2型糖尿病の爺 病気で ドットコム

貨幣は、貸借関係で存在します。貨幣に金や銀の裏付けはありません。
貨幣の裏付けは、供給能力です。

 

いろいろ、あるのですが、ジワリ、ジワリと感染拡大が、身の回りに迫っています。

2020年04月25日 | 日記

 恐怖に怯えて、混乱はしてはいませんが、難しいことですが、危機感を持って、冷静に考えて、自分がある程度の納得をして、行動しましょう。

 

 相手の武漢ウィルスの正体がまだ解明されてはいません。

 経済的な事情で、外出して、活動しなければならない、という人もいるでしょう。

 

 しかし、異常事態であることは、覚悟して、考え、行動しましょう。

 

 自粛をしない事業社をメディアも煽り始めましたが、国民同士で争うことは、財務省、安倍政権や、その周辺の政治的な力のある人に、有利なります。

 攻撃相手は、政府と、安倍政権とその周辺です。

 

 緊縮財政を頑固に貫く、理由もその成果にもまったくの正当性がありません。

 

 不思議な、緊縮財政を遂行する財務省。主義や主張で、人が死んでいても、頑固に、頑迷に進めることしか考えません。

 

 ユーロでは、国家としての主権がありません。通貨の発行権もなく、税収に対しての赤字額が、何%とと決められてきました。そのために、財政出動を抑えられてきました。従って、政府の関与の社会インフラ資本がドンドン減らされてきました。

 

 日本の財務省と同じ均衡財政なんです。

 均衡財政とは、日本国内に住む人の所得に掛ける税金、企業が設ける利益に掛ける税金、住民税、など諸々の税金の収入で国家予算を賄えとした理論です。

 

 しかし、日常の銀行業務を確りと観察していると、我々が使う貨幣の存在に疑問を感じてきます。そのあたりを確りと観察をしてゆくと、貨幣の存在への今までの、先入観とは違うことが解ってきます。

 

 イギリスの中央銀行のイングランド銀行が、世界的に間違った貨幣論を認識しているとして、その啓蒙活動の意味で、下のパンフレットを発行しています。

 

 

 商業銀行(日本的に言うと、市中銀行、地方銀行、信用金庫、信用組合などです)は、新規の貸出(企業の設備投資、個人の住宅ローンなどへの融資)をして、その預金通帳に印字したことで、貨幣の発行になります。と言っています。

 

 また、銀行は、貸出会社のA社に現金を貸し出しているのではなくて、銀行預金という預金を貸し出しているのです。そういっています。

 

 つまり、預金通帳に記入した時点で、銀行預金として貨幣の貸出を創造しているのです。

 

 言い換えれば、銀行預金とは、借りてのA社が出した、借用書類の決められた書類の審査で合格すると、A社の預金通帳に金額を記帳することで、貨幣を創造しているのだ。と言っているのです。

 

 ここが、過去の先入観で、私たちの銀行に預けてある、銀行預金から貸し出し(又貸し行為)をしているのだ、と思い込んでいました。

 

 そうではないのです。銀行は返済ができるA社との認識を得たら、預金通帳に、例えば、100憶円を貸し出します。ここに貨幣の創造が存在するのです。

 

 そうしたわけで、理論的には、銀行は無限に貸し出しができることになります。しかし、そうしてしまうと、市場に貨幣が充満します。激しいインフレになりますので、中央銀行などで、法的な制限を加えています。

 

 さて、銀行から貸し出された、A社の銀行預金は、設備投資に使われます。まずは、工場をつくるために、土地の取得をします。土地の所有者に代金を支払います。所有者の銀行が、三井住友銀行だとします。A社が融資をうけたのが、三菱UFJだとします。

 

 A社は、三菱UFJの預金口座の100憶円の中から、土地代金の20億円を三井住友銀行に振込みます。

 

 三井住友銀行は、入金された20憶円の振り込みをしてきたのが、三菱UFJから振り込まれたして、三菱UFJに決済を迫ります。

 

 三菱UFJは、自行が持つ、日本銀行の当座預金から、三井住友銀行の日銀の当座預金口座に20憶円を振り込みます。これで決済は完了します。デジタル数字のやり取りです。

 

 また、A社は、工場建設、内部の工場設備、工場の製品を運びだして、製品が売れた別の会社への運送業務をする、トラックなどの購入をして、物流センターを造ります。

 

 こうした費用は、銀行預金として貸し出された銀行預金を振り込んで支払いをしていきます。従業員の給与の支払いにも、振り込みで、銀行預金という貨幣を振り込み、銀行同士が、日本銀行の当座預金で決済をしていきます。

 

 そして、A社は、業務を進めて、利益を得て、200憶円の負債を徐々に返済をしてゆきます。返済が完了した時点で、この銀行預金として貸し出された貨幣は消えてなくなります。

 

 しかし、A社は、200憶円で、工場建設、トラックの購入。そのための色々な支払いをしてきました。それぞれの会社で、使った費用も、従業員の給与も支払いました。それぞれのところで、所得が発生しました。200億円は、100倍くらいの所得を色々なところで生んで、A社の負債の返却で、負債としての、200憶円とその利子は消滅してゆきます。 

 

 これが、貨幣の実際に起きている使われ方で、現実の事実として行われているお金のながれです。

 

 言い換えれば、A社が借りた負債は、それぞれのところで、債務と債権として帳簿に記入されて、お金の所在が示されます。

 

 そして、そうしたお金の動きから、A社だけが、上げた利益で、200億円と利子が返済されて、銀行預金の200憶円は消滅します。

 

 何べんも言うようですが、しかし、A社からの諸々の支払いで、工場建設用に買った工事業社の重機が資産として残ります。生コンようの運搬車両を増やした生コン会社にも、車両という資産が残りました。

 給与として支給された所得で、従業員が、ローンで乗用車を買いました。いろいろなところで、資産や消費としての経済活動がおこったのです。

 紙幣は、その裏付けに、金や銀は存在していませんでした。こうした貨幣の状態を信用貨幣論と言うそ

 財務省が主張している、国債は国の借金だとして、返済しないと財政破綻するとした言い方は、間違いであることは、知っている財務省の人達。

 

 しかし、戻れない自縛の状態。この自縛から、解放してやりたいのですが、間違いを意識しないのです。聞かないのです。直視しないのです。

 

 安倍政権を守った佐川という財務省の官僚。全てが嘘であることを知りながら、安倍総理を守った根性、あの調子で、事実や真実に関係なく、噓を突き続ける安倍総理とその周辺、官僚たちなのです。

 

 基本に、国民が皆、経済的に恵まれて、格差の無い社会を嫌う思考が存在します。権力者が豊かであり、一般民は清貧という言葉で、身分の格差を求める不思議が存在します。

 

 安倍総理は、日本の国立大学へは合格しませんでした。その実力から、早稲田,慶応も受からない可能性から、アメリカに留学します。世界の金持ちや政府高官などの子弟で、優秀ではない子供を預かってくれる大学が存在します。

 

 アメリカ留学ですから、多少の英語ができそうですが、すべてが、官僚の作文を読んでいます。そうした劣等感からか、かなり負けず嫌いのようで、国会討論を逃げだして、外交だと歩きまわって、援助としてお金をばらまいて、いい顔をしてきました。

 

 自衛隊関連の国会の答弁で、私が最高指揮官である。との声を張り、意味不明な答弁が出てきたりしました。

 

 今回の武漢ウィルス問題でも、自分の意見も、現実の状態の把握もできていないようで、慌てて、側近の言いなりになり、全校休校を宣言したり、財政出動の段になると、財務省の事務次官の顔で浮かんでくるのか、金は出さない。とした原則から出られない状態です。モリカケ問題よりも大きなスキャンダルが露わになることを恐れているのでしょう。

 

 

 うえのグラフは前にも出しました。 rとgとの所得は、常に権力者は開こうとしています。r>gの不等式が永遠に続くのです。

 こうした、資本主義は、悪とした、共産主義や、社会主義で、国家を創った、ソビエト、中国などがありました。欲望をエネルギーの元として、経済を動かすと、格差が拡大して、支配者という資本家が創られて、奴隷のような状態の非支配者が生まれる。

 この現状は、ヨーロッパで起きた、産業革命の様子から、富める者、極貧になる者の存在が顕著になり、マルクスなどの経済を研究するグループが、資本論を書き上げました。

 しかし、共産主義国、共産党という政党の独裁になります。人間の欲望は、どんな状況でも、大きく膨らんで、共産主義の名をかりた個人的な欲望の達成が主体化して、個人崇拝と利益の最大化のために、一般民をどう操るかに終始してしまいます。人間という生物という習性から逃げ出すことはできません。

 大きな政府の官僚たちは、低い報酬に対して、賄賂という収入を得ることが当たり前になり、社会が崩壊へと進み、それを武力で統制することで、民衆と支配者の乖離はますます進み、崩壊へとつながりました。

 支配者が大儲けをして、一般大衆は貧しく暮らし、支配者のために働き、その利益は支配者に渡せ。

 ピケティは、こうした状態を、大変な苦労をして、情報を収集して、グラフ化したそうです。血反吐(チヘド)を吐く思いで集めた統計データーだそうです。

 そのグラフによると、赤い上下の楕円でかこってある部分があります。日本では、高度経済成長の時代で、中間層が増えた時代です。中間層は得た所得を消費に使いました。所謂、西側世界です。ドイツが東西に分かれていたので、西ドイツを自由主義、として、東ドイツとの対比で、東西という言い方で、世界が対立していたのです。

 一般の人も、車が買えて、洗濯機も買えて、地域により、エアーコンも家に取り付けられて、諸々の物品の買え変えで、消費して捨てる、ある意味では悪い循環がおきて、ゴミ問題と、環境汚染がおきました。

 しかし、人手不足の状態で、資本家の望みで、安い労働力の移民を入れる方法を採り始めます。ヨーロッパ諸国は、植民地の奴隷などの存在を忘れてはいませんでした。これによって、ヨーロッパもアメリカも所得が減った一般大衆の消費が減り、徐徐に経済は停滞へ迎えました。

 続く。