遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

正月三日

2022-01-03 16:39:45 | 日記

令和4年1月3日

正月三日

楽しかった正月三が日も最後の日となり、あっけない様な、

淋しい様な気持ちとなる一日。

江戸時代(貞享5年)の「日本歳時記」には、この日までは

雑煮を食し、屠蘇を飲むと書かれて気持ちの区切りをつける

日でもある。

亦、三日と言う日は過って皇居内でが「原始祭」という儀式

が行われ、最も目出度い日とされ、国家の祝日でもあった。

今でもこの日迄は官庁、吟行、民間会社等は業務を休む。

 

故郷で正月を迎えた人たちの「Uターン・ラッシュ」が始ま

り、北海道、東北、九州等の地方から一斉に故郷を離れる。

北海道や日本海側の豪雪地帯では大雪により空の便、JR等

で欠航やダイヤの乱れが相次ぎ、足止めを食らう人が多い。

亦、高速道路も各所で通行止めが続いて、大渋滞が始まった。

毎年の様に繰り返される大雪被害、せっかく正月休みを楽し

く過ごし,「気分新に」明日からの仕事始めに水をさす、、、。

 

今朝(3日)の中日新聞コラム:中日春秋に「帰省」の記述

が在ったので紹介したい。

【中島みゆきさんに「帰省」という曲がある。人は年に二回

帰省を終えた1月と8月に優しくなれるという内容。

都会暮らしの日常は電車に乗るのも楽ではなく、詞がまるで人

の全てが敵というように肩を張り肘を張り、押しのけ合って

行く」と綴られる。でも故郷からの帰りになると人は、はにか

んで道を譲る。それぞれの地で人の温かさに触れたからだろう。

束の間を信じたらもう半年頑張れる。コロナ過に2度目の正月

休みも終りが近づいた人が人が多いだろう。

明日は官公庁の仕事始め、後ろ髪引かれる思いでこれから親元

を立つ人もいるだろうが」、列車も飛行機も混みそうだ。

帰省した人は一年前より多い。オミクロン株が広がって陽性者

は増え、岸田首相も「帰省は慎重に検討して欲しい」と呼びかけ

ていたが、感染状況は先のお盆や一年前と比べると落ち着いて

いた。暮れのニュースで「二年ぶりに帰って来ました」と話す人

を見たが「長く会わずに我慢したのだから」と決めた人も、少な

くないようだ。戻って来る日常。「もう半年頑張ればまた」とは

言いきれないのが辛い。テレワークやオンライン会合の定着も在

って、電車通勤の苦痛が過って程聞かないが、車内で咳き込む人

が居れば、周囲の目線が動き、空気が微妙になる。

お互いにエチケットを守りつつも、優しく寛容でありたい】

(中日新聞朝刊コラム:中日春秋より引用した。)

 

今日の1句

母の立つ駅離れ行く三日かな   ヤギ爺



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2 コメント

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今年もよろしく (甘ん)
2022-01-04 16:44:01
いつも豊富な情報収集と記事内容に感嘆しながら読ませてもらっています。
季語の由来など、「そうだったのか」とあらためて認識することが多く、これからも寄らせていただきますので、よろしくお願いいたします。
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Unknown (Unknown)
2022-01-05 11:01:13
甘んさん、コメントありがとうございます。
私の拙いブログを見ていただき感謝しています。
いつも「どん足日記」を拝見し、参考にしています。
貴方は赤ヘル、私はドラゴンズ(地元)ファン、
今回の駅伝で「W」の記述に驚き、私の友人はWの
OBが多くスポーツは何でもWを一緒に応援。
甘んさん、健康回復なによりです。
毎日「どん足日記」楽しく拝見してます。ヤギ爺
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