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遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

寒 雀

2019-01-18 15:27:34 | 日記
平成31年1月18日(金)

寒雀 : ふくら雀

冬の雀。 身体に脂肪が乗っている
極寒の頃、寒さ対策で全身の羽毛の間に空気の層
をつくり厚くするため、ふっくらと丸く見える。
これが「ふくら雀」である。

今の季節、庭先、参道等でふっくらと丸々とした
雀が、弾むように動き回っているのを目にする。




日本人には最も身近な鳥。

鎌倉時代初期に作られた説話集「宇治拾遺物語」
にある「雀の恩返し」(舌切雀)の噺はよく知ら
れるが、滋賀県大津市の日吉神社では雀を、
五穀豊穣の象徴として、羽を広げた形の雀の土鈴
が頒布されている。

又、北国の雀の若鳥には南の方へ移動するものも
在り、新潟県で標識を付けて放鳥した雀が、関東
や静岡県、岡山県等で発見された例もある。

神戸市の禅昌寺の開山堂には「雀のお宿」と呼ば
れる瓢箪が多数掛けられている。

この様に雀に纏わる「逸話」が日本の各地に多く
伝わって居り、雀がいかに日本人に馴染みの鳥
であるかが判ります、、、、。





今日の1句

日溜りにふくら雀の弾みをり     ヤギ爺