マシンは進むことより止まることの方が大事なのは鉄則中の鉄則!
モンシェル号購入依頼もう3年は経つが
今まで一度もブレーキは水で洗い流す以外手をつけていなかったので
今回は前後ブレーキ関係を新しくしてみた!
といっても本当は全て丸ごとASSY交換かキャリパー&マスターシリンダ内もOHした方が当然ながらBESTなのだが
モンシェル様としたことがそこまでの気力が出ないので(笑)
その気力を散財に向けて搾り出し純正パーツを購入(笑)
純正は品質に対して割高ですけどとうとうシェルパにカスタムディスクロータが見つかりませんでしたので・・・笑
ついでにボルトも新品交換です
してパッドは2輪館にあったべスラをチョイス!
んん~何故か他社製見ると新鮮な気持ちになりやる気がでる・・・笑
でリアから外し
固着大な六角なので舐めないようにしっかりレンチを真っ直ぐカマして
親指で緩み方向へ真っ直ぐ圧しつつ
ゴムハンマで軽くコンコン叩いてインパクト効果で緩ませる(※画像は左手撮りの都合上レンチから外しています)
外したロータを見比べると
左が旧ロータで右が新品
古いやつは見事な当たり(無数の線)がでたまま痩せている感じ↓
輝く新品は当然当たりもなくツルピカでいいね~笑↓
して新品装着前に折角なので高価な本格パーツクリーナBC-8を惜しみなく吹きつけ徹底的に洗い流す
1本¥1600を勿体無いとおもたらあかんで・(笑)
ブレーキパーツクリーナの真価を今発揮せずしていつ発揮すべきか!
お前の存在はココにあり!とばかりに
ハブ&キャリパー丸ごとブレーキカスを洗い流しまくるのだ!!(笑)
してフロンガスで冷え切った各パーツASSYにいよいよ新品装着となる
まず新品ディスクロータを文字打刻を上にしてあてがい
新品純正ボルトを絶対にグリス等一切塗らずにそのまま手で軽く締めて取り付けていく
して1度全てのボルトを軽く手で締めつける前にディスクロータを微調整でズラしつつ噛み合いを調整する※重要
この様に全てのボルト頭がロータのボルト受け勘合内に入ることが重要コツである!
して初めてレンチで締める!
締め方は対角線上じゃなく時計or半時計方向に順番に締めていき
締め付けトルクはサービスデータ上
前:23N 後:15Nだが
モンシェル様はトルクレンチは使用せずに六角レンチのシナリ具合で締める!
※理由:金属は熱すると膨張し冷やすと収縮する特性上その温度差によって常時ボルトが緩む危険性が全てのマシンには存在している
特に風&水&泥等の影響を受け易く終始過酷な温度変化状況に晒される足回りの中でもこのディスクロータが1番温度変化が激しいパーツであるので
工場出荷時のトルクデータなどあまり参考にならず!
面倒さを乗り越え命を守るという自覚を持って適時マシ締めする癖を付ける方がベターである事を強く御勧め致す!
で、締め付け感覚はレンチが軽くシナる程度までで止める感じで自己判断をしとりやす
続いてパッド交換
パッドは単純構造なのでサービスマニュアル参照か現物を真剣に見ながら慎重に外せば簡単に交換できる
上:新品 下:古品 (見りゃ分かるわ笑↓
しかし上の古パッドの磨り減り方が半端なかった・・・
言わずと明らかにフロントアップのし過ぎによる限界値の減り方であった(汗笑)
今、交換しといてよかったあぶね~ぜ~・・・
当然ながら新品パッドはめるとその肉厚でディスクロータがはまらないので
パッド外し整備後のキャリパASSYのピストン(金色の丸いやつ)を軽く万力クランプで押してから結合する※直接&押し過ぎ絶対禁止
これでリアは完了!
次はフロントだ
基本的なやり方は同じ感じ
左:古品 右:新品
リアに比べたらフロントはまだ使える感じがする
して今回はずしてビックリしたのがこのフロントハブのブッシュ?
一見なんの変哲もない鋳物パーツと思いきや
外すとこの様にゴムゴム製品!?・・・(笑)
そうか、ここにもKawasaki~ズ・コストダウン裏テクが隠れキャラだったとは脱帽(笑)
今までまるでプレデターorターミネータT1000の如くしっかりと周囲に同化し溶け込んでいたのだ!
しかしその分車両価格が安くしてまんねんから文句は言いっこなしよ!(笑)
その分やさしく大事に乗ろうね~(笑)←うえ?
してフロントキャリパーピストンは2個あるのでピストン側の古パッドのみ仮付けしてから
クランプで慎重に押し込むのだが画像の様に片方のみ押し込むともう片方が油圧で逆に飛び出てくるので注意だ!
ここはピストン直線上にクランプ2個使って同時に押し込むのがBESTである
古パッドならクランプで傷つけても問題なし!
捨てずに1個とっておくのも有りである
して反対側のパッドはこの様に金属製のスリーブを整備後忘れず古い方からはめかえて
取り付けて完了となる!
車もだがディスク周りが新品だと全体が何故か光輝いて見える!(笑)
最後にブレーキの当たりを出すのだが
モンシェル様は当然トライアル流をそのままパクッて実施となる(笑)
まずリアからこの状態からデイスク&キャリパー丸ごと水をかけて冷やし
そのまま半ブレーキで引きずる状態にて約10秒間走り
ディスク&パッドが熱くなった所ですぐに水をかけてしっかり冷やす!
そして再び同じ状態で引きずりながら約10秒間走りすぐ水かけ冷やす!
これを最大5回やってパッドに焼きを入れるという方法なのだ!
するとすぐガツン!と立派な利き具合になりパッドの利いてますよ線がディスクに出現して完了となる!
後は利いてますよパッドカスを水で洗い流しディスクのボルトをマシ締め点検して終了!
フロントも同じ感じで実施
この方法で大事な事は絶対に5回以上実施しない&10秒以上引きずらない事と
加熱後は必ずすぐに水をかけて冷やす事!
ブレーキフルードもがっつり油圧が利いている状態で実施する事であるが
基本こんな事しなくても普通に乗ればその内利くので決してムキになってやり過ぎなければOK牧場!
今回のシメに最後以下
つい取り出すのが勿体無くなるような豪華なディスクロータ純正出荷画像を紹介いたしやす
↑左:フロント 右:リア
↑フロント型番
↑リア型番
↑2個重ねるとこれだけ大きさが違う
↑フロントディスクのボルトです
↑リアディスクボルトです
今まで何かにつけて良く外してきたFRタイヤに伴い
いつも油断するとパッドが微妙に戻り次にタイヤ装着の際にディスクが良くはまらない事があったので
今回交換した旧FRディスクどちらかを犠牲にして簡易的なパッドに食わせようのディスクパーツを作ってみようかな?(笑)
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