いやあしかし
久々の世間一般に遅れてのゴールデンウィーク休暇が若干取れたので
かねてからの南海トラフ巨大地震の一大問題をかかえている
静岡県御前崎市の浜岡原子力発電所まで
我が青春のモンシェル号の試乗を兼ねてツーリングへ出かけた!
経路は豊川市から浜名湖周り~R1浜名大橋~そのまま御前崎市まで海岸沿いを偵察しつつ前進
で社会科見学後は御前崎灯台をまわり東名牧之原から一気に帰った感じ
まずは浜名大橋の橋桁にて久々のモンシェル号とのツーショットを実現だ!!
天気も実にバリ最高だぜ!!(笑)
浜名湖1周のさなかの湖畔沿いだが塩のにおいもするしこりゃもう海だな(笑)
↑誰か泳いどるし(笑)無法地帯やぞここは・・
浜名湖沿いの一部地域舘山寺周辺は浜名湖パルパルもあるがすぐ裏手に入るとこのようなプチ山プチ林道があり
かなり遠くにあるはずの浜松アクトシティーまでもが肉眼で見えた!
でいよいよここから太平洋沿いを原発まで前進
途中隙あらば工事中区域すり抜けて海岸沿いまで出てみると
このように高さ約10mほどの土盛りをひたすら海岸沿いに積み上げているのがわかる
反対側はまだ未工事っぽいな・・・
工事中の限界ぎりまで近づく
このようにこの地域は浜名湖付近~浜岡原発まで海面が近いので
津波対策として海沿いからテトラポット群→約10m土盛り堤防→松林群で3重の防御体制を実行して
何とか津波の衝撃力を抑える計画のように感じた・・
しかし相手はパシフィック大海の大津波体積が一気に押し寄せることになる・・・
天然の地球規模の海の体積力を止めるにはやはり同じく自然界が作り出した天然の地形・山岳のみであろう・・・
衝撃力は少なからずおさまるだろうが残念ながら人工物には限界があるようだ・・・
そんな事を直に感じつつ前進
途中ふとこのような津波避難所が数箇所垣間見える
未曾有の東日本大震災の教訓から一気に政府の緊張感が高まるのが見て取れるなぁ
そんなこんなでついに今ツーリング目的地「浜岡原子力発電所」へ到着!
正門は無論一般立ち入り禁止であったが脇に展示館があったので早速参る!!(笑)
入り口にはもうひとつ最新エネルギー館があり、地球環境未来を考えた最新エコ燃料等を分かり易く展示してあった!
で原子力館入り口にある石碑にこの浜岡原発の歴史を記録してある
現在5号機まで稼働中みたいだ
早速中に入るとまずは燃料と電力の比較等が展示されていて
何と!?我ら全国民の自動車等燃料である化石燃料はあと40年で底を尽きるとあった・・・
化石燃料とは地球誕生40億年前から蓄えられた物質で
主は恐竜時代あたりから大量に生物の死骸等が地中に蓄積され
底から発生するガスとオイルを何万年かけて天然生成されたものの一部を
現在の人間共がただ単に油田を掘り出して使っているだけのもの・・・
で、驚くべきはこの人類・・たった数百年でこの化石燃料を使い切ろうとしているらしいのである!!
何と我が青春のモンシェル号もオフテク走行時にかなり消費力に協力している事になる!!
やべえぞ人類・・・
どうするっぺ?
40年後にはモンシェル号も動かなくなり我が栄光のオブジェになるという事だ!
がんばれKawasaki!!新型燃料マシンをとっととセンスよく早く作るのだ!!←俺は言うだけだが・(笑)
で、話を本題にもどすと
この原子力発電は化石燃料よりかなり効率的なウランの一種を圧縮生成する事により
発電に必要最小限の核分裂破壊力をもった化合物を作り
そいつを燃料棒の中に入れて束ねて原子炉内に挿入させ核分裂を開始
核分裂で発生する熱により蒸気を作り出して
ここから先は蒸気機関車等と同じ原理で蒸気圧力によりタービンを回してジェネレータを発電させ
超高電圧を得るという仕組みのようだ!!
一度原子炉に入れた燃料棒群は1年ほど軽く持つらしく定期点検時に減っている燃料棒を逐次交換しているらしい
劣化したウランは更に一部プルトニウムを採取し再利用して極限まで原子炉運転燃費を上げる(プルサーマル計画)
最後は廃棄処分場(青森県)にてドラム缶に入れモルタルで放射線拡散防護し
地下300m以上地中に埋め鉄筋コンクリートで周りを覆い一個の大岩盤として永久投棄との事
核分裂エネルギーは地球最大のエネルギーのようだ!
いくら最小限の核分裂といっても元は原子力爆弾の血筋を引く分裂には間違いなく
一番怖い放射能汚染被爆は免れない事にかわりはない・・・
緊急時には制御棒というのを使い核分裂を止めるらしいが
制御棒はあくまで制御するだけのもので核分裂を原子炉燃料棒内を縦方向に整列させるだけらしく
いわば中性子をなくし分裂を防ぐのだが制御棒を突っ込む前の状態の核分裂まで制御しきれるかは疑問符を生む・・・
ここも未曾有の大津波が浸水したら最後の手段は最大級の鉄筋コンクリートで全て包みこむしかないだろう・・・
これが原子炉内の原寸大模型
周りは鉄筋コンクリで覆われ燃料棒が何十本と束ねられて入ってるのがわかる
最大級鉄筋コンクリの展示説明
しかしこの展示物だけでモンシェル城が軽く売却できるコストだな(笑)
して最後に外周ギリちょんまで近づいてみる!
まるで熊本城城壁だな・・先程の鉄筋コンクリで出来た有名な防波堤
幅4m以上・地下数十m・高さ22m・距離1.6kmとある!
かつての震災時のマドンナ等の世界中からの莫大な寄付金はこいつにいってんじゃね?(笑)
で海側はテトラ+土盛りで防御
海上に浮かぶ5つの黒い物体は取水口といって原子炉冷却用に海水を取り入れる所らしい・・
土盛りの上からモンシェル号を見下ろす
建設標識&注意書き等
で、立ち入り禁止までギリ接近!!
ん?よく見ると波打ち際に人が釣りしとる!!
↓拡大図
ていうか体半分までパシフィックの波水をかぶりつつそこまでして釣るか?おっちゃん(笑)
反対側は風力発電所だった・・・
そんなこんなで今回いい社会科見学が出来た!!
ここ浜岡原発は東日本の教訓から
1、地中まで深く貫いた最大級クラスの防護壁
2、原子炉建屋群を鉄筋コンクリで分厚く包み込む
3、3重の水際対策(テトラ~土盛り~有名防護壁)
おそらくほんとに大津波が襲ってきた場合、津波の衝撃力を最大限かわしつつ
猛烈に浸水してくる海水を鉄筋コンクリ群で耐え
その間制御棒等で原子炉内部を安全装置
鉄筋コンクリ群に放射線の汚染拡大を含め全ての運命をたくし、すぐ裏手にある山に避難しそこにある予備電源により
被災後の電力補充に全力をつくすという計画のようだ!!
いわば首都圏含むここからの死の灰が降るか否かはこの鉄筋コンクリに全てを託されているという事のように感じた!
しかしながら火力発電・風力発電も地球温暖化に繋がるという悲運な運命・・・
今、人類の豊かな生活を救う新エネルギーがない・・・
いや、人類は豊か過ぎたのかもしれない!
かといって地球の怒りに人類は所詮勝てるはずもない・・・
これから先の子供たちの未来が危ない!
一度ここいらで全国民が便利な生活に終止符を打って
昔懐かしの携帯もない・PCもないのどかな時代に戻って地球を回復させた方がいいのかも知れない・・・
戦国時代には戻りたくはないが・・笑