前記事の作業と、更に以前のアンテナ調整作業を経て立ち上がってくれた21MHzバンドだが、とりあえずHFB-15@ボトムローディングアンテナの1本立て状態、つまりセンターローディングアンテナの実績はゼロだ。
一方、以前から「第一電波のHF○○CLシリーズでも立ち上げたい!」と思っていて、別きっかけで少し前のセールに便乗して“HF15CL”と“HF10CL”を購入していた。そのうち今回はHF15CLを測定&調整していく。
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■測定条件など
・モービル :シエンタ+天井にシステムキャリア
・アンテナ地上高:実測で約1.8m
・アンテナ基台 :パイプ基台(COMET_RS-215)+自作パーツ
・同軸ケーブル :21MHz用アンテナチェックケーブル
・アース :接続ケーブル長=150mmに加工したマグネットアース(第一電波_MAT50)
・測定器 :アンテナアナライザー(COMET_CAA-500)
・その他 :帯域はSWR≦1.5の範囲、ねらいf0=21.200MHz付近
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まずはデフォルト状態@標準エレメント挿入長さMAXで測定。結果は、f0=20.746MHz、SWR≒1.08、Z≒57Ω、帯域=20.214~21.278MHz(20.746MHz±532kHz)であった。さすが実長さがHFB-15の2倍以上あるためか、帯域幅1MHz超、つまりバンド幅の2倍以上という素晴らしい特性に驚く。
この特性を踏まえれば調整不要という選択肢もあるのかもしれないが、f0がバンド外というのは如何にも勿体ないので、両頭グラインダーでエレメントを追い込み。-21mm、-21mm、-18mmと削り落としながらトライ&エラー測定を繰り返す。で、最終的にf0=21.188MHz、SWR≒1.08、Z≒57Ω、帯域=20.651~21.725MHz(21.188MHz±537kHz)まで持って行き、調整終了とした。
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同シリーズであるHF20CL@14MHzの実績もあり、帯域幅が広そうだとは思っていたけど、ここまで広いとテンション上がりまくりだね。だって、これ1本でバンド内どこでも運用できるってことだからね。
ただ、今回の作業で唯一失敗と言うか残念だったことは、気を良くしてか主だった周波数のSWRを測り忘れたことだ。そのうち何かきっかけを見つけて測定してみようと思う。
それと、今回の結果で21MHz用ホイップアンテナの立ち上げは2勝1敗ということになる。これを踏まえると、HA021@実長さ1mクラス型落ちモデルが立ち上がらない原因は、メーカー製アンテナ側に潜んでいることになる。
まぁ、それが100%とは言わないけど、少なくとも100の%否定は出来ないだろう。で、この展開は初経験だったので、今後はNGの原因を探る場面の着眼点に含めておこうと思う。
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