JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

FT-891Mをシエンタに搭載する模索

2022年03月30日 12時54分06秒 | シャック構築

沢山の過去記事で紹介させていただいたとおり、昨春にメインリグをFT-857DMからFT-891Mに変えて、最低限度の操作にも慣れたつもりになった頃にモービルの乗り換えを決めるという、自慢に値する無計画さで爆走中のRVKでありま~す(爆)。

そして、シエンタでもシャックを立ち上げるべく、システムキャリアパイプ基台のセッティングは終えた。一応、立ち上げ手順のセオリーなどというものは無いと思っているので、選択肢と言うか悩む余地が少ないネタからWX的に有利なものを選んで手を付けている感じだ。

今回は、晴れてるに越したことはないけど雨でも出来るネタであるリグの取り付けを模索してみることにして、まずはFT-891Mからやってみようと思う。

基本的には、表示部&操作部であるセパレートパネルをどこに取り付けるか?が最も重要だ。これに対して本体は①乗降時(運転手以外も含む)の邪魔にならない、②運転時に設置姿勢が安定している、③放熱を確保する、④出来るだけ埃と多湿を避ける、まぁこの辺が叶っていれば何とでもなると思う。

で、セパレートパネルを取り付ける場所の条件に、①直射日光が控えめ(ゼロは無理でも日陰になりやすい)、②運転席と助手席のいずれからでも操作が行える、③セパレートケーブル(ウラ面にモジュラージャックあり)を無理なく接続出来る、という3つの条件が叶う所で探してみた結果、センタークラスター付近でやってみることにした。

このポジションとセットで、FT-857DMで実績がある“丁番作戦”思い出す。これは、ホームセンターで手に入る丁番の中から、SUS系の材質(←目的は防錆)でサイズがOKなものを選んで、一方にリグのセパレートパネル、もう一方にモービルの内装面を超強力両面テープで貼り付けて、セパレートパネルを目的の角度で取り付けるためのブラケットに仕立てる作戦だ。

ところが、今回はセンタークラスター面が湾曲している(平面ではない)ため、単に超強力両面テープで貼り付けるだけではNGだ。そこで、丁番の片方をセンタークラスターの湾局面に合うように板金加工で曲げて、専用ブラケットを製作してみることにした。

今回は、左右2種類の丁番を加工することにした。この2種類の貼り付け場所をきちんと狙わないと成功しないので、その間隔をキープするための型板を使う。FT-891Mセパレートパネルの貼り付け可能範囲を目いっぱい活用するための型板寸法は、現物測定の結果42×114となり、これをコンタマシンで切断して製作した。後々この範囲に丁番ブラケットを貼り付けることで、セパレートケーブルを敷設するための空間が確保できる。

湾局面への対応方法だが、①丁番をセンタークラスターの湾局面に当ててみて曲げる位置をマジックでマーキング、②マーキングを参考に万力で挟んでプラスチックハンマーでたたいて曲げたりねじったりする、③モービルの貼り付け部に丁番を合わせてみて当たりをチェックする。

この①~③でトライ&エラーサイクルを行い、曲げ&ねじり形状を概ね完成させる。たぶん上記①~③を30回は繰り返したと思うが、概ね2時間弱でそこそこの当たりになる形状に加工した。

単体での加工を終えた丁番は、シャコ万力で一時的に型板と一体化させる。これをセンタークラスター面に合わせながら貼り付け位置を決め、丁番の位置をマスキングテープでマーキングして、一体状態をキープしたまま再び上記①~③を10回ほど繰り返し、妥協可能なフィット感になるよう微調整を行った。これで2種類の丁番が同一平面になるための湾曲貼り付け面が完成した。

次は湾局面に貼り付けだが、新車なので貼り付け面に残っているワックス?をパーツクリーナーで脱脂(拭き上げ)。続けて丁番の湾局面もパーツクリーナーで脱脂してから、超強力両面テープを貼り付け。マスキングテープを参考にセンタークラスターへ貼り付けた。

丁番を可能な限り指で押さえつけて確実に貼り付くように仕向けて、あとは丸1日放置すればOKだ。作業日はPMから晴れ&ポカポカ陽気らしいので、放置環境(強固な貼り付けになる状況)的にはベストと思われる。

ちなみにシャコ万力にも丸1日付き合ってもらうことにした。その目的は、貼り付け同一平面のキープの他に、超強力両面テープがシャコ万力の重量に耐えてくれれば、当然リグのセパレートパネルでも楽々耐えてくれるはずなので、そのテスト(見極め)も兼ねてUP写真のようにした。

このプランが成功すれば、今後どんな形状の面(どんな車種)でもスペースさえあればセパレートするリグの取り付けが可能になるので、結果が非常に楽しみだ。ダメならダメで、その時はまた何か考えたいと思う。


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