並みいる強豪に歯が立たないと、、、


(中日新聞より)

見事に覆し、、日本中が深夜遅く迄熱狂し、、
翌朝の新聞紙面、テレビニュースはこぞって
報道し、溢れかえっています、、、。
日本中が、余ほど喜びに飢えていた様です。

亦、今朝(21日)の新聞で「日本人サポーター
が試合終了後のスタジアムを清掃し、ゴミを
袋に集める姿に海外メデアが称賛、、」の
報道がありました。

(中日新聞より)

これも日本人として、とても誇りに思う出来事
です。


今日の1句

蹴球の溢るる朗報ありて夏至     ヤギ爺


※ 蹴球(しゅうきゅう):サッカーの事