最近、バイクから離れて
時にふと思う事がある・・・
原動機付きの自動車は全般的に
その馬力の物凄いパワーにより
たかが100m~400mメートル
はたまた、
それ以上のキロメートル単位の距離を進むのに
アクセル一吹かしにて老若男女誰でも簡単に一っとびで移動できる!!
だが、それを今度はたった一人の人間一個人が
自分だけの力のみにて走って移動しようとしたら??
それは一馬力に到底かなわないという
非力にて軟弱・・・
それでいて哀れな小さい力しか出せず
最初の数十メートル程は自動車並みに時速40km程で走ったとしても
長くは持たず・・・
数分後には足&呼吸が持たずすぐに減速して止まる始末・・・哀れ人類よ(笑)
そんな中でも人類はあきらめず
古より戦い続けつつオリンピックという形でこの世に最速を示している状態である(笑)
今、あなたは5kmの距離を20分以内を切るタイムで走れるでしょうか?
特化したスポーツ(相撲)等の分野の方を除く一般的な成人男性ならば
息が切れる位のスピードで大体1kmが4分30秒切る位で
脂肪等の運動不足がプラスアルファーになると
一気に1kmが6分(まだ短期間回復の見込みあり)・7分・8分以上~
現実遅くなってくると私は思います
そして、自分が走るスピードとタイムは
そのタイムが速くなればなる程に誤差がなくなり
レース等で一番の人と二番の人との距離の差についても
タイム計測が1km4分を切るほどの時限(スピードが速くなる程)になればなるほど
逆に差が大きく開く形になってくるのである!←当たり前だのクラッカーだが(笑)
世界最速のFIM公式世界選手権であるF1グランプリは
有名な話で1000分の1秒で全メーカーが勝負を競うと昔からうたわれている!!
レースにおいてスピードが速くなればなる程
その時限帯における個々の差距離が開く・・・
ここで改めて人間界に置き換えると
100mを15秒切るスピードで走れる人が5kmを走った場合
ベストな状態にて20分程で走れる計算理論上なっている・・・
だが、人間の体は機械と違いそう甘くなく
体調がどんなにベストであっても今度はその筋肉質が違ってきて
長距離になるとその重みが仇となり長くは持たずに哀れダウン・・・
その時限を越す桁違いの筋肉質の人もいるが
最高速のオリンピックレベルには実際到底かなわず
やはり究極で言ったら
5km走だとまずは体重を落とし軽くしつつ
一足の運び回転を速くし呼吸を切れよく最後まで根性で持たせる方が手っ取り早いのかもしれない・・・笑
ペース走という持続走訓練を聞いた
1km4分台で8km持続させる過酷なトレーニング・・・
だが日々の仕事の疲れの中でこいつを積み上げるのは死地の極み!!
足が強くなる前に壊れるのは目に見えている・・・
こいつを真っ向から勝負してやるのかは自分次第だが
親から貰った寿命は間違いなく削れるであろう・・・
その寿命まで大事にする計算であれば
2kmをアップ代わりにゆっくり走り
4kmを4分台で何が何でも勝負して走り
ゴール後、ラップタイムを反省しつつ2kmをゆっくりダウン
で最後に400mを1分30秒切るペースを目指して2~3本ほど流し(速く気持ちよく走る事)
次の日に繋げてこれを如何に毎日続けられるかで勝負するのがBestなのかもしれない・・・
※足の回転数だけでは前には進まん!だがストライド(パワー)だけでは長くは持たん!!
途中、苦し紛れでもがき続ける事を如何に乗り越えつつスピードコントロール継続しつづけるかが
「持続走の醍醐味」なのかも知れない・・・
いずれ将来5km走19分台に入ったら
先程言った、そんなに個人のスピード差は距離に対して無いのだから
あとはピッチ(足の回転数)を取るか、ストライド(一蹴りの強さ&歩幅)を取るかで
個人の体質で勝負が決まるのかもしれない
それ以前に俺の体重がもっと俄然軽かったらこんな低レベル話じゃなかったんだが・・・笑
自分の走る姿を見た事ないので
自分では速く走ってるつもりが外から見ると遅いのが世の常・・・
上半身の脱筋に常に注意しつづけ余計な力を加えずに足を軽く軽快に運び続け
呼吸を楽に決して足を前に出し力まずに
地面を自重中心線の真下にて如何に無理なくリズミカルに蹴り続けるか・・・
そして更にその時限の中で
途中の幾度となく押し寄せる苦しみ痛みを限界を過ぎずに自我意識にて対処して乗り越えれるかが
結果的に体を強くして実質上タイムを上げれる結果に繋がるのかもしれない・・・
「走る」
人類にとってもっとも過酷であり、もっとも単純な体力増成法・・・
早い、安い、美味いの3拍子保証がそろっている現代社会
自分で畑を耕し、狩りをして飯を食わなくなった現代社会において
生ものの人間が正常に健康を保つ為の最も最適で過酷な手段が
この「走る」事なのではないかと
今回思った次第である・・
何をするにも走力は共通科目!!
因みにトライアル界において日本人トップライダーにて
2004年の世界チャンピオン保持者「藤波 貴久」選手
知る人ぞ知る決して日本で騒がれないけど物凄い格好いい人がここにもいる!
彼は20代前半にして早々に日本人レースクイーンの超美人奥さんと結婚し
すぐにあれよあれよと荷物まとめてトライアル王国スペインに家族で移住
インタビューで「なぜ?スペインに拠点をうつしたのか?」の質問に
「日本だと誘惑が多いからです・笑」と得意の明るいコメントで答えたのを今も鮮明に覚えている・・
「日本だと誘惑が多い」・・・んん~・・・奥が深いいぜ~笑
トライアル王国であるスペインやイギリスは実際
日本に比べて超田舎であり発展していない、のんびりしていて壮大な自然環境が厳しい国・・・
この厳しく日本に比べて貧しい程の環境の中で自分を鍛え耐え抜き生きてきた結果が
確かに世界選手権においてトップランカーはほとんどがヨーロッパ勢で収まっているという状況なのだ!!
衣食住が便利に発達している環境の中で育ってきた日本人が確かに彼らに勝つわけがない・・・
これは民族の違いであり、これが現実・・
それに逆行から堂々立ち向かい
彼は常に人の一歩上を行く考えでトライアルと向き合い偉大な記録を刻んだのではないかと思う!!
レースにおいて記録データ数値は非情にも正確であり嘘をつかない
生身の人間がそれに挑み、結果を本番で100%叩き出すには
日常の限られた時間の使い方から衣食住の環境が如何に大事かを
幼少の頃から学んできた結果以外に何者でもないと感じた・・・
人間あきらめちゃあ、いかんぜよ!!
よし!明日も頑張ろう!!