令和2年12月14日(月)
水 鳥 : 浮寝鳥
俳句では鴨、鳰(かいつぶり)、百合鴎、鴛鴦等の
冬の水上の鳥を総称して水鳥という。
亦、水に浮いたまま寝ている鳥を「浮寝鳥」という。
水上で暮らす鳥で、秋から冬にかけて日本に渡って
くる鳥が多い。 先に上げた鴨、鳰、ユリカモメや
白鳥、鴈、鴛鴦なども水上で暮らす。
鴨
鳰(かいつぶり)
白鳥
鴛鴦、雌(左側)、雄(右側)
時に、家鴨(あひる)も含まれる様である。
水鳥が冬季とされたのは、海や川、湖沼等で冬季に
一番多く見られるからである。
水鳥の羽毛は密生して居り、油脂腺から出る油を嘴
で羽毛の表面に塗って防水の働きをする。
和歌では「万葉集」以来、多くの歌人に読み継がれ
て来た伝統的な季語。
近年、自然に対する関心の高まりもあって、水鳥を
見に行く人も増えているようだ。
鴨やユリカモメなどに、定期的に餌を与えてる人も
いるようである。これらは野生の鳥であるが食パン
の耳等をよく食べる様である。
名古屋港で、百合鴎に餌を与える人が毎年見える。
餌を食べる鴎を見ていると、心が落ち着くそうだ。
以前、カミさんと北海道旅行をした際、観光船で
群れ飛ぶ鴎に餌を上空に投げて上手く捉えると、
観光客等から歓声が上がった。(今も記憶に残る)
今の時期、白鳥庭園の池の畔には水鳥達が羽を休
め、漂うように眠っているのをよく目にする。
浮寝鳥、、眺めていると「コロナの喧騒」を暫し
忘れさせてくれる、、、、、、
浮寝鳥
今日の1句
現世のいざこざ忘れ浮寝鳥 ヤギ爺
※ 現世:うつしよ、この世
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