摩耶舞薮露愚

日々是口実日記(スパムメールの情報など)

桜の花

2008年03月29日 | 男女の心象風景
法事があって出かけるため、つくばエクスプレスに乗っている。
この電車は、秋葉原出発、つくば終点という特性もあってか、トンネルを含め全線で無線LANが使用可能。
無論、携帯電話もオーケーだ。

今日は穏やかな晴天になりそうで、絶好の花見日よりだろう。
新人歓迎なども併せて、今日あたりは各地で花見大宴会が盛り上がりそうだ。

先日、新橋の駅前を歩いていたら、元気な声で呼びかけられた。
名前を呼ばれたわけではないので、誰か他の人に声を掛けているのだろうと思ったが、その声がずっとついてくる。
振り返るとグレーで格子縞のスーツをはちきれそうに着ている、ガタイのいい若者だった。
いわく、自分は目黒の○○という会社に今年入社する××というものだが、営業の研修で、街に出てなるべく多くの人と名刺交換をしてこいといわれた。
「差し支えなければ名刺交換してもらえませんか?」
一瞬同情したが、差し支えると答え断った。

いくらなんでも乱暴な指示だ。
どこの誰ともわからぬ人物に路上でいきなり声をかけられて、何の躊躇もなく名刺交換などに応ずるお人好しが、そこら辺に転がっているとでも思っているのだろうか。

営業としての度胸を養うなどと言い募るのかもしれないが、営業の本質はあくまでも相手方の立場を最優先に慮ることにあると考えれば、やはり愚行の典型だろう。かわいそうなことだ。
コメント
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