遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

啓 蟄

2020-03-05 15:53:45 | 日記

令和2年3月5日(木)

啓 蟄 : けいちつ

今日3月5日は、「啓蟄」です

啓蟄は二十四節気の一つで、冬の間地中で

巣ごもりをしていた蟻や地虫、蛇や蛙等が

暖かくなり地上に出てくる時期である。

蟻の穴

 

芝生はミミズ穴

 

長い冬篭りから解放され、今年もいよいよ

春が巡って来た、そんな思いのする季語。

一年をほぼ5日ごとに分けた「七十二候」

が在る。これによると「啓蟄から春分まで

の十五日間を三つに分け、三月六日からの

第七候は、蟄(すごもり)虫戸を啓(ひら)

くとあり、これが啓蟄である。

 

昔から、雛人形を片付けるのは「啓蟄」の

日が良いとされる。

雛人形は高価な物であり、方付けるのは、

良く晴れて湿気が少ない日が良いとされた。

亦、立冬の頃に松の幹等に藁を巻く「菰巻

き」を、啓蟄の期間に外して、菰焼きが

なされる。菰巻きは越冬のために松の幹に

巣食う害虫から、松を守る対処法である。

啓蟄の頃は、長い冬の季節から目覚めて

春を迎える様々な事をなす季節でもある。

今年はどうも「新型コロナウイルス」に

振り回されて、何やかやとそれどころで

はないのかも、、、、、、。

 

今日の1句

啓蟄や憂き世の奈落開け遣らぬ    ヤギ爺



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