去年の12月上旬に、第一電波のCR8900という29FM/50FM/144/430MHz用アンテナ(29MHz以外は調整非対応仕様)を購入したのだが、今月に入ってから私のある行動をきっかけに全く想定していなかった展開になったので、それまでの経緯を含めて記録に残したい。
■'19-12/29(日)
現モービル環境を立ち上げた際にアンテナアナライザーで簡易測定を行った。しかし51MHzFMに関する測定結果が私のニーズとは合わなかった(f0=53.238MHz、SWR≒1.12、Z≒47Ω、SWR≦1.5範囲=52.202~54.274MHz(53.238MHz±1.036MHz))ため、以降は深追いせずに放置していた。
■11/1(日)
気紛れで、CR8900のレビューを51MHzFM限定と前置きした上で、購入したハムショップのサイトに書き込んだ。しかし数日経っても、承認待ち状態?のままレビューは掲載されなかったので、「おすすめ度(★の数)&内容が過激?激辛?だったかも。」と思う瞬間もあったが、これに対しては特に何も行わず、そのまま時間だけが経過していった。
■11/6(金)
直接ではないが探りを入れてみる様子を窺うことも兼ねて、別の商品のレビュー(事実に基づいて、おすすめ度満点&内容は肯定的。)を投稿。このタイミングが偶然なのかは不明だが、それから1時間も経たないうちにCR8900レビューについてのメールが届いた。
ざっくりとした内容は、メーカーの技術部門にハムショップが自発的に問い合わせを行い、CR8900は元々f0=51.5MHzであること、1つはアース不足であること、また1つは基台が最適ではない&設置位置を変えてみる、28や50MHzは他ユーザーも苦労しているらしいこと、そしてメーカー技術部門の連絡先が書かれていた。
メールに対して色んな意味で「おい、おい、おい。」とも思ったが、こちらの見解(基本的には、私のニーズとCR8900のスペックがミスマッチだっただけだが、「対応が50FMと聞けば、呼出周波数@51.00MHz付近をイメージするのが多数派なんじゃない?」とも思ったこと。)や、過去30年近くのホイップアンテナによるモービル設備の状況や成功実績、要するにアースは同社MAT50(←使用実績は、一定の劣化の度に交換しながら10~15年くらいだと思う。)の接続ケーブル長さをデフォルトの半分以下に詰めて用い、50MHzを含めて他のアンテナ(3.5~50MHzの全アマチュアバンド)では失敗実績(HI SWR)がゼロであること、更にCR8900はボトムインピーダンス周波数が51.06MHzのアンテナチェックケーブルを使用して測定した結果であることなどを、メールで返信した。
■11/7(土)
更に返信メールが届き、こちらの状況は十分ご理解いただけたようで、それも含めて改めてメーカーにユーザーの意見として伝えるとのことであった。とりあえず私の成功実績を置き去りにする展開にならなかったので、そこは安心した。
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きっかけはレビュー投稿した私なのだが、こちらが求めていないNG内容をメーカーに問い合わせて、その結果をハムショップが連絡してくるというのは、初めての経験であった。今回は通販購入ネタであったが時々お店にはお邪魔しているので、そういう時に今回のような技術談義が出来れば面白い時間が過ごせそうだ。そんな機会を楽しみにしたいと思う。
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