遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

潮路句会3月例会

2016-03-14 16:25:35 | 俳句
平成28年3月14日(月)

潮路句会3月定例句会

日 時 : 平成28年3月12日(土)13:00 ~ 16:00

場 所 : 大手コミュニテイ・センター

兼 題 : 1)木の芽、2)暖か、3)当季雑詠


弥生3月、すっかり春めいて草木も芽吹き春本番の過ごし易い
季節がやって来ました。
とは言え季節の変わり目で三寒四温、寒暖の差も激しく、
この時期、喘息持ちの当句会最長老(92歳、男)の竜山さんが
欠席、他に一名家事都合による欠席となり、11名の参加です。


潮路句会抄


白鳥庭園汐入亭
風光る汐の残れる岩の窪        玲 子


父子草  
父子草親と一緒に住めぬとは      志げお


春光の尾羽自在に鵟かな        かなゑ

 鵟 : のすり、鷹の1種、中型


髪形変へてもみたし春隣        静


せせらぎを辿る山路の蕗の薹      勝


梅咲けり瑞枝の先まで香を満たし    英 子


満開の梅に枝折戸開け放つ       美保子


泣き虫も声変りして卒業す       和 子


東山魁夷作「月出づ」山種美術館所蔵
恙なく終へし一日は朧月        輝 子


蒼天に吸ひ込まれゆく雲雀かな     魚 青


暖かや乾魚揺るる蜑の路地       ヤギ爺

二代歌川広重作「諸国名所百系、若狭かれゐを制す」江戸
神奈川県立博物館所蔵
 乾魚 : ほしいお、乾した魚


当潮路句会もこの5月には、句会報発行500号となり、それを
記念をして、「潮路会、会報500号記念合同句集」を発刊する
事となりました。
今から、その句会報が楽しみに待たれます。


5月3日~5日は、大手コミュニテイセンター祭が開催されます。
潮路句会より、俳句の出品を致します。各自2句(短冊、毛筆)
を次回句会(4月9日)迄に提出願います。 



木の芽時

2016-03-11 16:10:25 | 日記
平成28年3月11日(金)

木の芽時(このめどき

木の芽

長い冬も明け、少しづつ確実に春の息吹きが感じられ、、
日射しも明るく、暖かく、、木々にも芽吹きが彼方此方に、

港周辺でも黄色い蒲公英や菜の花等が目につく様になり、
先日は、早々と黄色の小さな蝶蝶がひらひらと、、、

蒲公英に、黄色の蝶蝶が、、、、
それこそ、よちよち歩きの幼児の様にあっちへふらり
こっちへふらりと、、、やがて黄色の蒲公英に止まり、
私が近ずいても、暫くは動こうとしません。

日向には雀や鳩等も数多く見かけられます、、、。



冬の間閉じこもりがちだった子供やお年寄り(ヤギ爺も)
も、そろそろ表へでて、、草の上を踏んで、、、、、
草花や菜花をつんで、、、寝ころんで、、、

牧場の牛(農業センター)

万作の花

桃の花

そう言えば、カミサンが何処そこにもう土筆が出ていた
様だとの噂が、、さすがに情報が早いですね、、。

春に芽吹く木の芽は、葉芽と花芽、それにその両方が混在
したものが在り、その芽吹きそのものが千差万別で、、、
黄、緑、萌黄色、紅色と様々でとても美しいです。
木の芽は「きのめ」とも言うが、「このめ」と雅語的な
美しい響きが在り、俳句では「このみ」を使うようです。

桜の花芽は未だ少し、、

亦、木の芽は柔らかさと香りの良さから「木の芽味噌」
「木の芽田楽」「木の芽和え」等、料理として目と味で
楽しまれます、、、、。

古来日本人が春の風物として愛でる、柳の若芽等、、
春を身近に感じさせる「木の芽」、いい言葉ですネ!

今日の1句

木の芽時透かして見ゆる萌黄色      ヤギ爺

外(と)にも出よ風暖かき野の待てり   ヤギ爺


町づくり健康フェスタ

2016-03-09 09:22:00 | 日記
平成28年3月9日(水)

町づくり健康フェスタ2015

先日(6日、日曜日)みなと医療生協の主催に依る、
「まちづくり・健康づくりフェスタ2015」が開催
されました。

まちづくり健康フェスタ開催

昨年は戦後70年、みなと医療生協創立55周年に辺り
様々なイベントが催され、その年度を締めくくる
大きなフェステバルとして、名古屋市内とその近郊
の各所のサークルが参加し、協立総合病院等の協力
のもと、盛大に開催されました。

街づくり・健康づくりフェスタ2015

場所 : レインボーセンターとその周辺
     (協立総合病院、あつたの森、虹の郷
      くらしのセンターなど)
日時 : 平成28年3月6日(日)10:00~15:30

10時、レインボーセンター2階ホールで、開催の挨拶
の後、熱田高校吹奏楽部の演奏が始まり、熱の篭った
演奏に大きな声援、アンコール曲{熱田高校校歌」が
披露されました。

熱田高校吹奏楽部演奏

「元気な体のつくり方」と題して、中京大学大学院
体育学研究科教授の湯浅景元先生の講演が有りました。
湯浅先生は、スケートの浅田真央、小塚崇彦選手、
ハンマー投げ金メダリストの室伏広治選手等の教育
にあたられて居ます。

午前中は、1階虹の郷デイサービスコーナーで、
「みんなでうたおう」「歌声喫茶」等が有り、
早速参入、蟹江から参加の「コーラスいちご」の
指導の下、手話をまじえた歌等を大合唱、、、。



12時、昼食休憩を挟み午後からは会場内外の各所で
様々な体験企画が催されました。

紙飛行機作り

1階フロアーでは、折り紙コーナーで恐竜の折り紙
や紙飛行機の飛ばし会いや、各グループの活動紹介
の展示コーナー等が、、、


各ブースでは、「ちゅーぶ体操」「健康ヨガ」
「ロコモ体操」「健康クイズ」「健康フラダンス」
「マイナンバー○×クイズ」「脳トレ麻雀」
「絵手紙教室」「お抹茶体験」「「囲碁、将棋教室」
「和布で小物作り」「マジック体験」等など、、、

協立病院では、「手術室体験」「病院を探検しよう」
「脂肪肝チェック」「認知症徘徊高齢者捜索訓練」
「みんなで一緒にナース体験」「腸に優しくなり隊」
等などの盛り沢山の企画が一杯でした。

参加グループ
介助、デイケア、食事等デイサービス : 20
ちゅーぶ体操開催グループ : 50
地域サロン(食事、わくわく、健康集い等): 45
2015年、班会(紙芝居、プリント、DVD等): 59
医局、健康紙芝居(癌、糖尿病、風邪、煙草等):30

医療スタッフの皆さんと我々(幼児から高齢者まで)
誰でも参加できる、医療や健康についてのお話や体験 
が出来る、、、、普段は病院の先生達とは中々上手く
話せない気軽に接する事は出来ませんが、、、、
この機会に色んな事(疑問に思う事、心配事等)を
気軽に相談できる、とても良い企画でした。
又、介助、ケア、健康体操、趣味等様々な活動を
されている方々が、こんなにも多くいらっしゃるとは、

マダマダ、日本は捨てたもんじゃ有りませんネ、


今日の1句(俳人の名句)

目出度さもちう位也おらが春     小林 一茶

のどかさや杖つひて庭を徘徊す    正岡 子規

うららかなけふの命を愛しけり    日野 草城



練習帆船、海王丸

2016-03-06 15:44:15 | 日記
平成28年3月6日(日)

海王丸の寄港

先日(3月4日)練習帆船「海王丸」が名古屋港を出港し、東京港へ
向いました。

東京港へ向う海王丸

今回の名古屋への寄港は、大阪港を出港後別の港の都合が悪くなり、
急遽2月29日に寄港したとの事でした。(中日新聞より)
訓練航海の一環として名古屋に寄港したため、停泊中のセイルドリル
(帆を張る訓練)や船の一般公開は無く、夜間(日没~22:30)の
イルミネーション点灯はありました。



夜のポートビルと海王丸

※前回(2014年11月)寄港時はセイルドリル、一般公開が有った。
※昨年(2015年11月)日本丸の帰港時にも実施された。

海王丸(1989年9月12日竣工)

総トン数  : 2,556  トン
全 長   : 110.09 m 
全 幅   : 13.8   m
深 さ   : 10.72  m
航海速力  : 12.29  ノット
主機関   : デイーゼル 1,500馬力×2基
帆の枚数  : 総数36枚、969㎡
マスト高さ : ≒50m(海面より)
乗組員   ; 178名(実習生127名)


登檣礼に、手を振って見送る人達

今回は練習生にとっては練習航海中最後の寄港地となり
海王丸を見送るために集まった大勢の方達の前で、、、
彼らにとって最後の「登檣礼」となり、、、、、
マストから手を振る練習生達も一生懸命に、、、、
「ごーきーげーん、よーーー、、、」

見送る我々も、感慨一入、皆さん懸命に手を振って、、

登檣礼(とうしょうれい)




帆船の出航時に船員が帆桁(ヤード)に配置され、
見送りに来た来客に対する謝礼を意味する儀式。
帆船に於いての最高の礼を表す。


今日の1句

果てしなく大海原の卒業子    ヤギ爺

登檣礼朗々として春の海     ヤギ爺



桃の節句

2016-03-03 13:54:01 | 日記
平成28年3月3日(木)

桃の節句(曲水の宴


3月3日の雛祭りは、古来中国では、上巳(じょうし)、
3月初めの巳の日に、水辺で禊を行い、災いや厄を払い、
その後に酒宴が行われていた。

雛祭(江戸砂子年中行事、上巳之図)

日本ではこの後5世紀末にこの風習が伝わり、宮中で
「曲水の宴」として行われ、、、自分の身体を人形で
撫でて、水の流れで清めた後、、、、
曲水に沿い上流から流される杯が自分の前に来る迄に
詩を詠み、杯を取り酒を飲み、次に流す事とある、、。

室町時代、これに代わり雛人形を飾り、白酒、菱餅等を
供え、、、雛祭りとして、、、以降女の子の幸せを祈り
桃の花の時節に、、、、桃の節句と言われる様になった。

流し雛

菱餅

現在の様に雛祭りが盛んになったのは江戸時代5代将軍の
徳川綱吉の頃で、、、、この時代の雛飾りは名古屋市の
徳川美術館に保存されて居ます。
この季節(1か月間程)、徳川美術館で展示されて居り、
拝観することができます。 (新日本大歳時記より、)


先日飛騨路旅行の際、高山市内の各所で雛飾りを見る
事ができました。
それぞれに由緒の在る立派な雛飾りでした、、、。





我家では娘を授かった折りに7段飾りをして、祝った
のですが、港に移り住み狭くなり、子の成長と伴に
飾る事も無く、カミサンの知人に預けて居りました処、
昨年、カミサンの通う近くのサークル(集会所)に雛
が戻り、飾る様になりました。
懐かしく、感慨深いものがあります、、、、。

最近、各所で小物作りが ブームとか、、、
着物の端切れ等を利用して綺麗に着飾った雛人形や
紙の雛等様々ですが、手造りの可愛い作品揃いです。



今日の1句

古雛町屋格子の薄灯り     ヤギ爺

雛飾る母子三代語辞      ヤギ爺


語辞 : かたりごと、昔からか語り伝えたい言葉



3時には、雛アラレならず、苺大福を、今晩は散し寿司と
ハマグリのお吸い物でもどうでしょうか、、、?