遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

老舗デパートの閉店

2018-06-30 15:16:57 | 日記
平成30年6月30日(土)

名古屋デパート「丸栄」の閉店


名古屋の老舗デパート「丸栄」は、前進の
呉服店から数え凡そ400年、名古屋に
在った百貨店「十字屋」と「三星」の合併
統合の折り、「栄の地で丸く栄える様に」と
「丸栄」と命名し、1943年(昭18年)
誕生した。

1615年創業

昭和11年7階建て、

昭和28年本館完成
(丸栄の歴史より、引用)

戦後の復興や高度成長の波に乗り、増築を
繰返し発展を続ける。
その後バブル崩壊により消費が落ち込み、
亦、後年には名駅に誕生した「高島屋」等の
影響と名駅地域の利便性により栄の地域は
極度に客足が遠のいて苦境に陥る。

近年、栄地区の再開発の計画が在り、止む
無く老舗の「丸栄」は閉店する事となる。

幼少期を西区(名古屋城の西)に住み、
戦後の余り物の無い時代、、、、
正月の楽しみは、お年玉を手に栄に出掛け
名古屋東映等の映画館に出掛け、、その後
丸栄7階の大食堂でお昼を頂く、、、、、


地下街からのエスカレーター

地下鉄東山線は開通すると栄地域の利便性
が増し、テレビ塔、地下街、本の丸善等へ
出掛け、買い物は「丸栄」「松坂屋」へ、、
広小路祭、中日ドラゴンズの優勝パレード




中でも名古屋祭の郷土英傑行列には、私の
息子も秀吉の装束で参加、丸栄の女性扮す
る「ねね」との共演は感慨が在ります。


港に居を構え、、、年齢とともにデパート
への足は遠のく今でも、物産展やカメラの
古市、夏場に催される「丸栄古書即売会」
は毎回楽しみの一つでした。


中日新聞より


1971年頃の制服


2000年以降の制服

色々な思い出も在り、老舗デパートの閉店
は何とも切なく、、残念でなりません。
私自身の年齢に重ね、伴に良き時代を過ご
して来た昭和の思い出が又一つ消える、、



今日の1句(俳人の名句)

一生の楽しき頃のソーダ水    富安 風声