遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

小手毬の花

2016-04-19 10:39:25 | 日記
平成28年4月19日(火)

小手毬(こでまり)の花


中国原産のバラ科の落葉低木、高さ1~2m。
枝は細く、花を支えきれず枝垂れている。
4月中旬から5月中旬頃まで、白色5弁の小花を半球形状に
集合して付ける。
この形が小さい手毬に似ている事から小手毬とその名が付いた。
花を付けた姿が、鈴を付けた様に見える事から鈴懸けとも言う。



鈴懸けの木は別品種、スズカケの木科の大きな樹木で葉も大きい、
プラタナスの名で親しまれている。


亦もう少し大きく、花の形が紫陽花の花に似た花が有ります。
手毬花(おほでまり)と言い夏の季語、こちらはスイカズラ科。


定期総会の会場(西築地コミュニテイセンター)

先日(4月17日)の日曜日、マンションの定期総会が近くの
コミュニテイセンターで開催されました。
生憎の雨天の中、大勢の住民の方達が会場へ向います、、、。
私は9時少し前会場へ、、すぐ隣の公園の前に白い小さな花が
風に揺れて居ました。

近ずいて見ると、小手毬の花です。

真白なまあるい小花が半球形状に集まり、、、、本当に小さな
手毬の様に、、枝垂れて、、、風に揺れて居りました。
雨の中、多くの隣人と一緒で、さすがに写真を撮る事は出来ず
明くる朝、散歩に出掛けカメラに収めました。


もう直ぐそこに、初夏の訪れも、、、、。

今日の1句

小手毬を亦数へをる幼かな        ヤギ爺

枝垂れゐて小手毬の花揺れ止まず     ヤギ爺

虎杖(いたどり)を食べました

2016-04-13 10:31:33 | 日記
平成28年4月13日(水)

虎杖(いたどり)を食べました


いたどり

先日、カミサンの友人から虎杖(いたどり)を頂きました。
その方は高山に御親戚が在るので、度々其方を訪れて、
都度、山菜など色々なお土産をいただきます。

先だっても紹介した蕗の薹もこの方からで、今回も虎杖と
一緒に「今季はこれが最後ですが、少しお裾分け、、、」

蕗の薹も沢山頂きました

近頃、山菜は名古屋の近郊でも余り見かけなくなり、ましてや
「虎杖、いたどり」等と珍しい植物にはお目に掛る事は、
殆ど在りません。

虎杖(いたどり)

タデ科、多年草。山野に自生する。
大きくなると、1 ~ 2 Mの高さになる。
茎の部分は竹の様に多くの節がある。
茎には紅色の斑点が有り、夏に白色(薄紅)の小さな花が咲く。

いたどりの花

茎は若いうち(葉に斑紋がある)は酸味が強いが食べられる。
根の部分は漢方薬(虎杖根)として、利尿作用が有る。

地方等では、「スカンポ」と呼ばれ子供達の遊びにも、、。
童謡の「すかんぽの咲く頃」は、昔の小学生等が通学路に
土手のすかんぽを摘みながら遊ぶ風景が旨く表現されて居ます。
※すかんぽ、すかんぽは中空で、折るとスコン、と心地よい音がし、
 かじると酸味が強いことから、すかんぽと呼ばれる、、と有る。

童謡 「すかんぽの咲く頃」
 作詞 : 北原 白秋
 作曲 : 山田 耕作

土手のすかんぽジャワ更紗(さらさ)
昼は蛍もねんねする
僕等小学尋常生(じんじょうせい)
今朝も通ってまたもどる
すかんぽすかんぽ川のふち
夏が来た来たドレミファソ


※ この歌の尋常生は、私たちの頃は「小学6年生」と
  唄っていた様に思います。

虎杖(いたどり)の食べ方


水に浸け置き(灰汁抜き)
下処理は、たっぷりの水に一昼夜浸けて置き、酸味と
灰汁抜きをします。
ピューラーで茎の下側からゆっくり剥いていく。
遣り過ぎると直ぐ、中空の部分まで達するので、注意を。
先端の5Cm位は、山菜(蕗の薹、筍など)の天ぷらが美味。

山菜の天ぷら

いたどりの天ぷら 

蕗の薹の天ぷら

他の茎の部分は、1Cmくらいに切り煮物として使う。


最初にサッと炒め、甘辛だしで含め煮にする。
くれぐれも、サッと炒めサッと煮る(茹でる)遣り過ぎに注意を。

いたどりの含め煮
亦、刻んだ物を茹でて冷まし、マヨネーズ、醤油、七味等で和え
花かつをを掛け、おつまみにしても旨い。(少し酸味は有る)

蕗の薹の和えもの

今日の1句(俳人の名句)
 
虎杖や到来過て餅につく          小林 一茶

山陰に虎杖森の如くなり          正岡 子規

いたどりの一節(ひとよ)の紅に旅曇る   橋本多佳子





潮路句会4月定例会

2016-04-11 16:51:53 | 俳句
平成28年4月11日(月)

潮路句会4月例会

日 時 : 平成28年4月9日(土)

場 所 : 大手コミュニテイ・センター

兼 題 : 1) 蝶、2) 沈丁花、3) 当季雑詠

春本番4月、このところの季節の移ろいは目覚ましく、、、
連日、花の便りが彼方此方で賑々しく報じられていたのも
束の間、風雨にさらされ花吹雪、花筏と、、、
花の命は短くて、この地方では殆どが葉桜となりました。

そんな中各所で、学校等では入学式が、会社等では入社式が、
若い人たちの晴れがましく、初々しき姿が写し出されました。
我が孫達も、上が中学生(男)となり、小学5年生(女)、
小学1年生(男)、一番下の子が幼稚園に入園と、、、
それぞれに少しづつ成長して行きます、、、。

さて、何ら成長のないヤギ爺とその仲間達の俳句例会が
催され、欠席者は無く、13名全員の出席となりました。

潮路抄

花冷えの町家の暗き通し土間       玲 子


有り無しの風にも揺るる雪柳       志げお


青文字の朝日に花の数誇る        かなゑ


藁衣着て枝垂れ梅と睨み会ふ       静


川辺りの見慣れし景も花吹雪       勝


木瓜の花良き花なれど名の不憫      竜 山


愚痴聞いてくれる猫ゐて暖かし      英 子


切り細工めく万作の花弁かな       美保子


黒松に見へ隠れする春の蝶        輝 子


掘割の水を汚して乗つ込めり       青 魚


満天星の鈴揺さぶるる風強し       和 子


雨に濡れ更に耀く若葉かな        政 子


花曇り万朶となりて鮮らけし       ヤギ爺



次回の例会は5月14日(土)に大手コミュニテイセンター
で行います。
兼題は、1)筍、2) 新緑、3) 当季雑詠 です。

桜いろいろ

2016-04-05 10:44:30 | 日記
平成28年4月5日(火)

花見もいろいろ


戸田川公園の桜

春本番、此の処の陽気で桜の花も各所で満開の便り、、、、
連日お花見のニュースが流れ、事に週末は昼も夜も、
何処もかもに大勢の人が溢れ出で、陽気に浮かれて
いた様です、、、。


美濃路の桜

昨日は雨天となりましたが、幸いにも風雨少なく、、
未だ未だ、花万朶、百花繚乱、暫くは楽しめそうです。

日本人にとって、春と言えば桜、、、、花見、、、、、
花の命は短くて、、、、僅かな日々を、その命を、
精一杯に咲いて、、、静に散って行く、、、。
その健気(けなげ)さ、はかなさに私達は一喜一憂し、
感動するのでしょう、、、。




この地方の花見の名所、
鶴舞公園、名城公園等では、花見の宴が連日賑わい、
ライトアップされた山崎川、五条川辺りには、散策する
家族連れ、恋人同士等が散策に訪れて、、、。
東山公園や戸田川公園等の遊園地等には、親子連れが
弁当持参でピクニックと、多種多様で訪れて居ます。



名古屋港の桜
そろそろ名古屋市内では散り始める頃、東谷山フルーツ
パークでは、未だ5部咲きとか、、、。
この週末には枝垂れ桜が見頃を迎える様です。
昨年この地を訪れた折りには、見事な枝垂れ桜の並木
の下を散策して居りました、、、。
名古屋からは小一時間の所用となりますが、その分
アンズやスモモ等の果樹園も見頃でゆっくり楽しめます。

東谷山フルーツパークの枝垂れ桜

明日は、小中学校の入学式です、、、。
桜咲く下で、ピカピカの新一年生達の門出です、、、、。

今日の1句


花曇り万朶となりて鮮らけし      ヤギ爺


花盛り人溢れ来る宴かな        ヤギ爺