遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

桃の節句

2016-03-03 13:54:01 | 日記
平成28年3月3日(木)

桃の節句(曲水の宴


3月3日の雛祭りは、古来中国では、上巳(じょうし)、
3月初めの巳の日に、水辺で禊を行い、災いや厄を払い、
その後に酒宴が行われていた。

雛祭(江戸砂子年中行事、上巳之図)

日本ではこの後5世紀末にこの風習が伝わり、宮中で
「曲水の宴」として行われ、、、自分の身体を人形で
撫でて、水の流れで清めた後、、、、
曲水に沿い上流から流される杯が自分の前に来る迄に
詩を詠み、杯を取り酒を飲み、次に流す事とある、、。

室町時代、これに代わり雛人形を飾り、白酒、菱餅等を
供え、、、雛祭りとして、、、以降女の子の幸せを祈り
桃の花の時節に、、、、桃の節句と言われる様になった。

流し雛

菱餅

現在の様に雛祭りが盛んになったのは江戸時代5代将軍の
徳川綱吉の頃で、、、、この時代の雛飾りは名古屋市の
徳川美術館に保存されて居ます。
この季節(1か月間程)、徳川美術館で展示されて居り、
拝観することができます。 (新日本大歳時記より、)


先日飛騨路旅行の際、高山市内の各所で雛飾りを見る
事ができました。
それぞれに由緒の在る立派な雛飾りでした、、、。





我家では娘を授かった折りに7段飾りをして、祝った
のですが、港に移り住み狭くなり、子の成長と伴に
飾る事も無く、カミサンの知人に預けて居りました処、
昨年、カミサンの通う近くのサークル(集会所)に雛
が戻り、飾る様になりました。
懐かしく、感慨深いものがあります、、、、。

最近、各所で小物作りが ブームとか、、、
着物の端切れ等を利用して綺麗に着飾った雛人形や
紙の雛等様々ですが、手造りの可愛い作品揃いです。



今日の1句

古雛町屋格子の薄灯り     ヤギ爺

雛飾る母子三代語辞      ヤギ爺


語辞 : かたりごと、昔からか語り伝えたい言葉



3時には、雛アラレならず、苺大福を、今晩は散し寿司と
ハマグリのお吸い物でもどうでしょうか、、、?