はい!そして先回の続きで
今年のトライアルワールドチャンピオンシップ日本GP最後のリポートです
モンシェル様が最後に待ち構えたのはココ!!
第10セクションの終盤付近だ!
が、既にスーパークラスの3ラップ目集団が来ていて各選手物凄い勢いで通過していく・・・
予想どうり3ラップ目は皆最速タイムで一気に勝負をかけている感じだ!!
しかしこれが出来るだけでも凄い事・・・
実際、このモンシェル様が昔トライアル地方選手権(中部)に参加していた頃・・・
とてもじゃないが3ラップ目にさしかかっても先回の第9セクションの様な恐怖のセクションの前に
(因みに第9セクションの脇を通る様なコース設定ですが・・・汗笑)
スルスルと攻略していける様な余裕なんて微塵も無く
当時よくゲストライダーで見かけた田中善弘(GasGas時代)選手等の超絶テクを見つつ
生還&完走を目指し命がけでトライするのが精一杯だった事を思い出す・・・
そんな訳で早速ガッチが登場!!
ガッチの前に野崎史高・黒山健一選手が軽快にこの大岩セクションをクリアしていきましたが
さすが自転車トライアル世界制覇の腕が冴え光り、思わず写真をとり損なってしまいやした・・・汗汗







見ての通り何とも美しい最後の走りでしたなぁ!!
続いて最終ラップのトップグループが登場!!
まずはフジガス最後の見納めだ!!


このセクション最後に立ちはだかる大岩を最終確認中・・・
で、いざ!!トライ!!







さあ!いけフジガス!!


しかし物凄い4ストレーシングの音です!!

フジガスも残りあと2セクション(11&12セクション)です!!
また来年も元気な姿を見れるよう、応援だ!!
そして世界チャンピオン「トニー・ボウ」
全くセクションを確認せずにこのトライ!!

そして世界チャンピオンのこの注目ポイント!!

このほんのホイルベース分しかない飛び岩を乗り越えつつ既に右にターンをほぼその場でしながら

フロントが着地した時に既にかなりの角度で次のライン方向へバイクを向けられるという技量・・・

これはタイヤのグリップを感じ取る感覚が人並外れているという事か?・・・
何度も言うがボウの走りは各ポイントでタイヤが吸い付いている様に安定して走ってるように見えるのは気のせいか・・・
サスの沈み込みとタイヤグリップ圧の関係を感覚として極め、意図的に操作しているという事か?・・・


おそらくこのウィリージャンプの時も次にマシンがどうなるかボウの中では何通りも予測できているのかもしれない・・・

まさに首から下が全てマシン同体であり、ただ上に乗っかってる頭だけがトニー・ボウといった所か・・・(笑)
いずれにしても超人的な走りのまま難なくクリアしていった!!

そして最後にラガの登場だ!!






ラガはやはりダニエル・スタイルで岩を超える感じだ!!
このGASGASワークスマシンをまるでチャリンコの様に操っている超人がここにもう一人!!
今日は優勝がかかっているので最初から下見の時も一切観客を意識していない!!
このド集中のアダムもといマジ・ラガ(←再び勝手に命名・笑)を目の前で見るのも滅多にない貴重な機会であった・・・




スペインの岩盤山で鍛えたスーパー走破でボウと同じく楽勝クリアだ!!
この超人二人ならガソリン続く限りマシンに乗ったまま普通に生活できるのかもしれない←なんだそれ?笑
とまあこんな感じで今年も大興奮の後に観戦終了!!
昼飯も食わずに見ていたので軽く軽食くってから表彰式会場へ行ってみると

ラガ優勝!!2位ボウ!!3位カベスタニーであった!!
残念ならが我らが日本代表フジガスはくしくも4位に終わった・・・

だがほんの僅差だ!!フジガスは本当に凄いライダーだぜ!!
トライアル・・・
2輪の操作を究極まで突き詰め数々の立ちはだかる難攻不落の地形を乗り越えるという
壮大にして野性味あふれる爽快自由なモータースポーツ・・・
その頂点に君臨するワールドトップライダー達の共通点は一つ!!
「楽しんでいる」という事
決してトライアルを利用しての金や名誉目的ではない
人知れず地獄の特訓に明け暮れいざ勝負を本気で楽しむという純粋な姿がそこには確かにあった!!
この姿がある限り、トライアルは進化し続け
それに伴い世界中全ての市場バイクにその進化のノウハウが確実に受け継がれてゆく事であろう・・・
そしてこのモンシェル様みたいなのが余裕でその贅沢バイクに跨り美味しい所だけ味わうというドス黒キモい結末に・・・笑
して最後にたまたま表彰式に見とれてしまっていたが、

実は目の前にこの日本GPのセクション設定に多大なるプレッシャーのもと御尽力された御二人が後姿でいました・・・笑
この御二方がいないととてもじゃないが成り立たない日本GP!!
右=成田 匠 氏(全日本トライアルアカデミー校長)・左=成田 亮選手(弟さんで現役全日本IASライダー)
偉大な御二方なのでとても声かけられなかったですが、心の中で大感謝いたしました!!笑
そして大会終了後、眠い目をこすりつつ無事に2200頃帰宅!!
今回の総走行距離は514Kmであった・・・

↑超きたねーメーターだぜ・・・笑
茂木は遠いが、やはり来年が再び楽しみだ!!