JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

FT-857(FT-857D)のFMモード

2012年09月15日 01時18分23秒 | リグ系

まだ撮り鉄ネタが残っているけど、たまには無線ネタで。(笑)

さて、某Q&Aサイト(とでも言えばいいのかな?)でこんなのを見つけた。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1163256451
「ヤエスのFT-857のスーパーナローの設定について、29MHz/FMを運用しているのですが...」

質問や回答の時期が2011年だから既に終わった話なんだろうけど、質問者、回答者双方に対して「???」と感じたのと、続報(私が思っている最終結論の記載)が無かったのでついつい…。私の当てにならない記憶では「確かフル対応だったはずだけど…。」と思いながら、確認してみた。

[1]定格(取扱説明書P.69)で確認してみた結果は、以下のとおり。
・送信部:最大周波数偏移(FM)に「±5kHz(FM-N時は±2.5kHz)」と掲載。
・受信部:選択度(-6/-60dB)に「15 kHz/30kHz(FM)」、「9 kHz/25kHz(FM-N)」と掲載。

[2]操作を取扱説明書および実機(FT-857D)で確認してみた結果は、以下のとおり。
・モードの切り換えの中に、FM(電話)関連は「FM」しか出てこない。(取扱説明書P.16)
・マルチファンクションのページ「m(MFm)」のCボタンに、「NAR」がある。(取扱説明書P.15)
  →これをFMモードの時に使用すると、ナロー(±5kHz)/スーパーナロー(±2.5kHz)が切り換えできる。

上記から、FT-857シリーズのFMは、いわゆるナロー/スーパーナローの両方を備えていると判断した。

知っている人にとっては「今さら~」な話だと思うが、上記のように取扱説明書で触れているのはこれだけで、FMモードについて直接説明しているページには記載されていなかった。こんな感じで直接触れている表現が一切無い所が、「このリグもYAESUの伝統を継承しているな~。」と感じたのであった。

とりあえず気になっていることは、「結局質問者は、八重洲(当時はバーテックススタンダード)に問い合わせたのかな?」である。どうなったのかな…。


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