遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

土筆 つくし

2018-03-15 15:37:43 | 日記
平成30年3月15日(木)

土筆 つくしんぼ



カミさんがツクシを摘んできました。
少し小さめで、量もほんの少しです。




マンション駐車場前の芝生の辺り、
陽気の所為か、こんな所にもツクシが
頭を出している様です。

土筆は、杉菜と一つの地下茎で繋がって
いて、杉菜に先立って胞子茎を出す。
これが、ツクシである。
その頭は、六角形の亀の甲型のものが
ギッシリ集まり、日が経つとそこの割れ目
から胞子が煙の様に飛び出す。
その所為か、、、思いもよらぬ場所に
ツクシが出て、驚かせられます。


先日紹介した、川崎展宏さんの著書の
「四季の詞(ことば)」の中から土筆の
一節をご紹介します。

「つくしは、スギナが繁殖するために地下
茎から真っすぐに地上に出した胞子茎、
つまり、胞子のための茎なんです。
茎の先の胞子を作り出すところは、始めは
松の青い実のようです。やがて粉っぽい
胞子を出すのです。茎の節は淡い褐色の
サヤで囲んでいますが、このサヤが袴と
呼ばれています。
何本もの土筆が背伸びする様に立っている
のを見つけると、誰もが嬉しくなるでしょ
う。暖かい日川の堤でツクシを摘むのは、
大人も楽しく、幼児の握りしめたツクシが
小さな掌を開くとグンニャリとしているの
等、ツクシ摘みの思い出です。





採ったツクシは袴をもいで、塩を落とした
熱湯で軽く茹でてから、和え物、酢の物
また佃煮などにもします。」
 (四季の詞、角川書店発行 より)

今日の1句
踏むまいぞ土筆を飛ぶや土手の路    ヤギ爺