モンシェル流オフテク奥義書
乗車前(編)その2
オフにおけるマシン各部の基本操法2-1
<ブレーキ操法>
いざオフフィールドへ出向くにあたり
今まで必要最低限かつ重要なマシンセッティングを紹介してきたが
次にその2シリーズにおいては
そのマシンを動かす為の各部操作法の基本的事項を記述していく
して今回はその中でも最重要項目であるブレーキ操法について
オフにおけるモンシェル様流基本中の基本操作を以下動画にて
さっそくVTRスタート!(笑)
フフフ・・動画見て教習所とちゃうやん!っと思った方多数・・・(笑)
そう、舗装されたオンロードでは確かに教習所で習う急制動が1番だが
路面が非常にボコボコで不規則なグリップの連続であるオフにおいては
まずはリアタイヤをフルロックさせる事をベースとして制動する事が大原則となるのだ!
考え方としてはリアタイヤのブロックパターンを
まるで消しゴムの様に無理矢理路面に引き摺るイメージ・・・
消しゴムを紙面に擦り付け文字を消す時
軽い力で擦るより思いっきり押し付けて擦る方が当然文字も綺麗に消える!
そしてリアタイヤをロックさせる時も全く同じく
出来るだけリア加重がかかった方が当然ながらより一層制動力が利くという事である!
この原理を元に様々な悪路状況にて
瞬間的にマシンとライダーの重心位置を感じコントロールしつつ
更にはロックを離し瞬間にして強力なエンブレも使いつつ
その一瞬の制動力に実に様々な操作が繰り広げられているのである!
そしてこの制動に絶対にやってはいけないポイントが一つ存在している・・
それはフロントタイヤを絶対に「ロックさせてはいけない」という事!
その時どんなに安定した加重&リア制動力を誇ったとしても
このフロントタイヤがロックした瞬間からその他全てが崩れ去る事になるのだ!
もしエンジンパワーがかかった状態や下り坂でフロントタイヤがロックしたらどうなるか・・・
考えただけでも末恐ろしいが
もろにライダーがハンドルごと右か左へそのまま頭から滑り転ぶ事になる・・・
万が一フロントタイヤがロックしたら明らかに頭からバランスが崩れてくるので
誰でも大粒の冷汗が一瞬出る事間違いなし!
その時は瞬間フロントブレーキを離すのみしか対処法はなし!
ポンピングブレーキの練習時には特に気をつけよう!
そして次はオフ初心者の内からやると危険なのでいきなりはやめた方がいいが
何故こういうブレーキ操作をするのかの例として参考までに
以下の動画を見て頂きたい
見て分かる通りオフにおいては
ただでさえグリップ悪い路面ではいちいち教習所の急制動など
全く歯が立たないという事をまずは覚えて頂きたい(笑)
もっと簡単に言うと
滑りやすい雪道や凍ったアスファルトでリアタイヤをロックさせると余計に止まらないが
リアロックさせると地面が削れるか若しくはしっかり食いつく様な路面状況では
例え雪が降ろうともガッツリと逆にロックさせた方が遥かに制動するという事!
その他前述した
平地&登り斜面ならば強力なエンジンブレーキを活用し
リアロックと共用させる手もある!
この方法は1番強力な実戦的制動力を誇るが
マシンクラッチ内部に対して非常に高負荷がかかり
そのマシンのエンスト領域を極限まで見極める事ができる高度な能力をライダーに求められる為に
他人を巻き込む様な本当に必要とされる非常停止時以外は
まずいたずらに使わない方がマシン保護の為にもなるし
とりあえず今回は割愛致す!(笑)
↑動画を今度もし撮ったら掲載する・・・じゃそのまま御流れ~・つって(笑)