モンシェル流オフテク奥義書
<序章>
乗車前(編)その1
マシンセッティング1-7
<アクセル>
これまでブレーキ関係・ハンドル&ステップ・クラッチレバー・Fフォーク・タイヤ関係・チェーン&スプロケットと
いざオフのフィールドへ出向くに必要最低限の重要点検項目を記述したが
ここまでやってから初めてエンジン出力関係つまりアクセルを安心して操作できるというもの
まずはこの事を肝に銘じて次なるステップへと進んで頂きたい!
何故ならばオフは特に「保険関係」もあまり期待しないほうがいいからだ!
この重要な件について詳しくはまた後の心構えの記事で記述するとして
オフにおいて自分の身は自分で守るか若しくは
全ての道・行動・操作において絶対に予備の逃げ道「リカバリー」のない事はしない事
モンシェル様はマシンを触ったその瞬間から如何なる時も必ずリカバリーを判断しながら操作しておりやっせ←マジでっせこれ
①アクセルの遊び調整
このアクセルも遊びの範囲が重要項目となる!
そしてこれもモンシェル号は平均約1cmとなっている(笑)
言わばレバー・アクセル関係全て約1cmで設定してる感じ
クラッチは遊びがないと自動で半クラッチ(半分切れた状態)が入り続けて
エンジンパワーが滅多打ちにギア内につながり
マシンが最悪暴れてすっ飛ぶ事になる!
このアクセルは遊びがないと
アイドリングパワーが消され最初からアクセルが開いた状態になり
最後はレッドゾーンに飛び込み焼きつく・・・
俗に言う所の遊びを知らずに育った人間が社会についていけなくなるのと同じ事同じ結果に最後はおさまる事になる
社会を上手に泳いでいける為と思ってこの遊び調整を実施すれば見事な遊びが出来上がる事間違いなし!(笑)
まずはこの状態を基準とし↓
アクセル側のブーツを外す
そして出てきたナットで微調整する
次にキャブレター側の端末ワイヤー部のナットも調整してバランスをとる
因みにこのモンシェル号は引き側(黄色↑)、戻し側(青色↓)ワイヤー開閉式のバタフライ式なので瞬間的にアクセル開けてもパワーがしっかり付いてくる感じ
これがこの先もしアクセルに対してのパワー反応が遅れ始めたらベンチュリーピストン上部ダイヤフラム交換辺りが見積もられるのか・・・
そしてモンシェル流としてはマシン保管時には必ずまずキャブ内のガソリンを抜き
キャブ底のこの六角ボルトを緩めるとホース伝ってガソリン残量が全て抜ける
燃料ホースを外してホース内の残留燃料も抜き
燃料ホース~キャブ内までガソリンがない状態で
最後はお互いの口をこんな風にウエス等で包み完了!
これはキャブレター内フロート室内のガソリンは外部空気に終始さらされている状態であり放置すると腐れ易いため
別名「炭化水素」といわれている生ガソリンは空気に晒して1週間も放置すればすぐ分離すると思ったほうがいい
それでも生ジョッキ(別名=麦芽水素?笑)よりかなり寿命長いが・・・笑
次にいざ待ちに待ったワクワク状態でエンジン始動する時にこの状態のガソリンをあなたは喜んでシリンダー内に入れますか?
実際はそれでもほぼ100%普通に乗れるが
エンジンを少しでも長持ちさせたいのならば面倒でも車庫内にてこの作業をする癖を付ける事をお勧め致す!
②最低限の点検整備
ハイ、そしてまた以下のプロ仕様教則動画をまずパクッて頂く(笑)
しかしby monshellとあるが完全パクリじゃねえか?・・・汗笑
モンシェル号の場合はアクセル側のワイヤー2本はこの中に納まっている感じ
この2つのボルトを外して中のワイヤーの具合を点検し
アクセルがどの位置からでも手を離した瞬間に一瞬でストレスなく戻るように注油等を実施する感じですな
最後にコーヒーブレイク話として
昔まだモンシェル様がガクラン若造まっさかりの頃
当時親友の一匹の狼と近場ツーを楽しんでいた時
モンシェル様=スズキ・欄(スクーター)←親戚の姉ちゃんから一時的にパクッたヤツ(笑)
一匹の狼(親友)=XLR125←本人の親戚の家から一時的にパクッたヤツ(笑)
にて、道中の帰り途中
この本人のXLR125のアクセルワイヤーが切れてしまい緊急停止!
中を開けたら錆だらけで真っ赤状態・・・
で本人若気の至りにて「このままワイヤーごと引っ張りながら親戚の家に突っ込み離脱する!」←手袋は軍手(笑)
とこんな辺ぴな所でハーロック並の「あの黒き自由の旗宣言!」(笑)
事後心配になり後ろから付いていったがその見事なライディング技術に圧巻!
何と国道バイパスのド真ん中をその状態で普通に乗り切って見せたのであった・・・
途中横からその勇姿を見た時、メットの中でニヤリ!と微笑む表情と共に
まるでたずなを自在に操る乗馬の様にみえたのだった・・・
その時、ちょうど北斗の拳も全盛期だったので
モンシェル様はメットの中で思わず「おお~・・美しい・・」
と笑いながら(実際かなりの爆笑であったが)つぶやいた事を覚えている・・・
125ccごときじゃワイヤーを直に引っ張りつつでも十分乗れるほど軽いという
当時世のメーカー群を一蹴する程の隠された特殊?能力を彼は見事に実証し
そしてぽよよ~ん伸びきって派手に飛び出たワイヤーそのままに黙って息潜めつつ静かに親戚家の車庫に侵入
直後、番犬に思いっきり吠えられつつ速攻トンズラかました古き良き時代の1コマなのであった・・・笑
↑いやいや、やっちゃだめだって(笑)