遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

蜘 蛛

2019-06-26 15:49:33 | 日記
令和元年6月26日(水)

蜘蛛 : 蜘蛛の巣、蜘蛛囲


クモ目の節足動物の総称
種類が多く日本には1000種類以上に及ぶ
その形、色は様々で、黄金蜘蛛、女郎蜘蛛、
鬼蜘蛛、戸立蜘蛛、地中に棲む土蜘蛛、草の中
に棲む草蜘蛛、水中に棲む水蜘蛛などがある。


巣の形も様々だが、夕暮れになると尻から糸を
出し、木と木の間等に円形状の巣(網)を張る
のをよく見かける。この巣を「蜘蛛囲」という。
この巣に引っかかる獲物(虫)を捕食する。


初夏の頃、孕んで卵嚢の膨れた蜘蛛を見るが
これを「蜘蛛の太鼓」という。
その袋を破り、無数の蜘蛛の子が飛び出す様を
「蜘蛛の子を散らす」という言葉通りとなる。

蜘蛛は「籠る」ことを語源とし、じっと虫の
かかるのを潜み待ち、天井から糸を伸ばして
するする降りてくる蜘蛛は、精悍で不気味で
ある。
これらの「隠見」「生態」「形状」等の奇怪
さから恐れられ、土蜘蛛伝説、怪談や民話が
数多く存在する。


蜘蛛そのものは決して愛らしいものではない
が、水玉を一杯散りばめて光輝く蜘蛛の囲い
はとても美しい、、、。

芥川龍之介の短編小説「蜘蛛の糸」は誰もが
一度は読んでをり、映画に流用されている。


亦、アメリカの「スパイダーマン」の様に
ヒーロー化し、人気の映画となり、次々に
シリーズ映画が世界中でヒットしている。


今日の1句


はたはたと羽音哀しき蜘蛛囲    ヤギ爺






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